中国茶 ~趣味高級班 黒茶 ~ | COCOの窓から見る景色☆在中国天津

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初めての海外生活がなんと中国の天津
詳しい生活情報が少なくて 自分の体験を書き始めて早5年 
類似の名前やブログが増えたのに驚きながら
日々変化してゆく今の中国を体験を通して紹介しています



中国茶 趣味高級クラスに参加してきました

今回 最初のお茶はこちらこれ↓

黒茶 

黒茶はもともと粗い茶葉が多く保存しやすいため
モンゴルやチベットでよく飲まれていたそうです。

黒茶はフッ素を取り除いてしまう?ため
毎日飲みすぎると カルシウムが不足し
骨が弱くなるため注意が必要だとか。

モンゴルやチベットでは 昔から牛やヤギの乳で
塩を入れるなどして黒茶をいれていたそうです。


黒茶(生茶)の加工工程は

鲜叶(新鮮な茶葉を摘む)

↓
杀青
葉の緑素を壊し暗い緑から 黄茶色に変化)

↓
揉捻
(茶葉を揉む)

↓
渥堆
(高温多湿の場所で発酵させる)

↓
干燥
(乾燥させる)


で 黒茶の特徴は渥堆』

渥堆とは高温多湿の部屋で茶葉を山上にし

数か月かけて発酵させる事。

発酵は黒茶の品質を決める重要な工程


茶葉を蒸しながらレンガ型などに入れ
固める時に高温多湿の条件から
黄色の微生物が出来るそうです。
これが
『发花』と呼ばれる物


発酵を中国語で『发酵』と書き
『发花』微生物が白く花のように見える物
で品質のランクが分かれます。


一番良い物は『金花』
栄養価が高く体に大変良いため貴重だそうです。



黒茶と聞くと普洱茶を思い浮かべますが
普洱の産地は雲南省だけ

ちなみに 黒茶の産地とお茶は
四川省・・・
砖茶
雲南省・・・普洱茶
湖南省・・・
茯砖茶
湖北省・・・千两茶
広西省・・・六堡茶


今回は茯砖茶つまり湖南省?と思いますが
茯は蒸し暑い時期に生産され発酵
砖茶とは レンガのように押し固めたお茶の意

表の紙を見てみると
『泾阳』と有ります

泾阳は市で陕西省。

でも 陕西省(センセイ省)には茶葉は無い
なぜ?


陕西省泾阳市『水』が有名なんだそうです。

ここの水はアルカリ性が強いらしく
黒茶の工程である
渥堆の時に 名水で茶を煮だし
その煮だした茶をかけながら蒸し
型にはめて固める事で
『金花』ができやすく 
美味しい茯砖茶が出来るそうです。



再度紹介しますと

今回のお茶は


陕西省泾阳市の茯砖茶


2013年
物で質の良いお茶だそうです。


紫砂急須で入れて頂きました


茶葉今回茶葉は10g
湯の温度は高く100度
茶葉は一度目は湯を入れ
葉に行き渡らせ湯を捨てます。

次に湯を入れ
入れる時間は短く
そして杯に入れます。


薄めに入れても
やはり黒茶独特のカビ臭さや渋みがあり

普洱茶に似た味と香りでした。



次は同じ茯砖茶の古い物
2009年


茶葉茶葉は9g~10g
湯の温度は100度
同じように1回目は湯を入れ葉に行き渡らせ
湯を捨てる


次に湯を入れ
時間は短め



独特の松と灰の様な香

ちょっと化粧品の様な香もしました(笑)


黒茶は苦手な人も多いと思いますが

飲みなれると癖になるかも・・・


茯砖茶の効能は

コレステロールを取り除き
消化を助け 肝臓に良い
食べ過ぎや飲み過ぎ時に飲まれ
胃を温め 利尿作用があり
下痢や腹痛にも良いそうです。

良薬は口に苦し・・・ですかね~


今回はここまで 続きはまた明日~しろくま