走らない車だと気づく | 喜劇 眼の前旅館

喜劇 眼の前旅館

短歌のブログ

いま何か大事な夢を見てた気がするのだが思い出せない。私は夢をひとつのストーリーとして憶えていることが皆無といっていいくらいないが、それはストーリーのはっきりしない散漫な夢ばかり見るからなのか、生来の記憶力の悪さがここにも出てるということなのか、どっちなのだろう。
二つは同じことのような気もする。夢というのはそもそも自分の脳が作り出すのだから、私は出来事をストーリー化して把握するのが苦手な頭であり、だから記憶力が悪いのでもあるし、またストーリーにならない散漫な夢も見るのだろう。そして私が小説でいわゆるストーリーが書けないことにもそれは繋がってくるし、短歌で構成のある連作がつくれないことも同じところから来てると思う。かといってひたすら細部に淫するタイプではなく、変に全体を把握しようとする癖があるのが厄介だ。