さて、ことと場合によっては、「FXでFIREなんてギャンブルの収益で生活するみたいなことは思いとどまった方がよいのでは?」と忠告するつもりで、FXでFIREさんと飲んだ2023年の8月に話は戻ります。

 

 FXでFIREさんの説明は、「メキシコペソで、スワップ狙いを中心に取引すれば、ほぼ必ず儲かる!」というもので、ビール片手に、過去のFX証券会社の損益レポートとペソ円のチャートを実際に使いながら説明されて、なぜか段々その気になり、二軒目まで行ったうえで、自分でもFXをすることになりました。

 

 ただ、そうは言っても、いきなり専業での取引は怖かったので、投資信託や米国株式など自分の通常の投資で使っている楽天証券のFXとSBI証券の関連会社のSBIFXトレードに口座を開設しました。

 もちろん、専業と比較したら、この2社はスプレッドもスワップも余りよくない(特に楽天)のは分かっていたのですが、どうせ慣れるまでの短期の実験と割り切って、安心感を重視して、この2社ではじめました。

 口座の開設自体は、既に通常の証券口座を持っているうえに、マイナンバーも持っていたのでスムーズでした。

 ただ、すぐにその月の間に専業のLIGHT FXも追加したのですが・・・。

 

 結果は、既に2023年の振り返りに書いた通りです。

2023年8月 売買損益¥203,475 スワップ¥44,245 計¥247,720

   含み込み¥-107,626

 

 実現損益では、利益が出てますが、スワップ狙いで作ったポジションで大きな含み損を抱えて、トータルでは赤字となってしまいました。

 

 ただし、これは想定の通りです。

 というのも、まずは師匠の教えに従い、裁量取引については、LIGHT FX、楽天FX、SBIFXトレードでメキシコペソのスワップ狙いを基本としながら、ついでに売買益を狙う一方で、さらに、いろいろ試してみるという観点から、システムトレードについては、みんなのシストレの試験運用をしてみました。

 

 その結果、実現損益だけでも利益が簡単に出ることに、むしろ、ちょっと驚きました。

 以下は、そのうちのLIGHTFX社の実現損益レポートです。

 今見ると、一日の損益がとっても可愛いですね。

 ちなみにほとんどの日の利益は、師匠の教えに従ってメキシコペソの買いポジションについたスワップポイントです。

 LIGHT FXのスワップだけで、35,151円は悪くないでしょう。

 例外的に大きな利益が出ている8月29日は、気まぐれに絶対ないだろうという範囲でトルコリラをIFDしてたら、何故か新規約定・裁定してしまったパターンで、後から考えると、このまぐれの成功体験が後を引きました。

 

 次に、含み損について分析すると、ほぼ最終日の8月31日だけで全ての評価損(約25万円の実現損益を相殺し、さらにマイナス10万円の含み損を発生させる約35万円)が発生しています。

 これは、8月31日にメキシコペソがまだまだ上に伸びそうだし、スワップも稼げるしで、裁量取引のLIGHT FXでほぼその日の最高値でメキシコペソの買いポジションを積み上げてしまい、さらにその裏で自動取引の試験運用をしていたみんなのシストレでもめちゃくちゃメキシコペソを最高値で買っていて、市場が終了したら、想定外に含み損が膨れてしまったのが原因です。

 まぬけなミスですが、致命傷ではないし、良い勉強になった。(と、すげぇ強がって自分に言い聞かせました。)