瀋陽の『故宮』に行って来ました

車で近くまで行き 駐車場から歩きます

途中 参道入口で
「大きな荷物は預ける様に」と言われますが
土産物屋に預けると
荷物1つ40元とか50元とられます
入場券売り場のある
入口に無料で荷物を預けられるので
そこは無視して進んでください

故宮の入り口・・・と思いきや
ヌルハチが政治を行った故宮右側の門

かなり立派でこちらが正門かと思える
皇帝ホンタイジの陰で
ずっと皇帝になりたかったヌルハチが
それを隠しながら睡蓮の政を行った現れともいえそう

故宮には そんなヌルハチの思いが
色々な場所で見られるそうです
こちらが正門


左側にチケット売り場
右側に荷物を無料で預けれる所

荷物を無料で預けれる所の中は
こんな感じ

預けると番号札が貰え
帰りに受け取ります
チケットを購入

こちらは地下鉄のカードみたい
入口で回収されます
中に入ってすぐ右側に
故宮の全体模型があります

北京の故宮に憧れて作っているらしく
北京の故宮の12分の1で作られているとか
違いを強調するために
黄色の屋根には全て緑の縁取りがされており
『皇帝になるわけでは無い』との証としていたらしい
門や建物に掲げられた文字は
右側が漢字 左側が満州語

中に入るとこんな感じ

丁度修復工事中
屋根の下にいる龍

龍の尾は見えなくなっている
これは『末が見えない』という事にかけ
『いつまでも続く』と言う意味を表しているんだとか
屋根の上の動物は架空の動物

北陵と同じように 守り神だそうです
この建物は皇帝ホンタイジが客と会っていた場所だとか
政治は主にヌルハチが行っていたそうで
部族を統一するには強い武力 兵が必要
ヌルハチはモンゴル族にギフトを贈るなどして
武力協力を求め その見返りに
皇帝ホンタイジは血筋として跡取りを残すため
モンゴル族の妃を5人迎えたそうです
こちらが妃たちの住むエリア入口

階段は全て24段
24節句を表しているそうです

右手の低い塀の所が花壇となっていて
瀋陽で一番きれいな花壇だったとか
皇帝と妃の為に
丹念に育てられた花が咲いていたそうです
正面が正皇后の家

この両脇に 2軒ずつ建物があり
2~5番妃の家
妃の位は屋根の高さであらわされており
2番3番妃の家の屋根が
4番5番妃の家より高くなっていました
ホンタイジが一番寵愛した妃は2番妃
室内には窯が1つ余分にあったり

部屋の内装が高価だったりする
中央のゆりかごは
モンゴル族の物
子供を野生の動物から守るため
高い木に吊るしていたとか
妃たちの各部屋には皇帝の寝る寝室があり
皇帝だけの寝室は無かったようです
5番目の妃が北京で皇太后になれた人
男児を生み大きくなるまで育てられたからだとか
正室は女の子しか生まれず
2番妃は男の子を出産したが
幼いころに亡くなってしまい
他の妃は子供が無く
5番目の妃が幸運を掴んだんだとか
妃たちの住いの裏には
この故宮唯一の煙突

煙突は12段
コレに偶然の歴史の一致があるとか
清朝皇帝の数が12の皇帝で一致
煙突の一番上には
なぜかレンガが3つ並んでおり
最後の皇帝
溥儀が皇帝に3才で即位したのち
辛亥革命の為
3年で退位した3で一致らしい
清朝皇帝がこの煙突に左右されるとわかっていたなら
もっと高い煙突を建てただろうと
ガイドさんは笑っていました
煙突から更に奥に
降りる階段があり

そこは兵士の宿舎だったり
庭園があったり


その右側に抜けていくと
ヌルハチが政を行ったエリア

中央正面に見えるのがこちら
ヌルハチの思いを込めた政治を行った建物

建物は8角形で8つの部族を表し
屋根には鎖を引っ張るようなモチーフ
これは 8つの部族が1つになって支えていると言って
モンゴル族を納得させ 政治を行っていた名残だとか
建物の中は大変豪華で
ヌルハチの皇帝への憧れが
ここでも感じ取れました
両脇に建てられた建物は

皇帝の兄弟や 各部族の代表など
重鎮んが相談をしたり
政務を行ったりした所と言われているが
実際には 殺伐とした感じはなく
一緒にお茶を飲んで話をしていた場所だとか
いわれているらしい
今回の故宮はここまで
場所や荷物の置き場などを参考ししてください
中国の歴史に疎い私が
ガイドさんの話を聞いて
たまたま覚えていた事を書いているので
歴史的解釈や内容については
誤りがあると思われます
ご了承ください