父が亡くなり、約1年半後に、母が有料老人ホームに入居。
 
親が住んでいた公団賃貸の団地を引き払って、2ヶ月ちょっと経ちました。
しばらく、母の施設生活を見守りたかったし。
最後にもう一度、藤沢市内で漢検1級を受験しておきたかったのです。
 
そもそも、「漢検を受けるなんて…もの好き滝汗」と、密かに小馬鹿にしていたくせに(どうもすみません)。
 
コロナの引きこもり生活で、ヒマ。
父の介護(当時)絡みで、母から「助けて」コールが来るのに備えて遠出ができず、ヒマ。
 
そんなきっかけで、軽い気持ちで始めたのに、今ではどっぷり「漢検の虜」なのだわゲッソリ
 
10月からは札幌で受けるつもりですけれど…。
今回の結果次第では、もうやめようかと思っています。
生活も変わるんだしね。
新しいことを始めるのと同時に、諦めることも必要かな、と。
 
さて、上に引用した過去の投稿に書いたように、散歩の折々に旧実家の近くを通り、「変化」を観察してきました。
 
 
退去から、約2週間後。
 
 
工事する旨のお知らせが貼られていました。
 
 
郵便ポストには、「郵便物等投函禁止」のシール?がベッタリと。
 
 
インターホンが取り外されて、配線がむき出しになっている。
 
 
「石綿含有」などなど、よく読むと物騒なことが記載されている滝汗
こんなところに何十年も住んでいて、大丈夫だったんだろうか?とか、思わないでもない…。
 
 
 
約一ヶ月後。大型連休の間の平日。
 
 
窓が開け放たれ、何やら作業が進行している気配。
 
 
誰か(不明)が窓に貼った目隠し的なシール?的なもの?は、まだそのまま。
査定のときのペナルティポイントになることは承知していたが、べったり張り付いていて、何かしらノウハウを活用しないとガラスを傷つけてしまうと思って、そのままにしたのだ。
 
我々も何度か賃貸住宅に住んだが、退去時にペナルティになりそうなことは、極力避けてきた。
ところが我が実家はまあ〜、やりまくりだったわね滝汗
「ここを、出ていく」ことなんか、考えなかったんだろうねえ。賃貸なのに。
 
 
その数日後。
大型連休後半の休日。
 
 
少しきれいになった印象の室内に、何かが運び込まれているのが見える。
 
 
窓は、そのままだけどね〜。
 
 
父の出身地であり、ワタシの独身時代の本籍地でもあった岡山県へ。
藤沢発最後の旅。
…が終わって、さすがに旧実家の様子も変わっただろうと。
 
あと7日で、退去から丸2ヶ月の日。
 
 
インターホンは取り付けられ、石綿含有がどうしたこうしたという物騒な紙は除去されていたが、外から見る限り、その他の変化無し。
 
 
退去から2ヶ月経過して、数日後。
6月に入ってしまった。
 
 
「目隠し」的なもので、室内が隠されている。
 
 
ベランダ側も同様。
窓も、きれいになっている。
 
次の入居者が住む準備が終わったんだな、と。
 
 
「郵便物等投函禁止」が剥がされていた。
ひょっとしたら、すでに、次の入居者は決まっているのかもしれない。
 
 
ストーカーみたいに、旧実家のまわりをウロウロして、写真を撮るのは、これでおしまい。
 
 
どこかへ行くときの「近道」であれば、この近くを通ることはあるかもしれないが。
 
旧実家の様子を見るために、わざわざ遠回りをすることは、もう、ない。
 
 
さようなら。
あと少しで、この「故郷」とも本当にお別れです。