築地の水神様、鳥居撤去 強風で作業は度々中断(7/4 田中龍作氏)

築地の守り神として信仰を集める「魚河岸水神社(スイジン様)の鳥居がきょう撤去された。神をも畏れぬ移転推進派の凶行である。撤去作業は人目につかぬよう、休市の水曜日に こっそりと 行われた。(中略)

 

 

午前8時をわずかに回った頃、築地に着くと撤去の準備作業がすでに始まっていた。ロープの掛りをよくするために、工事作業員がノミなどを使って鳥居に傷を入れた。

 

 

8時43分、作業員が『水神』の神額を鳥居にくくりつけていた番線(太目の針金)を大型ペンチで切断した。神額は おもむろに 鳥居から外された。脚立に乗った作業員の体は、小刻みに震えているように見えた。神額は「移転する、しない」で揉めていた頃、何度か落ちたことがあるという

 

 

氷の交換のため休日出勤してきたという仲卸業者は、車を止めて神社に歩み寄った。「マジかよ」と言い呆然と立ち尽くした。自転車で駆け付けてきた女将さん会の一人は「スイジン様ごめんなさい」「スイジン様ごめんなさい」と唸りながら手を合わせた。(続きは元記事で)

 

大雨で冠水した倉敷市内(7日 朝日新聞社ヘリから)

 

未曽有の大雨により、死者、行方不明者合わせて100名を越えました。被害の全貌は数日経過しないと分からないはずで、犠牲者数が200名を超えることも考えられます。謹んでお悔やみとお見舞いを申し上げます。お願い

 

昨夜、ブログ読者のお一人から教えていただいたのですが、4日築地にあります「魚河岸水神社」の鳥居が撤去されたそうです。築地市場の豊洲への移転を推し進める者たちによるものです。翌日の5日から北海道、九州の大雨が酷くなり、水道法改正案も同日に衆院を通過しました。

 

(過去記事)

何の皮肉か、九州北部豪雨から1年の日に記録的大雨(7/5)

胃袋と水を抑えられたら終わり、何も知らない大多数の国民(7/6)

 

わたしも築地市場には買い物目的で3回ほど行ったことがあり、この神社の前を通ったことがあります。正式には「魚河岸水神社遥拝所」と云います。

 

御祭神は神田明神(神田神社)で祀られ続けてきましたが、明治になって日本橋本町の常盤稲荷神社に相殿神として祀られました。その後、明治34年(1901年)、神田明神の境内に水神社の本殿が建立され、常盤稲荷神社から再び御神靈が移されました。

 

神田明神(神田神社)

 

現在も神田明神の境内に魚河岸水神社があります。日本橋魚市場は大正12年(1923年)の関東大震災を契機に、その後現在の築地に移転し、現在地に魚河岸水神社の遥拝所が建立されました。(詳しい経緯は元記事で)

 

「なまはげ炎上」と平将門(2017/1/29)より平将門公の首塚

将門01

 

神田明神といえば、言わずと知れた「平将門公」です。日本三大怨霊の一つに数えられています。田中龍作さんの記事を読んだブログ主さんは、首都圏在住なので、平将門公の首塚を訪れてみました。ブログ主さんの記事から引用しますが、文末にリブログしておりますので、全文はそちらでお読みください。

 

(引用開始)

情けないことだが、もはや日本人があてにならないとなったら、やおよろずの神々としてはそうするしかないじゃないか?私はサイキックじゃないが、今日将門さん機嫌が悪そうなのがはっきりわかったよ。ぼちぼちだよ。そんな気がするわ。今朝7月8日、恐ろしいほど真っ赤な朝焼けだったね。(引用終了)

 

 

ブログ主さんから個人的にも教えてもらったのですが、直ぐに思い出したのが、出口王仁三郎翁が当時の信徒に語った「水(瑞)に関する言葉です。

 

【兵庫・丹後の旅】『清水』が頻繁に出てきた理由④(2017/6/3)より

 

「人間にとって一番大事なのは水である。その水を汚してはいかんぞ。水を汚すということは神さまのごきかんにかなわん。水だけは大事にせい。水が汚れて、水が飲めなくなった時こそ瑞(みず)の御霊(みたま)から見離されたときである。瑞の御霊は生命の源であるから、自分はこのことが非常に気になる。」(引用終了)

 

福島第一原発の汚染水問題、豊洲市場の地下水問題、リニア中央新幹線工事による水源枯渇の懸念は依然として解決していません。その汚れたままの地下水がある豊洲に移転することを、八百万の神々が静観するとは思えません。高野山の記事を書いた際、外国人観光客の感想が今でも印象に残っています。

 

「東京はロボット都市だから、一度行けばいいよ。それよりもっと魅力的な街が日本にはいっぱいあるじゃない~」

 

東京だけがロボット都市だとは思いませんが、現在の日本国民に「国を変える力」はほとんど無いと思います。外圧と大自然の力によって、一人でも多くの人が目覚めることを期待するしか手立てはないでしょうね。富士山