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Scene no.3-8
start
強い風を伴った雨が 降っている。
昼過ぎに タカネのところに マコトが やって来た。
「どうした、元気ないな~」
ひと目で気持ちを見破られるのは、まだまだ 心の修行が足りないと
タカネは思った。
マコトは 気候に左右される仕事なので、
天気が悪いと 暇なのか顔を出す。
コーヒーメーカーが、プクプクプクと 音を立て始め
サイフォンから コーヒーの香りが 漂ってきた。
コーヒー豆の銘柄を 聞かれるが、マコトにとっては なんでもいいのだ。
何事も 余さない 得な男だ。
「その顔に ありましたって 書いてあるぜっ」
彼の詮索好きが 始まった。
『熱心』 と 『しつこさ』 とは まったく違う言葉だが、
遂、マコトの押しの強さに負ける・・・
「女性の気持ちが分かってないって 言われたんだけどさっ・・・」
「そんな事 男だから 分かる筈ないよなっ」
と、タカネの弱気な発言に マコトは、
「女性の嗜み 『さ・し・す・せ・そ』って知ってるか~い」
「〇×△□※◎ ・・・!?」
話は 続く・・・、
『さ』 は、お裁縫 『し』 は、躾(しつけ) 『す』 は、炊事
『せ』 は、洗濯 『そ』 は掃除、と いうことらしい・・・
更に 続いて、今度は・・・、
女性の好きな 『か・き・く・け・こ』 の話が 続く・・・、
「マコトさん、随分 色々と詳しいんだねっ」
と、タカネが 言うと・・・、
「俺も似たようなこと 女性から言われてねっ・・・」
「よく分からないからさっ」
「書店で そんな雑学書いてある本 何冊か買ったのさっ」
「すると、レジのねえちゃん 本の表紙見て・・・」
「俺の顔見て 吹き出していたぜっ」
「だがな タカネ・・・、」
「この世の中の半分は 男で もう半分が 女しかいないんだぜっ!」
「それだったら生きていく上で ある程度の予備知識が あってもいいんじゃないっ」
「これからの時代は、女性がドンドン社会進出を果たし・・・、」
「女性の影響力が 高くなってきているんだぜっ」
「相手が なに考えてるか 知らないより・・・」
「少しでも 知ってるほうが 何かと便利だろう~」
「まして お前なんか 特にいえるんじゃないっ」
「・・・!!!」 _| ̄|○ il||li ガ~ン!!!!!!!
この話題に タカネは 太刀打ちできないことを思い知らされる。
「でもさっ・・・ こんなこと タカネさんには必要ないかも知れないけどねっ」
と、マコトは言って またニヤッと 笑った。
「オッ! 雨やんだかな~」
と、呟いて、マコトは 放屁した。
「あっ! ごめんね~ ごめんね~ トイレ借りるぜっ!」
・・・ つづく
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