agentdefleuristeのブログ -51ページ目

Noel 2010



11月の中旬の日曜日、


毎年恒例のノエルのデコレーションがステファン・シャペルのブテックでありました。


私は今年で3回目です。



agentdefleuristeのブログ

今年はとてもシックなノエルです。


お店の壁や什器に金箔を貼り、サパンや柳の枝、鉢は濃いカーキでまとめ、


そこにきらきら光る銀の松ぼっくりのオーナメントをかざりました。


キャンドルを灯すとまた雰囲気が変わります。



agentdefleuristeのブログ



いつもの年より早くから寒くなったパリで


連日ノエルのデコレーションに追われています。


ホテルのエントランスに電飾をつけたり、ペンキを塗ったり、どうしても外で行う


作業も多いので、大変です。


ようやくデコレーションも中盤まで順調??に終わりました。


あと2週間、


慌ただしい日々が続きます。

Comme chaque année

ステファン・シャペルのブテックでは


毎年のように、またノエルの激務の時期に入りました。


先週は2つのホテルのデコ。


1つは徹夜で終わったのは朝8時。


今週は8件以上のデコを仕上げます。



なにせ、大掛かりな鉄の枠組みを作るところから


始まるので。。。。。


デコレーションする状態になるまでも大変です。


明日もまた朝から晩まで、時間に追われます。

アトリエ c'est la vie 宮崎慎子

10月に帰国したときに久しぶりに会ったフローリスト宮崎慎子さん。


彼女に初めて出会ったのはパリでした。


なんだか共通点が多くてすぐに仲良くなった私達。


スタージュを終え帰国した彼女は実家の近くにアトリエを作りました。

もともとはバラ生産用のビニールハウス。バラの株を1つずつ取り除くところからアトリエ作りは

スタートしたそうです。


ちょっとめずらしい植物や蚤の市で見つけた花瓶やいす、手作りのテーブルでデコレートされた空間は

フランスの田舎に来たような感覚でなんとも落ち着く場所です。



agentdefleuristeのブログ
このアトリエではお花のレッスンだけではなく、コンサートを開いたり、みんなの憩いの場としても

大活躍。

Le bouquet qui a changé ma vie

お花のレッスンを始めてしばらくしてしたある日。いつものスクールではなく、お花屋さんがお店で教えてくれるレッスンがあると聞いて6区のある花屋さんにいきました。


今でこそ、この手のレッスンは当たり前だけど、当時はまだ珍しかったと思います。


お店はいかにもパリらしい田舎風のスタイルでたくさんの切り花とともに鉢物も充実したお店でした。


それまでまったくといっていいほど花の世界に興味がなかった私には、オオニソや風船とうわた、エリンジウムなどがとても新鮮に見え、また驚きの連続で、今まで見たこともない変わったでも美しい花々にあっという間に魅了されてしまいました。



レッスンが始まるとみんなに籠が1つずつ渡されて、まずユーカリ、ローリエ、フォティニア、マロニエなどのたくさんの葉で土台を作ると



ムッシュが「お店にある好きな花を使って自由にやってみなさい」と一言。

 


いつものレッスンだと使う花や仕上がりはすでに決まっていので、、、、「??」

でもさっき面白いと思った花を使っちゃおう             「!!」



このときのレッスンでブーケを作る楽しみを知りました。


でもまだ自分がフローリストになるなんて夢にも思わなかったけど、

このブーケで花のすばらしさを知らなければ、今の自分はなかったと思います。


私の人生を変えたブーケ


agentdefleuristeのブログ





Le premier bouquet de ma vie

帰国中、人生初のブーケの写真を発見しました。

ワーキングホリデーでパリに滞在中の2004年、


何気なくフラワーアレンジメントのレッスンに参加した私。



まず、その日作成するブーケロンの花材や作り方のレクチャーを受けました。



もちろんゼロからのスタートで花の名前や資材の名前やテクニックを表す動詞などなにもわからず、


「先生のデモンストレーションもしっかり見ないと、、、

 あぁ今なんて言ったのかわからなかったあぁ、、、」と一人でパニック。

そんな状態であっという間に時間は過ぎ、つぎは実践へ。

周りのみんなはてきぱきと作業を進める、私はノートを見ながらまず下準備。


ブーケロンは常に同じ方向から花を加え、少し回してまた次の花を加えてと呪文のように唱えながらやっていると、


先生がやってきて「あなたは右利き?左利き?」と


「右利きです」と答えると


「じゃあ持つ手が逆よ!!」



こんな調子で始まった初ブーケ。でも最終的にはなんとか形になりました。


agentdefleuristeのブログ