熱く・・・ 静かに燃えろ・・・ | Mr.Doredore の Blog

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昨日に今日と明日への活力 健康一番 元気が二番 三四が なくてゴメンチャ~(^_-)-☆

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  映画 Scene no.3-1 カチンコ start


 Mr.Doredore の Blog-dream1


 サワサワと 蝉の鳴き声が聞こえてくるような


そんな熱い夏の日の出来事さッ ・・・


チャイムを鳴らしたが まったく応答がなかった・・・


留守のようなので出直そうかと 腕時計を見る。


待ち合わせの時間通りのはずなのだが・・・


振り返ると 階段の先に


スカイブルーのカーディガンを羽織った長い髪の女が 立っていた。


一瞬、身体の秒針が 僅かに捩じれた・・・


ふっ! いるもんだ・・・


女の瞳の中に ちんまりと治まってる自分を感じた。


耳の傍で 琴線に触れたように 妙な音がする。


モノトーン世界に オーディオから


コルトレーンのバラードが BGMで聞こえてくるかのように・・・


な~んて ロケーションは似合わないぜっ


差し詰め ドラマみたいにカチンコで 自己演出をしてみたくもなる気分・・・


しかし、ひとつも ニコリとも してなんかいやしない、


詰まらない!


女は 何事もなかったのかのように 階段を降りていった。


階下から ワイワイ&ガヤガヤと賑やかな連中が 上がって来た。


連中の中の一人が 彼女に声を掛けていた。


待ち合わせの三人衆がやって来た。


 「待ったっ ご免ね~ ご免ね~ 少し時間あったから買出しさっ」


と 言いながら ケンジは ドアを開けた。


みんな ドカドカと3DKの彼の居間にあがり込みソファーに座った。


ボクは 勝手にキッチンの冷蔵庫を覗き


無造作に並んでいるペリエを取り出し 一気に飲み干した。


喉の乾きを潤おすかのように・・・


空いてるソファーに座ると やおら 彼に尋ねた。


 「ケンジ、あれ誰なの?」


 「彼女? レイコのことかいっ」


聞くと 彼の幼友達だそうだ。


 「オイッ タカネ、惚れちゃったのかい」


悪戯っぽく笑みを浮かべた。


 「でもさぁ、 やめとけっ!」


 「無理~無理~」 手を左右に振る


 「絶対無理~!」


 「・・・」


すると、隣に座っていたタケシが


怪訝そうな顔で席を立ちベランダの方に向かった。


会話の渦から遠ざかるかのような輪列からの離脱・・・


マコトが ひそひそと語りだした。


 「学生のとき、みんなでレイコ見にいったんだ。」


 「人形 見に行こうってさっ!」


彼女の付いたあだ名が、『人形』 だと言う。


マコトの話が 続く・・・


 「俺、軟派じゃないけどさっ」


 「あんまり周りが 綺麗だ綺麗だって言うもんで 野次馬根性ってヤツさっ」


と コンビニで買ってきた缶ビールのリップを引き


そのままひと口 流し込んだ。


「でも、噂どおりの日本人形みたいに色白の美人なんで びっくりさっ」


タケシは マルボロを銜えながら zippo を鳴らした。


 「何ていうんのか・・・あんな娘 今まで見たことないねっ!」


ベランダの方にチラチラ視線を送りながら


 「あっ タケシの前で この話 これで終わりねっ」


要するに 学校が同じだったタケシの


初恋のお相手ということらしかった。


 「ところで、メンツ揃ったから ご開帳といきましょうか!」


と ケンジが張り切ってるように テーブルを組み


マットを置き 麻雀牌を広げ始めた。


「ルールと レートは いつも通りねっ」


また ニヤッと笑った。


携帯に連絡メールが入ったのは、昨夜だった・・・


土曜の夜になると、


ケンジのマンションに みんな集まり


週末恒例の麻雀ナイトという お膳立てなのだ。


メンツが 足りない時は、


マイキュー持参で プールバーへ 繰り出す。


マコトの腕前は セミプロ級に巧い、


月例にも毎回出場して いつも上位を占めている。


しかし、麻雀は ボクのほうが いつもプラっていた。


無造作に 四枚の牌を伏せて 卓上に並べられた。


ケンジが 待ちきれない様子で 唸った。


 「さぁ 始めようぜっ!」


 ・・・つづく


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