硝子の心 【Un coeur du verre】 | Mr.Doredore の Blog

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昨日に今日と明日への活力 健康一番 元気が二番 三四が なくてゴメンチャ~(^_-)-☆

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映画Scene no.3-18 カチンコ start


Mr.Doredore の Blog-d&d2


カー・ラディオから


ナット・キング・コールの 『トゥー・ヤング』 が流れている。


いつも輝いていたのは、ダイヤモンドでもなく サファイヤでもなく、


美しく装飾されたステンドグラスだったのかも知れず・・・。


脆く壊れやすい硝子の心だったのか・・・、


そして、彼の心は 次第に深い霧の闇へ塗れていった・・・。


今にも雨でも降り出しそうな ミストグレーの空色だった。


タケシが ケンジのマンションに顔を出すと、マコトがいた。


虫も飛んでいないのだから 二人のギクシャクした空気は、


一目瞭然だった。


ケンジは 不機嫌そうな顔をしている。


また、詰まらないことで マコトと言い争いをしたようだ。


ケンジの四方山話が くどいときがある。


マコトも煩わしい話を 語りだしたら止まらないところがあり、


お互い様なのだ。


「どうせ 俺は地上の空気を汚す俗物かもしれないが・・・、」


「それだけ人のことコテンパンに言って何が楽しいんだっ!」


マコトは、はき捨てるように言う。


「お前さんが 酸性だったら 俺は アルカリみたいに感じるよっ」


「アリクイ・・・ですか!?」


「ケンジさん、言ってることが難しくて 俺にはよく分からないんだけど・・・、」


「まぁ、キミにとっちゃ そんなこと どうでもいい事なのかも知れないなっ」


いまの二人は、売り言葉に 買い言葉といった状態だった。


突然・・・、


「オ~ベロンよ!森の緑が オレンジ色なのが 悲しくて泣いているのかい!」


タケシが 訳の分からないことを口ずさんで、


丁々発止の二人の会話に ピリオドが打たれた。


タケシにしても・・・ 変に冷めた眼で人を見ているところがある。


が、勘所だけは押さえてしっかり発言するから重みを感じる。


「こんなとき 周りの空気を中和させるエコくんが いればいいなっ」


タケシは 少し呆れ顔で呟いた。


「お二人とも 彼の優しさを 少し分けて貰えばいいのにねっ!」


ケンジが、「タカネのことかい・・・!?」


「ヤツがいると、確かに和むんだよな~」


マコトも、「そういえば 最近、ヤツの顔見えないな~」


「何かあったのかな~」


「ここには いないみたいだよっ」 タケシは その理由を知っていたが、


「ヤツのことだから また元気な顔して ひょっこり現れるさっ」


等と 告げるだけだった。


・・・つづく


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ドキドキドキドキドキドキ [昨日の断簡] パー(=⌒▽⌒=)


キミの真珠は真実の証 万人その優しさに触れ 


揺り動かす世界は自ずと拓く。


 チョキチャ~(^_-)-☆