無情に動く雲 【 Un nuage sans coeur 】 | Mr.Doredore の Blog

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 映画 Scene no.3-2 カチンコ start


 Mr.Doredore の Blog-dream1


ベランダのカーテン越しに 眩しいサンライズ光線が覘いている。


今日も 快晴のようだ・・・


壁掛け時計を見ると AM 5;00 ・・・ 


両脇に置いてある灰皿が汚れていた。


やっと少しおとなしくなった・・・


ケンジは麻雀の最中、ずーっとしゃべり通しだった。


政局の話に始まり CHENGE MAKERで紹介された


NGO『APOPO』 バート・ウィートジェンズの話や、


21世紀に於けるエコロジーに絡んだバイオティクノロジーの


ベンチャーとしての可能性などに至り、


司法試験を目指しているだけあって 会話のダンスが好きなようだ。


マコトは 雑学に詳しくマイケル・ジャクソンのスリラーのCDのことに触れ、


ガッカリしている様子だった。


ファラ・フォーセットに似ていた彼女のことを思い出したかのように語った


・・・ OLのマリエが、こんなことを言っていた。


 「あたしお金持ちが好きなの!」


あなたは お金を貯められるタイプじゃないって・・・!


持っていても 使ってしまうタイプだと言う。


逆に お金を貯めるタイプってどういう人 なんて聞くと、


こんな答えが返ってきたそうだ。


 「黙っていてもモテる人は、そんな必要がないの!」


 「モテない人は お金を貯めて その力でなんとかしようとするものなのよっ」


背が低く 髪の毛が薄く 太っている人が、お金を貯めるタイプだと言うのだ。


 「そんな人に お金持ちが 多いでしょう!」


 「容姿とか 容貌では 相手にされないから お金の力でモテようとするのよっ」


 「どっちにしろお金は あるに越したことはないけどねっ」


等と 駄目だしをされたそうだ・・・、


マリエの彼氏を見ると マリエもただの面食いとかわらなかった。


男女の関係は、面白くも可笑しくもあるものだ。


相性という フィーリングだけが 残るものらしい・・・


兎に角 退屈はしない・・・


結局、麻雀は単なる余興の酒のツマミであって


いつも意見交歓と為っていたのは衆知の事実だった。


夫々に思惑はあるのだろうが、


その日のタカネは、珍しくついていなかった。


思うような手牌にはならなかった・・・


会話も上の空で聞き、話半分に相槌を打っていただけだった。


  ・・・ 


その日、階段で見かけた 『日本人形』 のことばかり気になっていたようだ。


 「タカネ、最近 行ってるのか・・・?」


不意にマコトが言った。


 「エッ!なに・・?」


 「芝刈りさっ!」


 「今度、教えてもらおうと思ってさっ」


魂胆見え見えの 不敵な笑みを浮かべた。


そう言われても ハンディーではマコトのほうが上手なのに・・・


 「明るくなって来たから この半荘で終わりにしようぜっ!」


今まで おとなしかったタケシが 呟いた。


ケンジが だんまりになったのが 潮時のサインなのだ。


 「熱いコーヒーでも 飲みたくなったな~」


タカネが 言うと、マコトが


 「あっ!俺もっ!」


 「今、煎れるから ちょっと小休止にしようぜっ」


マコトは本当にマメなのだ。


 「ケンジさんよ~」


睡魔に襲われぼんやりとしているケンジの頭を指で突っついた。


 「豆 どこだったっけ?」


 「冷蔵庫のなか~」


面度臭そうに ケンジが 答えた。


 ・・・つづく


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