古寺巡礼の旅 神護寺
今朝のNHKニュースでは、紅葉が美しい神護寺から中継していましたね。旅の2日目のトップは神護寺でした。階段がきついのは知っていましたので、ここからスタートするのは必然だったのです。
大師堂(重文)
京都市内の寺院の中で、標高が高い位置にある神護寺を選んだのは、紅葉が綺麗だからではありません。6月放送のBSの番組で知ったのですが、11月1日~7日まで大師堂内で特別公開されている板彫弘法大師像(重文)を拝観するためだったのです。
板彫りの弘法大師像は大変貴重なものでして、多分、神護寺にしかないような気がします。今年の特別公開は終わりましたが、HPをチェックして来年にでも拝観されては如何でしょうか。TV画面で観ただけでも感動しましたので、本物には何とも言えない感動を覚えました。
金堂
「真言礼賛~お寺巡り~」より拝借
中央に本尊の薬師如来立像(国宝)、脇侍を務める日光菩薩(右)、月光菩薩(左)、ともに重文、十二神将立像、左右端に四天王立像を安置しています。
金堂内には、空海さんが密教の入門儀式である結縁灌頂を行った際のメモ(灌頂暦名)が展示されています。本物ではなく写しです。結縁者の筆頭に最澄の名が記されています。空海さんが急いで書いたものとみられ、訂正した部分が数ヶ所みられます。まぁ、メモですからね~
多宝塔・五大虚空蔵菩薩像(国宝)
五大虚空蔵菩薩像は、金剛界の五智如来が菩薩に姿を変えたものだそうです。(例)大日如来➡法界虚空蔵菩薩
話が前後します。高雄観光ホテルさんのアクセス図を使用させていただきますが、ホテル手前を流れる清滝川に架かる橋を渡ると神護寺への参道です。
参道入口の左にみえる建物が高雄観光ホテルです。まずは、きつい参道を昇る前に「冷たい物でも飲みましょう~」となり、ホテル手前の喫茶店に入ることにしました。その前におトイレです。
ホテル建物の外にあるトイレに入りました。男女ともに清掃中でしたが、女子トイレの方が先にお掃除終了となりました。同行者のSさんが、「見て見て~トイレの天井にこんな絵が書いてあるわよ!」。
それが上図になります。ということは~男子トイレを清掃中の方にお尋ねしてみました。
「あのう、女子トイレの天井に『星の図形と織姫』が書かれていますが、そちらはもしかして、彦星と書かれていますか?」
「ちょっとお待ちください・・・星の図形はなく、わし座とだけ書かれていますね~」
夏至から七夕までは特別な期間(2017/6/25)より
わし座・・・確かに彦星です。
5月に訪れました大阪府交野市にあります機物神社、星田妙見宮ならいざ知らず、神護寺は七夕に関係あるんですかね~
金堂に安置されている薬師如来立像の脇侍は日光菩薩と月光菩薩でした。日、月、星・・・ホイホイホイ? ではでは~
(過去記事)