書かなくてはいけない時期。だから世界がぴかぴかして見える汁をしばらく脳から絶やせない。
それには映画を見続けることが、できることの中で一番効果的だと思う。昨日は鈴木清順「春婦伝」、ルイ・マル「ビバ!マリア」、エリック・ロメール「獅子座」今日はジム・ジャームッシュ「コーヒー&シガレッツ」、ポール・ヴァーホーヴェン「グレート・ウォリアーズ 欲望の剣」。
「グレート・ウォリアーズ 欲望の剣」(1985)は真性の変態映画でありながら(あるいは、であるがゆえに)生命への愛にあふれた何だかものすごい傑作。「獅子座」(1959)はぱっくり口のあいた靴をひもで縛って履き続ける無一文の男(働かない)が非常に身につまされた。私も“獅子座”であるどころか、この男と誕生日が同じ日(八月二日)だったし…。