太陽系外からの彗星発見か 国際天文学連合(10/26 日経)
国際天文学連合小惑星センターは25日、太陽系外から飛んできた可能性がある彗星(すいせい)を発見したと発表した。確認されれば、恒星間の軌道を飛行する初の「恒星間彗星」となる。
「C/2017U1」(中央の明るい点、米テナグラ天文台提供)
彗星は、米ハワイ大の望遠鏡が発見した「C/2017U1」。現在は地球の軌道と火星の軌道の間を飛んでいるとみられる。世界各地の天文台が30回以上観測した結果、太陽系の外からやってきた可能性があることが分かった。
オレンジ印が「C/2017U1」、黄印が地球
同センターは「大きな双曲線軌道を描いているようだ」としており、太陽に近づくのは1度きりで戻ってこないとみられる。オーストラリアのメディアは「太陽から25光年と比較的近くにある恒星、こと座のベガのある方向から来たようにみえる」と報じた。
彗星は太陽の周りを回る楕円軌道を描いたり、惑星からの力を受けて太陽系外にはじき飛ばされたりするものがこれまで発見されている。(転載終了)
(参考)
天体がみんな地球に向かってくる季節に : 太陽系の外から突っ込んできた彗星が地球の天文学史上初めて観測され、そして、とんでもない数の小惑星が次々と地球に接近している今、「悪い時代」という言葉を思い出す(10/26 In Deepさん)
(過去記事)地球に接近する小惑星が多い10月(10/12)
タトゥイーンは実在した?!2つの太陽持つ惑星発見!(3/1)
NASAが「地球とよく似た7つの惑星」を発見(2/23)
10月も明日で終わり、今年も残すところ、あと2か月となりました。台風22号被害もそれほどでもなく過ぎ去りましたが、来月以降の自然災害はどうなることやら・・・。
今年の宇宙的出来事を総括するには少し早いですが、上記の過去記事の他に、「米国で99年ぶりの皆既日食」、「月空洞説が証明された」という出来事もありました。
今度は、太陽系外から奇妙な軌道を描いてやって来た恒星間彗星「C/2017U1」が発見されました。これは「観測史上初めて」となる可能性が高いそうですよ。
今回の彗星のことは新聞紙面では報道されていますが、TVニュースでは見掛けません。今後このような彗星の出現がTVニュースで報道されることも多くなるような気がします。
11月4日WOWOWで「君の名は。」が初めて放送されます。宇宙時代の到来を思わせるシンクロニシティですね~