とび抜けて顔の青いようこ(3) | 喜劇 眼の前旅館

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短歌のブログ

旅の日は頭痛持ちばかりの主婦たちがいっぱしの音頭歌手をかかえて


ホテル・マッシュルームよりかつて抜け落ちた廊下は蔭に尾のように振る


くちぐちに好きに繁らす麦のうちにとび抜けて顔の青いようこ


水曜日、姉のくすりをぼくたちは分けあったことまでは一致している


個人映画と個人タクシーむすびつくひかりを未明の崖に合わせて