ポムちゃん🍎🍏「クックちゃんが、ラークさんと一緒に、チャンネルを作ったんだって?ネザーランド・ドワーフ

 

トチーちゃん「ええ。不定期放送だけど、全世界から観られる番組にしたんだそうよ。
ラークさんと、それから幽子さんも、製作に関わってるわニコニコ
 
ポムちゃん🍎🍏「…で、第1回目の放送は、京都からの旅レポなの?うさぎ
 
トチーちゃん「そうらしいわ。
これまでも旅行の度に、クックちゃんが、自分が見たものを、ラークさんに電話ごしに一生懸命喋ってたけど、それを私達も同時に共有できる形にするわけねニコニコ
ロビンちゃんカフェによくいらっしゃる、キングフィッシャー農場のご近所の方々も、皆、楽しみにしていると仰って下さったらしいわにっこり📺️」
 
・・・・・
 

バルバラ「クックちゃんって…
こないだあんたが写真見せてくれた、ラークの家に住んでるっていう、小さな男の子?」
 
ナースチャ「そうなの。クックちゃんはね、旅が大好きな子なのよほんわか
 
バルバラ「スッゴい可愛い顔立ちした子だよねえ。あの子、最初あたし、女の子かと思ったわ。うちのモデル事務所の所長があの写真見たら、絶対、キッズモデルに起用したいって言い出すよ。
まして、ルポも出来るんだとしたら、ガチでそっちの世界、目指せるんじゃないの?…その少年🤔」
 
ナースチャ「残念だけど、クックちゃん自身は全くそうは考えてないし、そんな気も無さそうよ。彼の弟のロビンちゃんもね。
兄弟二人とも、鏡が見られないの。たった一度だけ、二人とも、何とか鏡で自分の顔を見てみたんだけど…気に入らなかったみたい。
可哀想に、自分達の顔は醜いのだと、二人とも、かたく思い込んでしまっているわ」
 
バルバラ「へええ、マジか。超勿体なあぁぁ…えーん
今時、そんな子いるんだな。…ラークの姪もだけど、三人揃って、ビックリするくらい、絵になる顔してるのにねえ。ここらのスレたマセガキなら、超自惚れて鼻持ちならなくなってるだろうにって容姿だわ。
あんな田舎に…って言ったら、アレだけどさ、三人とも、人目につかない大森林の中に眠らせとくの、冒涜だよえー?
 
ナースチャ「そうなのよ。決してあの子たちに、何かを無理強いしたくはないんだけど、ずば抜けて賢いマレットちゃんの知能も含めて、私もこのままにしておいては、あまりにも惜しいと感じることもあるわ。だけど…
周囲から散々、人格を貶められてきていたり、生きるのに必死だった為に、行動が荒れてた時期があったりで、三人が三人とも、恐ろしく自己肯定感が低いのよ。…バルバラ、あなたもかつては、そうだったじゃないの。
あの子たちからしたら、ラークさんの静かな農園が、やっとのことでたどり着いた、唯一無二の安住の地なのよ」
 
バルバラ「………なるほどね…ぼけーDASH!
 
ナースチャ「三人とも、人間関係に対して、深いトラウマを持っているわ。でも、今回のクックちゃんの番組は、クックちゃん自身がチャレンジしてみたいと言い出したことなの。
だから、ラークさんがそれに対して、全面的に協力することにしたのよニコニコ
 
バルバラ「……つまり、そこからこの子達を浮上させてやろうと思って、こういう企画を始めたわけか、ラークは…」
 
ナースチャ「ええ、そうだと思うわ。三人三様、それぞれに合った方法でね。
…兎に角、一度、クックちゃんの番組を観てあげてほしいのよ、バルバラおやすみ
 
・・・・・
マレットちゃん「…だ、大丈夫でしょうか、クックさんは…😟💦」
 
ロビンちゃん「うん、大丈夫。
お兄ちゃん、人の話を聞くのは苦手だけど、話をするのは得意だからねにっこり
旅の話を始めたら、多分、止まらないよ」
 
ユールニッセ「京都かぁ。いいなあ、面白そう!…京都のどこ行くんだって?おねがいキラキラ
 
ロビンちゃん「うーん、お決まりの観光コースじゃなくて、ちょっと変わったところを目指すみたい。…ってことしか、ロビンも、お兄ちゃんからは聞いてないうーん汗
 
ユールニッセ「Yuniも旦那さんも、京都へは、既に何度も行ってるんだっけ?
だとしたら、清水寺とか嵐山、金閣寺・銀閣寺、祇園散策みたいな、定番の修学旅行コースは、今更、目指さないよね🤔」
 
ロビンちゃん「うん。Yuni夫婦、これまでも香合わせ(香道)とか、色々変わった体験やってるみたいだからね。旦那さん、仏教や茶道の勉強が趣味みたいだし。
今回の旅も、多分、定番コースよりは若干、癖強めなんじゃないかなと思うよ😅」
 
マレットちゃん「ドキドキしますね…驚き汗
 
・・・・・
おばあさん「いよいよ始まるわね。ラーク、緊張してる?」
 
ラーク「勿論。僕には、クックちゃんほどの落ち着きと度胸はありませんからね。
でも何とか、クックちゃんの天衣無縫のお喋りを受け止めてみせますよニコニコ…まあ、普段通りに行くつもりですけどね」
 
おばあさん「そうそう、私、アイビスにも今日の番組については、先日、手紙で知らせておいたのよ。観てくれるといいのだけど…おねだり
 
ラーク「ええ、観ると言ってましたよ。アイビスも、娘のマレットが一緒に暮らしてる少年たちが、どんな子たちなのかは、知りたいはずだにっこり
そして、クックちゃんも『いちご泥棒』の汚名を灌ぎたいと思ってるんですから。…最愛の弟の為におやすみ
 
おばあさん「いちご泥棒…そうだったわね。ここに来た時から、クックちゃんもロビンちゃんも、本当に無邪気で優しい良い子たちで、私はそんなこと、すっかり忘れきっていたわいちごヒヨコほんわか
それに、かつてはいちご泥棒だったとしても、お金儲けの為に他人様の農場の収穫や家畜をごっそり盗んでゆく、悪質な大人の泥棒とはわけが違うわ。身寄りのない小さな子供たちが、お腹を空かせたコマドリみたいに、ほんの僅かなお菓子や果実を啄んで、食べていたというだけなのにおねだり
…でも、クックちゃんたちを知らない人たちからは、そう容易く印象を変えては貰えないのかもしれないと、クックちゃん自身は考えているのかもしれないわね」
 
・・・・・
 
幽子「ラークが仕事をくれたからね。ネットや通信上の細かい作業は、あたしが担当させて貰ったよ💻️
あと、ラークとあたしの共通の友人らが、同時翻訳字幕入力や、BGMなんかを引き受けてくれたしさニコニコ
 
バミューダー「凄いねえ。まさかこの家からも、クックちゃんの番組が観られるだろうとは、思わなかったよおねがい
 
幽子「うん、特に『季節の扉』を跨いでの通信は、恐ろしく難しいからね。
…イヤもう、石頭管理局との交渉と、回線を通すのとに、本っ当苦労したよ~絶望ガーン魂
でも、あのガッチガチにお固い『季節の扉』管理局の許可も、何とか下りたんだ。
…このお腹の赤ちゃんにも、一緒に番組を観てもらうつもりだよ。母ちゃんの一大仕事だからね照れキラキラ📺️」
バミューダー「…で、クックちゃんの行き先は京都だって?」
 
幽子「うん、そう。日本のかつての首都、日本文化の中枢だよにっこり桜
ただ、初っ端からハプニングが起きるかもしれないし、どうなるかは未知数。
クックちゃんを連れてるYuni夫婦も、結構、場当たり的に動いてることあるからね。
これまでの旅行でも、人身事故で新幹線が長時間止まったこともあるし、Yuniが旅先で緊急入院して、旦那と別々に帰って来たり、夫婦で海外で病気にかかっちまって、二人して帰国を延ばしたこともあるらしいネガティブ(旅行保険入ってて本当に助かりました…Yuni)
 
バミューダー「そういや、去年、父親のルーツについて調べに福島に向かった時も、確か…🤔」
 
幽子「うん、記事にはしなかったけど、あの時、実は、線路上に突然枯れた大木が倒れてきて、水郡線が一時ストップしちゃったんだよな。しかもYuni夫婦の目の前で、ゴロゴロッと…😅
行きの電車だったから、撤去作業に数時間かかったら、詰め詰めに盛り込んでた予定が大幅カットされてしまう、どうしようって、夫婦とも青ざめてたんだってさ。
…幸いにして30分くらいで、すぐ電車は動き出したけど」
 
バミューダー「えええ、本当かい?…クックちゃん今回、大丈夫かな…ガーン
 
幽子「まして今は、真冬だからね。何が起こっても、全くおかしくない。
Yuniは、二ヶ月前に引き込んだ咳が異様に長引いてて、喘息持ちに近いような身体だし」
 
バミューダー「うーん…だとしたら、そこまで判ってるのに、Yuniも何故、よりによって、真冬に京都に行くことにしたんだろう…😟💦
京都は確かに、見どころに事欠かない魅力的な観光地だけど、京都の冬の寒さは『京の底冷え』と言われてるくらい厳しいから、冬の旅行先に好き好んで選ぶ所じゃない気がするよ…」
 
幽子「Yuniは、こんな季節に京都に行くのなんか、トラブルの中にわざわざ飛び込んでくようなもんだって、強硬に反対したんだけど、冬の京都には、その時期しかないイベントがあるから、どうしてもその時期に行きたいって、旦那があまりにも懸命に主張するので、結局は折れたらしいよ」
 
バミューダー「真冬の京都って、そんなに特別なイベントがあるの?びっくりハッ
幽子「あるそうだよ。春秋の爆発的観光シーズンを避けた、閑散期ならではの観光客向け企画。
京都って盆地でさ、夏場は物凄く暑くて、真冬は猛烈に寒いから、そういう時期には、流石に観光客も目減りするんだって。
だから京都は、その時期限定のイベントを開いて、観光客を招き寄せてるらしいんだにっこり特に寺院仏閣関係が。
…あんまり知ってる人も多くない、マニアックなイベントらしいけど❄️☃️」
 
バミューダー「へええ、面白いねえ。
ちょっと僕も、本気で楽しみになってきたよおねがい
 
・・・・・
ラーク「それでは、クックちゃんからの通信を待って、放送を開始しますニコニコ
 
・・・・・
正直、特別な場合を除いては、毎回、そうなんですけど…
Yuniは、旅好きで乗り鉄でフッ軽な旦那の旅企画にくっついてくだけなので、どんなイベントで何がどうなるのか、今時点では、殆ど解っていません。
 
こないだの熱海も、実はそうでした。
秘宝館やMOA美術館に何が展示されているのかも、正直、行ってみるまでろくろく知らなかった。
…まぁ、それが毎回、新鮮でもあり、面白くもあり。
 
クックちゃんのリポートをお待ち下さい。
(注:結構先になります。また、リアルタイム投稿ではありません)
 
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「歌曲集『冬の旅』より『春の夢』」シューベルト 

 

僕は色美しき花々の咲き乱れる
五月の夢を見ていた
陽気な小鳥たちの歌声が
緑の野辺に溢れていた
 
だが雄鶏が時を告げ
目を覚ますとどうだろう
そこは凍てつく暗黒の地
屋根には大鴉のしわがれ声
 
あの窓硝子に
木の葉を描いた者は誰だ?
真冬に花を夢見る者を
嘲笑っているのか?
 
僕は春の夢を見ていた
麗しき乙女の夢を
僕らは愛し合い、キスを交わし
喜びと限りない幸福の中にいた
 
だが雄鶏が時を告げ
僕は眠りから覚めてしまった
今や僕は孤独のうちに蹲り
かつてあったはずの恋を思い返している
 
再び目を閉じてみると
心はまだ熱く高ぶっている
いつ、窓辺の葉は緑に色付くのだろう?
僕はいつ、愛する人を抱きしめることが出来るのだろう?
  
・・・

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