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Scene no.3-12
start
どんよりとした雲に覆われた空の下では、部分日食などには、
間違っても お眼にかかりそうな気配すらなかった・・・。
グリーン色に点滅した信号機に
車道の車たちが 一斉に止まった。
向こうの舗道から 軽やな足取りで横断歩道を渡る
玲子の姿を間近に
微かに 天使の囁きが 響き渡るかのような錯覚を覚える
心穏やかならぬタカネが そこにいた。
タカネは 玲子に歩み寄ろうとする。
突然、誰かが、タカネの左の腕を掴んだ。
聞きなれた声が聞こえてきた。
「タカネ!やめとけ~!」
マドラスチェックのシャツを着ているマコトの声だった。
その隣で コットンジャケットを羽織ったケンジが、
不敵な笑いを浮かべている。
背後に マリンボーダーのスエットを肩に掛け
憂鬱そうな表情を浮かべたタケシもいた。
タカネは腕を振りほどこうとするが、
マコトに両腕を抱え込まれ 身動きが取れなくなる。
目の前を 玲子が 無言で通り過ぎて行く・・・。
歩行者専用メロディーが、不思議に流れていた。
・・・
携帯が鳴っている。
気が付いた時には、切れていた。
寝ぼけ眼で時計を見ると 朝の6時を過ぎていた。
掛け布団が ベッドの下に落ちている。
魘されたかのように おかしな夢を 見た・・・。
着信を覘くと ケンジからの連絡だった。
煙草を銜えジッポーで火をつけた・・・、
一息吐くと 拡がる紫煙の先に 漫然とした脱力感が 襲ってきた。
不可思議な夢の感傷に浸ってる自分が奇天烈だった。
後ほど、ケンジに呼び出される。
ケンジはカプチーノを飲んでいた。
夢の中と同じオフホワイトのジャケットを着ていた。
そして、内ポケットからメモ用紙を渡され
玲子からの言伝を聞くことになる。
「これ、彼女の携帯とメアドだから・・・、」
「玲子さんから タカネのこと聞かれたんだけど・・・、」
「一応、お前の気持ちは 伝わっているみたいだねっ・・・、」
「それで、タケシは・・・、彼女とのこと それでいいの・・・?」
タカネは、タケシとの間に 気まずさを感じつつ 躊躇していたのだ。
「タケシのことは 関係ないだろう!お前が 勝手に惚れたんだし・・・、」
「彼女と付き合ってみれば・・・、」
「但し、積極的に行けよ!そんなヤツが好きみたいだから・・・、」
ケンジの思わぬ言葉に、タカミは 半信半疑で頷いた。
タカネは、明け方に見た夢が、
正夢となり現実にならないことを祈った。
・・・つづく
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チョッと不謹慎に一服
かき混ぜるエスプリ ― ラタトゥイユ ― 【 Ratatouille 】
夏の盛りは、プロヴァンス風の野菜煮込み料理がおススメ。
ズッキーニ&ナス&トマト&パプリカなどの
新鮮な夏野菜をふんだんに使い、
ニンニク&ハーブ&オリーヴ油などで
風味豊かに仕上げるので夏バテにも最適みたいです。
詳しくは ⇒ http://trendy.nikkeibp.co.jp/lc/chef/060720_ratatouille/
画像がないのがミソかも
チャ~(^_-)-☆
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