小型の星に「怪物級」巨大惑星、600光年先に発見 研究(11/1)

見つかった惑星は、半径と質量が太陽の半分ほどの恒星の周りを公転している。これほど小型の恒星の周囲では、木星のような巨大惑星が形成されることはないというのが長年の定説だったが、今回のガス状巨大惑星の存在はこの説を揺るがすものだ。

 

 

惑星の形成をめぐっては、銀河で発生する大規模な爆発の名残のガスと塵(ちり)が集まって新しい星ができ、その星の周りを残りの物質が円盤状に回転・凝集して塊となると考えられている。

 

 

今回、巨大惑星の存在を明らかにしたのは、南米チリのアタカマ砂漠を拠点とする太陽系外惑星探査プロジェクト「次世代トランジットサーベイ」だ。

 

NGTSプロジェクトは、主星を「NGTS-1」、巨大惑星を「NGTS-1b」と命名した。NGTS-1bのbは、この恒星系で最初に発見された惑星であることを意味する。これらの天体は、地球から「はと座」の方向に約600光年の距離にある。(中略)

 

Next-Generation Transit Survey(Wikipedia)

 

英ウォーリック大学のダニエル・ベイリス氏は、AFPの取材に「NGTS-1bは半径が主星の4分の1ほどあり、主星との比較で見ると非常に大きい。それに比べて木星の半径は太陽の10分の1ほどしかない」と語った。

 

 

研究チームは、NGTS-1bの大きさや位置、質量などを調べるために、この巨大惑星の重力の影響で主星がどの程度「揺らぎ」を起こしているかを測定した。

 

その結果、NGTS-1bが主星に非常に近い軌道を公転していることが分かった。軌道距離は地球と太陽の間の距離のわずか3%で、公転周期は2.6日。これは「NGTS-1bの1年の長さが地球の2日半に相当する」とされた。

 

 

NGTS-1は、宇宙に最も多く存在する恒星のM型矮星(わいせい)に分類される。このことは、予想外の巨大ガス状惑星がさらに多く見つかる可能性があることを意味していると、研究チームは指摘した。(引用終了)

 

NASAが「地球とよく似た7つの惑星」を発見(2/23)より

 

(過去記事) シュメール文明と「惑星ニビル」(2016/1/18)

太陽系に「9番目の惑星」発見、ニビルか?(2016/1/21)

 

10月30日の「太陽系外からやって来た奇妙な訪問者」に続き、宇宙における大発見が続きます。

 

「小型の恒星の周囲では、木星のような巨大惑星が形成されることはない」というのが定説でしたが、今回のガス状巨大惑星の存在はその説を覆すものです。人間が作った定説はアテになりません。往々にして現実界でもありますが、ましてや宇宙のことですからね・・・にやり

 

「月刊ムー」「飛鳥説」で有名な3600年周期で地球に近づく惑星ニビルですが、今回発見されました「NGTS-1b」がニビルとは限りませんが、記事の最後に「予想外の巨大ガス状惑星がさらに多く見つかる可能性がある」と言っておりますので、今後発見される可能性はありますね。

 

過去記事によりますと、「一説にその時期は、2016年~2018年だともいう」とあります。今年はあと2か月で終わりますが、来年も宇宙の大発見がありそうですね~キョロキョロ

 

(参考) 惑星(Wikipedia) 赤色矮星(Wikipedia)

 

星空のディスタンス(昭和59年 アルフィー)