歯磨きの後はしっかり口をゆすぎましょう! | 遠山敏成オフィシャルブログ「アゴたん革命」Powered by Ameba

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世の中には歯科に関する様々な情報が、テレビや雑誌などで多く紹介されています。

しかしそれらの中には、少し疑問を感じてしまう様な情報も多くあります。

ごく小さな部分をとらえて、さもそれが全ての事であるかの様に見た人に印象を与えてしまう。
(´_`。)

それは、歯科医師が新しい事を言って自分をアピールしたいという事実もありますが、面白い番組や記事を紹介するために、メディア側が大袈裟に紹介したりしている場合もあります。

今回はそんな数ある情報から、私自身が疑問に思う一つを紹介します。


あるテレビでやっていた「間違った歯のケア」をしていませんか?的な企画。

その中で、「歯磨き粉には、薬効成分や虫歯予防のフッ素などが入っているから、口をゆすぐ時は唾液を出して、一回ゆすぐだけで良い。」と…?

(x_x;)

そもそも歯磨きは何のためにするのでしょう?

虫歯や歯周病は口腔内細菌によって引き起こされます。

その細菌が繁殖するための食べかす(プラーク:歯垢)やそれらに付着している細菌を歯から引き剥がす。

それが歯磨きです。(^^)

しかし、歯磨きをしたからと言って細菌が死滅した訳ではありません!

と言うことは、その折角歯から引き剥がした汚れが口のなかに残っていれば、またすぐに元の状況になります。

ですから口をゆすいで口腔外に吐き出す!

これは歯磨きの当たり前の常識ですね!

口のなかに残らないように、入念にゆすぐ事が、一生懸命歯磨きを行った事を無駄にしないことです!
(歯磨きを正確にする事が第一条件ですが)

しかしながら、「口をゆすぐのは一回だけ?」
ヽ(;´Д`)ノ

確かに歯磨き粉の中には、有効な成分が入っていますが「本末転倒!!」

一番重要な事を見失ってる!!

そんなにその成分を口のなかに残したければ、一度しっかり歯磨きをして、よーくゆすいで全て口の中から吐き出して、綺麗になったら、もう一度その成分を含むものを塗れば良いのです!

この話を初めて聞いた時は正直ぎょっとしました。

「新しい歯磨き後の習慣」とか言って、テレビで歯科医師により紹介されて、間違った知識を植え付けられてしまった人の多いこと!

そして何で私がこんな話をするかと言うと、私は自分自身で(衛生士さんではなく)患者様のクリーニングをします。

その患者様が一回だけ簡単に「くちゅくちゅ、ペッ。」として、その後にフッ素を塗るために、もう一度椅子を倒して口の中を見ると、必ず除去したプラークが歯磨材と絡んで歯間に残っているんです!

そう言った状況を自分の目で見ているので、強く感じてしまいます。

当院の患者様には丁寧にご説明させて頂きました。
(´∀`)

皆さんも、一度歯磨きをしてその後にフッ素なりを塗ると良いと思います!

面倒くさいかも知れませんが、自分のためですから頑張りましょう!