短大の幼児教育科に入学したのはいいけれど、ピアノを全くやったことなくて、短大の授業で曲が合格しないから、ピアノの試験が受けられなくて困っているからお願いします。と泣きついて来られた生徒さん。
久しぶりに連絡をくれて、今日レッスンにやってきた。
もうすっかり立派な保育士さん
姿を見るだけでもうれしかったけれど、難しい曲は自分なりにアレンジをして何とかしのいでいると聞いて、本当にうれしかった。
そしてピアノを聞くとうまくなってる。
やっぱりそう。
うちの教室から巣立った保育士さんはいつもそう
今日のレッスンは、保育園の発表会の曲「手のひらを太陽に」を楽譜通りに弾くと、盛り上がりにかけるのでどうしたらよいかという相談。
楽譜を見ると確かにそう。現場を考えてもっと弾きやすくていい音を選べないかな、と思った。
彼女の弾きなれた伴奏形を生かしながら、これはどう？これはこの方がいいよね。などと相談しながらアレンジしていく。
何とか時間内にまとまった。ふう。
もう終わろうと思ったら
「先生、もう一つ…。」
「えっ？」
「劇の効果音なんですけど…。」
『けんけんぱ』をして登場する園児のためのものということ。
けんけんぱのリズムを確認して即興で弾いてみたら、
「それ、いいです！それでやってみます！」と
あっさり気に入られてしまった
あー楽し…。
アレンジや即興で、彼女とこんなふうにレッスンする日が来るなんて夢にも思わなかった。
巣立ってから自分でやれていて、上手になっているというのは、ほんまもんだと思うから本当にうれしかった
ここまでできるようになっていれば、どんどん広げていけるから
また、アイデア仕入れにおいでね(^_-)-☆
待ってるよー
