実録・校内滝めぐり (5) | 喜劇 眼の前旅館

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短歌のブログ


ターミナル越しに夕日のいくつかは顔をゆがめて笑わせるのだ


バスと枝道がカメラの中にあるひどい嘘つきと別れたあとに


ほの寒いセーラー服の入り口で泣き叫ぶ誰かと行きちがう


あばら浮く学生服の団体の挨拶はひきつづき小窓から


屋上を果てまで知ると繋いでる手にこめてくるちからうれしい