実録・校内滝めぐり (6)屋上が滝なす手摺りしがみつきそれなのにまばたきの音がする拍手のなか滝があなたの書きすぎた手紙洗ってくれるのを見たぼくたちが文字のかわりに文字盤にならぶ時代がきっといつかね体育館よりも小さな月をもつ惑星がこの町を通過する朝露をすべらせていく屋根 胸に侏儒のつけた踊るあしあと