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Scene no.2‐6
スタート
またもや
眠りの世界へ・・・
「ご乗客のみなさま、お待たせしました。
次の駅は、フクシマ~、フクシマ~」
乗内アナウンスが流れると、車両の数人の客が動き出した。
私の隣に座っていた女性も次の駅で降りるようだ・・
「色々ありがとうございました。」 ペコリと会釈をした。
僅かな時間での出会いだが、名残惜しい感じがした。
これも何かの縁か・・
「もし、機会があっていらっしゃるのでしたら・・ こちらに僕おりますので・・」
と、咄嗟に名刺を渡した。
彼女の姿が、駅のプラットホームの人ごみの中へ塗れていった。
後ろ髪を惹かれるような思いとは、これを言うのだろう・・
変な納得をしていると、
隣の空いた席にスーツを着た若い女性が座り
「今日は~」 と挨拶をする。
「この席でいいんですよねっ」 座席番号を確認している。
「いいんじゃないですか。」
適当な受け答えで、僕の静寂は守られそうだ。
とにかく眠たい・・
ゴトッ、列車が動き出したときには、また眠りの淵にいた。
どのくらい寝ていたのだろう・・・
車内販売がやってきたので、
コーヒーを頼んだ。
「私も・・」と、隣の女性も同じものを注文した。
寝ぼけ眼でつい話しかけてしまう・・ (これ病気かな・・)
「お仕事、何されてるんですか・・」 初対面なのに唐突である。
「あっ、私ですか」
「頼まれた書類お届けに行くんです。」
「渡したら、すぐトンボ帰りなんですけど・・」
「都内、見に行かないの
」
「しょっちゅうこんな仕事で、往復してるんで遅くなるとねっ・・
」
「上司に叱られちゃいますから・・
」
「
ファックスで済みそうに思うけどねっ」
「う~ん、それじゃ駄目みたいなんです。」
初対面なのに・・ な~んか軽い!
所詮は赤の他人なのに・・
それって
重要書類じゃないのかな・・ と思いながらも、
紙コップの残りのコーヒーを飲み干した。
冷めてちょとほろ苦い味がした。
やがて
列車は、東京駅に着く・・・ つづく
もう始まっていることすら
気が付いていない ァッ
チャ~(^_-)-☆
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Turning point.
