北極星01

オレンジ印⇒現在の北極星(2100年頃に最も天の北極に近い)
AD2000年
(拡大図はこちらで)⇒才差

本日、真実を探すブログさんが「極移動(ポールシフト)が激化?北極点がヨーロッパ方向へ急移動!最新の研究結果が発表される!」という記事をアップされましたので、2週間前に気がついたことを記事にしようと思います。

聖徳太子から【妙見信仰】、イカル、三光鳥から【日月星】にたどり着いたわけですが、北極星のWikipediaを読んで驚きました!既にご存知の方がおられるかもしれませんが、北極星って永遠にこぐま座アルファ星のポラリスじゃなかったね~。

(過去記事)聖徳太子とシリウス信仰(妙見信仰)
北北西に進路をとれ、そして・・【時の船】
斑鳩(いかるが)の秘密は【日月星】?

≪北極星(Wikipedia)≫より

北極星は、天の北極に最も近い輝星を意味する。21世紀時点の地球の北極星は、こぐま座α星のポラリスである。

北極星は地球の自転軸を北極側に延長した線上(天の北極)近くに位置しているため、地球上から見るとほとんど動かず、北の空の星は北極星の周りを回転しているように見える。そのため、北極星は天測航行を行う際に正確な測定をするための固定点となり得る。

この事実は古くから知られており、アッシリアで発見された後期バビロニア時代の星座絵図にはポラリスが描かれていた。ポラリスは21世紀初頭では天の北極から1度弱離れたところに位置し、直径1.5度程度(満月3個分程の大きさ)の円を描いている。

北極星は春分点歳差のために、何千年か毎に別の星に移り変わる。紀元前2000年代にはりゅう座α星が天の北極近くにあり、エジプトのクフ王のピラミッドに北向きに作られた通路は当初、この星を向いていた。西暦1万3千年代には、こと座α星(ベガ)が北極星になる(紀元前1万1千年代においても、やはりベガが北極星であった)。

北極星02

◎ 過去の北極星
ベガ(こと座α星):紀元前11,500年頃
りゅう座α星:紀元前2790年頃
こぐま座β星:紀元前1100年頃

◎ 現在の北極星
ポラリス(こぐま座α星):西暦2100年頃、もっとも天の北極に近づく。

北極星04

≪天の北極≫

天の北極とは地球の地軸と天球とが交わる点のうち北側のもの。地球の歳差運動に伴い、天の北極の位置は黄道北極を中心にした円を描くように約25900年周期で移動しているように見える。21世紀現在、天の北極はこぐま座の中にあり、こぐま座α星が北極星として知られている。(引用終了)

天球の動きには、【日周運動】【年周運動】【歳差運動】があり、理系に弱い筆者には少々理解に苦しみますが、≪移りかわる北極星≫を説明するには【歳差運動】が最も大切です。下記のアストロアーツの解説が非常に参考になります。

(参考)天球の回転(アストロアーツ)

地球の地軸は一定ではなく、大きな円を描いて回転しています。ちょうどコマの「首振り運動」とおなじようなものです。 地球の地軸は黄道面に対して23.5゚の傾きを持っていますが、傾きはじめたコマが見せるような運動をしているのです。 これを「歳差」といいます。

コマの首振り運動は目に見えるほど大きなものですが、地球の場合の歳差運動は実にゆっくりしたもので、1回転するのに25,920年もかかります。

現在の北極星は、天の北極から0.85゚ほどの所に位置していますが、2100年頃に天の北極に 0.46゚まで接近します。 しかし、それ以降は徐々に離れていってしまいます。 紀元前3000年頃に栄えたエジプト王朝の時代には、りゅう座のα星(ツバン)を北極星としていました。 また、紀元前12000年頃には七夕の織り姫星であること座のα星(ベガ)が、紀元前 17000年ころには、はくちょう座のα星(デネブ)が天の北極の近くにあったことが分ります。(引用終了)

北極星03    輝いているのは北極星(ポラリス)

七夕の織姫星であるベガはBC12000年頃で、BC17000年頃にははくちょう座α星?!・・となると、ムー・レムリア・アトランティス大陸が沈んだといわれるBC16000年頃は、北極星がはくちょう座α星からベガに移りかわる年代にあたります!

妙見08

妙見09

また、橘寺(明日香村)と法隆寺を結ぶ【太子道】は北北西20度に傾いていました。

「【謎】ムー大陸等が描かれた聖徳太子の地球儀」では、斑鳩寺(兵庫県太子町)に不思議な地球儀が保管されていました。

地球儀01

「【謎】「霞ちゃんはいないんですか?」(2)」では、橘寺⇒叡福寺⇒斑鳩寺が一直線に並んでいて、もしかして北北西20度ではないかと思ったのですが、PC掲示板投稿者のご協力により15度ぐらいということが判明しました。

その時は少し残念な気がしたのですが、今回の「移りかわる北極星」を鑑みますと、方位が変化していてもオカシクないのではないかと思うのです。単なる勘なんですが・・・。

(過去記事)地球は大きな磁石である
「宇宙船 天空に満つる日(4)」

ポールシフトには、【自転軸のポールシフト】【地磁気のポールシフト】があるのですが、どちらのパターンであっても地球の気候変動は避けられません。

単に天才だからという理由で丁重に扱われているわけではない聖徳太子は、1400年後の日本を予言した「未来記」を遺しています。空海も他宗の開祖とは次元が違う真言宗開祖です。2100年にはポラリスが最も「天の北極」に近づくことを知っていてもオカシクありません。

【妙見信仰】の「妙」とは・・・不思議なこと、言うにいわれぬほどすぐれていることを指します。2100年にひと晩で世界がグレンとひっくり返るわけではなく、北北西20度から15度、10度、5度・・・というように徐々に「ミロクの世」に変化していくので、北極星、北斗七星から目をそらすでないということなのかもしれません。

長文の記事失礼いたしました。m(__)m