アラフォーからの起業メンター☆伊倉一馬です。
日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督が、ワールドカップを最後に辞めてしまうことがニュースで伝えられましたね。
残念ですが、有終の美を飾ってほしいですね。
さて、私が起業したのは、今から18年前。
30歳の時でした。最初にビジネスとして始めたのは、宅配寿司でした。
本当は居酒屋をやりたかったのですが、資金がかかりすぎてしまうので、割と低資本で始められる宅配寿司を千葉県松戸市で開業しました。
元々新聞記者でしたから、全く食べ物に関しては素人でした。ただ、父が和食の経験があるので、定年を過ぎた父を巻き込んで一緒にフランチャイズから始めたのです。
そのころの宅配寿司は、まだ競合も少なく、チラシを100枚まけば3件注文の電話がかかってくるほど反応がよかったんです。
フランチャイズチェーンもどんどん増えました。
脱サラ組からの参入も多く、2-3年で一気に100店舗ほどに全国に拡大していったんです。
一気に広がったのは良かったのですが、各お店のオーナーさんからは、不満の声が同時に高まっていました。
本部は、店舗を回る社員の人手が足らない、というので、私に店舗のスーパーバイズを依頼してきました。
理由は、私の店舗が1年目にしてはかなりよかったんですね。そこを評価してくれたのだと思います。
千葉、埼玉、東京西部の加盟店を廻っては、オーナーさんたちと話をしました。
ただ、それは本部に対する愚痴や不満ばかりでした。
「本部が何もしてくれないから売上げが上がらない」
「本部のスタッフが店舗回りに全然こないから・・・」。
「本部が適切なアドバイスをくれないから・・・」。
すべてが本部依存症候群なわけです。
「本部に加盟金を支払って、食べさせてもらっているの?」っていいたかったです。
確かに本部のやり方が100%でないところはありました。
ただ、自分の店は自分で創意・工夫するしか、生き残る道はありません。
「本部が何もしてくれないからこそ・・・努力するしかない」のです。
オーナーさんは、40代以上の脱サラ組が多かったのですが、やはり、サラリーマン感覚ではじめてしまったゆえに、すべてが、サラリーマン思考なのですね。
「自己責任」という起業家に最も大切な部分が欠落していたように思います。
「本部が悪い」と思えば、すべてが悪くみえてくる。
最後には、「こんな儲からないビジネスモデルが悪い」というところまで行き着いてしまいます。
結局、店を閉めて、またサラリーマンに戻っていくオーナーさんたちが続出しました。
数年後には、チェーン店舗の半分以上が閉店してしまいした。
起業にとって大切な事。
それは他に依存しないこと。それに依存するリスクを高めないことです。
外部の経営資源に依存しすぎる事は、自分自身がコントロール不能の状態に陥らせてしまうことです。
「下請け」の仕事などもそうです。(私は次のステージでこれに苦しみました。)
たとえフランチャイズであっても、最終的には、自分のビジネスである、という自覚と責任をもって進むべきだと思います。
長くなりましたが、おつきあいありがとうございました。
