緩やかな円周率 π 【Pai】 | Mr.Doredore の Blog

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映画Scene no.3-13 カチンコ start


Mr.Doredore の Blog-dream1


玲子はダージリン・ティーを飲んでいる。


淡いピンク色のブラウスを着ていた。


透き通るような肌が 白く透けて見えそうな気がする。


カップを持つ しなやかな指先が 恰もレリーフのように見え、


育ちの良さみたいな気品が 感じられる。


時折、玲子と交わす視線の先に タカネは、


自分を感じ始めていた。


常日頃、『 Give & Take 』 をモットーにしている。


相手を楽しませることに終始し、


相手が喜ぶ姿を見ることが 好きだった。


タカネ自体そのことは 当たり前で 少しも疑問に思わず、


人に優しく接することが 本当の愛だと信じていた。


だが、帰宅した途端、気遣いでへとへとになり


時折、心が折れそうな感じになり、


愛とは、疲れるもので、煩わしくも感じ始めていた。


しかし、今回は少し様子が違っている。


玲子と過ごすこの穏やかな時間の流れを


楽しんでいる自分が奇妙だった。


心の奥から沸々と湧き上がる この爽やかな感覚は、


今までに味わったことのないものだったからだ。


玲子と過ごす その時の刻みは、


一分一秒足りとも大切な時間になっていく。


「好き嫌いって あるんですか?」


単に 食事の好みを知りたかった。


「特に 好き嫌いは ないのっ」


「もし、あるとしたら・・・ atmosphere!・・・ 雰囲気ねっ」


と言いながら、


「awkward atmosphere は、何処でもあるけれど・・・」


ぎこちない雰囲気のことを言っている。


「英語、堪能なんですねっ」


「好きというより、他所の国へ行ってみたいのかも・・・」


「若いうちだから いろんなこと体験してみたいの・・・」


「それじゃ、字幕スーパー付きのムーヴィーでも見に行きません?」


タカネの提案に、


「それ、賛成。」


玲子は、嬉しそうな表情を浮かべた。


タカネは、モバイルで 映画の検索を始めた。


― Je sens des intuitionally du coeur.


L'amour est scintillement des moments !


Éternellement. ―



パーキングエリアに停めていた車で移動することにする。


「この車、エンジンの音が 全然聞こえないのねっ」


車内のあまりの静けさが、


逆に沈黙という脚光を 浴びる羽目になる。


ウィークディーの昼の時間帯のせいもあり、


映画館は 疎らだった。


 ・・・ つづく


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