へえ、株と似ているなあ、と思ったのです。
昨年から何かともてはやされている新NISAは、違います。
売却益にも配当にも税金がかからない、おトク!というのがウリ。
しかし、配当はともかく、売却益が非課税というのは注意が必要だと思います。
なぜなら、売却して「益」が出た場合はいいですが、「損」が出た場合は「ただ損なだけ」だからです。
上述の「競馬で得た利益」と同様に、株の売買も「利益」が出たら課税されるが、損した場合はどっちにしても課税されない。
NISAじゃない口座で売買した場合は、年度内の、ほかの「利益が出た売却」と相殺して、なんなら非課税にできる。
さらに、赤字の場合は翌年以降に持ち越すこともできる。数年単位で、相殺することも可能。
NISAだと、これらはできません。
ワタシの友人には、「ほぼ、売らない。買ったら、ずっと持っている」という主義の人が複数います。
※といっても、そもそも「投資をしている友人」というのがそんなにいないのだが。
投資金額が元本割れしようがなんだろうが、気にしないで平穏に暮らしているようです。
こういう人は、NISAに向いているでしょう。
また、配当が非課税というのに惹かれてNISAにで購入した場合、無配に転落したらそれこそ目も当てられません。
無配に転落するときは、たいてい業績もよろしくなくて、株価も落ちているでしょうから。
二重、三重に、カナシイ思いをします。
ましてや今は、全体的に株価が高い。
初心者が参入するには最悪のタイミングだと考えています。
ここからどんどん右肩上がり?
かもしれませんね。
でも、10年、20年と連続して右肩上がりということは、ないと思います。
投資に伴うリスクを十分に考慮せず、気楽にNISAを始めた人が泣きをみないといいけどな、と願っています。
ところでワタシは、年末に北海道へ向かう直前に、若い友人たちと「忘年会」をしました。
そのときに、「宝くじの当選金は非課税」という話題が出ました。
年末でしたからね〜。
宝くじの当せん金は非課税と法律で定められている
https://www.orixbank.co.jp/column/article/232/
↑この説明を読むと、「用途によっては課税される」とあります。
読んでみると、「贈与税」とか「クルマや住宅を取得したときにかかる税金」といった「…そりゃそうだろ!」なものが挙げられています。
友人知人と一緒にまとめ買いした宝くじが高額当選した場合は、「贈与税」とみなされないように、みんなで一緒に受け取りに行くのがいいそうです。
そうか、宝くじは税金がかからないのか。
だからみんな買ってるの?
【追記】
「宝くじは税金がかからない」は、厳密には不正確。
「買った時点で税金分がとられているから、二重課税を避けるために、当たったあとは課税されない」
…という理屈らしいです。
競馬初心者のワタシ。
一生に一度くらい、納税を心配するほどの馬券を当ててみたいものですねえ