うたの合わせ | ほんわか庵 ピアノ教室♪

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今日は、11月24日の秋のホームコンサートに向けての
うたの合わせでした。 

ソプラノのYさんがこの日のために選んでくださったのは

畑中良輔作曲 「八木重吉による五つの歌」


八木重吉は1898年生まれ。結核のため29才で早世。

短い詩が多いのが特徴で10行を超えるものはたった2つ。
一行詩もある。

クリスチャンであった重吉は、自分の詩は必ずひとつひとつ十字架を
背負っていると言っていたようで、詩をつくることさえ罪悪と感じたが、

「詩をつくることをすててしまうなら、あまりにすきだらけの
うつろすぎる世界だもの。」
「歯をくいしばって泣くまいとしてうたをうたふ。」


と詩をつくり続けました。

五つのうたのなかから1つご紹介しますニコニコ




秋になると
ふとしたことまでうれしくなる
そこいらを歩るきながら
うっかり路をまちがへてきづいた時なぞ
なんだか ころころうれしくなる



心に染み入る詩がたくさんあって心震えるのですが、
これは心から楽しい気分になってきますドキドキ


この曲は(詩も)今回の共演で初めて知ったのですが、
まだまだ、多くの日本の作曲家による素晴らしいうたが
たくさんあることと思います。

日本人ならではの感性による作品は
本来自分の中にある何かを、呼び覚ましてくれるような
気持ちにさせられます。



こういった母国の作品を大切にし、
もっともっと、演奏していくべきと今日も強く思いました。



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