【映画】リンカーン弁護士 感想 ※ちょびっとネタバレあり | "Q"の日々

"Q"の日々

毎日の事と、趣味やゲームの事とか

TRUE DETECTIVE見た後にhuluの「こちらもいかがですか?」に出てきてて、丁度まだ観てなかったので視聴してみたよ。マコノヘイつながりだね

 

ストーリーの結末や核心は触れてないけど、ちょっとネタバレあるかも

 

Q的あらすじ

 

お金大好きのちょいワル弁護士のミック(マシュー・マコノヘイ)が、お金になりそうな事件を紹介されるが、それは依頼人ルイスによる過去の事件も絡む罠だった

 

過去の事件でミックが無罪と信じてあげられなかった容疑者は、本当に無罪であり今回の事件との類似性から過去の事件の真犯人はルイスである事に気づく

 

自らの間違いを正したいミックだが、依頼人とのやり取りは秘匿特権により証拠に使えない。それを知っているルイスは過去の殺人についてミックに対しあっさり認める。秘匿特権を悪用するために今回ルイスはミックに弁護を依頼したのだ

 

その上殺人の罪まで着せられ、絶体絶命のミックは秘匿特権による制約がある中で依頼人のルイスを裁き、自らの過去の間違いを正すことが出来るのか

 

 

感想

 

ストーリー:☆☆☆☆

演出:☆☆☆☆

キャスト:☆☆☆☆

映像:☆☆☆

音楽:☆☆

 

これ、邦題がつまんなさそうだからあと回しにしてたんだけど、内容は結構浮かれた感じじゃなくて普通に面白かった

 

勝手に「チャラついた弁護士が難事件に巻き込まれ最後は本気出して解決しました」っぽいありがちな内容だと思い込んでたw

 

 

さて、ストーリーの大筋は難解な物語ではないんだけど、秘匿特権と言う実際の法律上の制度をアクセントとして上手く使ってる

 

普通にいったら絶対話に無理が出るだろwと思ってたけど見事にまとめたね。これはちょっとすごい、関心

 

だってミック自身はほとんど直接証拠出したり身動き取ったり出来ないし

 

そんな変化もあって平坦な内容にならず、しかもテンポが良いので素直に最後まで楽しめた

 

一方で過去の事件が絡む事を考慮したら、もう少し刑事たちも含めた関係者の過去シーンを挿入出来ればよりストーリーが分かりやすくなったかな

 

バーっと話が進んでいくので、あらすじも見ていない状態だと登場人物を正確に把握できないまま終わってしまうと思う

 

予想以上に面白かったし関心したけど、過去の描写がもう少しあったら・・・と言う部分で☆マイナス1

 

 

 

演出について言うと、法廷モノの割には他の洋画や海外ドラマに比べて実際の審理シーンの描き方は軽めな感じ

 

これは作品の表現として、審理の場面で「まさか予想外のこんな展開が!」と驚かされる演出じゃなくて、ストーリーの中で次はこうしよう、だからこの手を打とう。と言う経過を主人公目線で描いているから、いざ本番の審理のシーンでは淡々としてるんだと思う

 

主人公のミックが検事の打ってくる手もかなり読んであらかじめ動いているので、ミックが審理の際に検事の隠し玉に驚愕させられる!ピンチ!みたいなシーンはないですw

 

あくまでストーリー上の敵は、依頼人であるルイスだしね

 

 

 

キャストは、がめつい主人公の弁護士ミックにマシュー・マコノヘイ。彼はこういうちょっとワル要素とか堕落要素?が入ったキャラクターを魅力的に演じるのが合っている気がする

 

ミックの元妻で検事のマギー役はマリサ・トメイ。彼女、実はなにげに色々な作品に顔出してるんだよね。中でも印象に残っているのは「ラブ・アゲイン」のキ●ガイエロ教師役(予告編1:19あたりに登場)

この映画すごいQとしてはおススメの一本で、男性が観ても楽しめるので観ていなければぜひ!ストーリー楽しめて、笑えて、ちゃんと感動も出来る映画になってます

 

で、キャスト続き

 

ミックの依頼人であり、かつ敵役でもあるルイス役にはライアン・フィリップ、ミックの親友の探偵役にウィリアム・H・メイシーとなっている

 

そして保証金立替業者のヴァル役を演じたジョン・レグイザモ。彼も良くいろんな作品に準主役級~チョイ役で出てて、しかもどれも印象残るんだよね~良い俳優さん

レグイザモは変わった所で言うと「アイス・エイジ」シリーズでナマケモノの声でシリーズ皆勤賞となってます。声でも存在感を発揮

 

キャスト全体での印象は、登場人物多いけど、いい役者さん揃ってるな~と言うもの

 

この映画ちょうど2時間くらいなんだけど、全然2時間あるように感じさせないんだよね。脇役含め、魅力的な人物が多かったのがそう思わせたひとつの理由かも

 

 

ちょっと違和感を感じたのは、劇中挿入される音楽がブラックミュージックテイストなものが多いんだけど、演出上効果的かと言うと正直「?」な点

 

ミックの運転手が黒人と言うのもあるかも知れないが、使うならしっかり使えばいいものをハンパな使い方に感じるし。ここはそうあるべきという演出上の必要性を感じなかった

 

 

 

以上が今回の感想。この作品も原作小説があるとは言え、上手い脚本になっているのは好印象

 

まだまだ僕が観ていない良い作品、たくさんありそう!

 

それではまた