娘達への告知
気付いてしまった
いや
気付きたくなかっただけ
母はもう5日 口から食べ物を摂取していない
往診の先生や病院の主治医から言われていた言葉
「口から食べられなくなったら、残された時間は日単位だろう」
今日の母は昨日のように自ら目を開く事は殆どなかった
眠り続けて呼び掛けると少し目を開け
口元に耳を近づけないと聞き取れないくらいの言葉を発する
これは末期癌患者の終末期の死に逝く過程に当てはまる
日曜日に娘達を病院へ連れて行った
母は孫に会うと顔クシャクシャになるくらい笑顔になる
母にとっては孫が側にいるという事が、“生”へプラスに働いているのは明らか
連れて行った理由はもう一つあった
娘達に今の母の状態を見てもらい、今後どうしたいか考えて欲しかった
シングルマザーになり8年になる
離婚後働きながらの私では出来なかった愛情の注ぎ方を
母が代わって娘達に注いでくれた
特に娘達が小学生になり、フルタイムで働くようになってから
娘達だけで留守番させたくないと、母は家に毎日来て夕飯を作り
「おかえり」と学校から帰ってくる娘達を迎えてくれた
母と私の関係とは別に
母が肺癌になるまでの5年間で
母と娘達の間には、親の私でも入り込めない
おばあちゃんと孫の3人の絆が出来ていた
二週間前3人で元気だった。
だが急激に体調が悪化してしまった。
口での説明だと伝わらない
だから今母の姿を私は見せた。
娘達にとって二週間前とは別人のようになったババを見る事は辛いはず
これは誰もが辛いんだ。
“元気なババの記憶を残したいからもう会いたくない”
こういう想いになるかもしれない
でもこれも愛情があるから出てくる想い
何もおかしくなんかない
“大切な人の死をどのように受け入れるか”
それは血の繋がり関係なく誰もが悩み苦しむ
看取る側の苦しみを彼女達に感じてもらい、“自分はどうしたいか”考えて欲しかった。
だから私は娘達に話をした。
ババの命が一週間もたないかもしれない事
もし会うのが辛いと思うのなら、その想いは決して悪い事ではない事
あなた達が会いたいと思うのなら、直ぐにでも会いにいかないと間に合わないかもしれない事
私は母が元気になるから娘を連れて行くのではなく
娘達が「会いたい」という思いで病院へ足を運んで欲しかった
これを選択させる事は中学生の娘達には酷な事かも知れない
中学生ならもう考えられる事なのかもしれない
正直何が正しいのかなんて分からない
ただ確実なのは
本人の選択有無関係なく、近いうちにババのお葬式に出席しなければならないという現実が待っている事
長女は「1人でも行っていいの?」との言葉が返ってきた
次女は別の事情があった
今週末にある学校の行事の準備為、毎日帰りが遅いのだ
会いたくても会いに行く時間がない…
彼女は考えていた
こんな苦しそうに考える次女を初めて見た
私は答えが出るまで待った
この時彼女の頭の中は何を考えていたのかは分からない
考えた次女の口から
「明日早く帰って来られるから行く」
との言葉が返ってきた
母が娘達へ注ぎ続けてくれた愛情
今度は娘達が愛情を注いでくれる
いや
気付きたくなかっただけ
母はもう5日 口から食べ物を摂取していない
往診の先生や病院の主治医から言われていた言葉
「口から食べられなくなったら、残された時間は日単位だろう」
今日の母は昨日のように自ら目を開く事は殆どなかった
眠り続けて呼び掛けると少し目を開け
口元に耳を近づけないと聞き取れないくらいの言葉を発する
これは末期癌患者の終末期の死に逝く過程に当てはまる
日曜日に娘達を病院へ連れて行った
母は孫に会うと顔クシャクシャになるくらい笑顔になる
母にとっては孫が側にいるという事が、“生”へプラスに働いているのは明らか
連れて行った理由はもう一つあった
娘達に今の母の状態を見てもらい、今後どうしたいか考えて欲しかった
シングルマザーになり8年になる
離婚後働きながらの私では出来なかった愛情の注ぎ方を
母が代わって娘達に注いでくれた
特に娘達が小学生になり、フルタイムで働くようになってから
娘達だけで留守番させたくないと、母は家に毎日来て夕飯を作り
「おかえり」と学校から帰ってくる娘達を迎えてくれた
母と私の関係とは別に
母が肺癌になるまでの5年間で
母と娘達の間には、親の私でも入り込めない
おばあちゃんと孫の3人の絆が出来ていた
二週間前3人で元気だった。
だが急激に体調が悪化してしまった。
口での説明だと伝わらない
だから今母の姿を私は見せた。
娘達にとって二週間前とは別人のようになったババを見る事は辛いはず
これは誰もが辛いんだ。
“元気なババの記憶を残したいからもう会いたくない”
こういう想いになるかもしれない
でもこれも愛情があるから出てくる想い
何もおかしくなんかない
“大切な人の死をどのように受け入れるか”
それは血の繋がり関係なく誰もが悩み苦しむ
看取る側の苦しみを彼女達に感じてもらい、“自分はどうしたいか”考えて欲しかった。
だから私は娘達に話をした。
ババの命が一週間もたないかもしれない事
もし会うのが辛いと思うのなら、その想いは決して悪い事ではない事
あなた達が会いたいと思うのなら、直ぐにでも会いにいかないと間に合わないかもしれない事
私は母が元気になるから娘を連れて行くのではなく
娘達が「会いたい」という思いで病院へ足を運んで欲しかった
これを選択させる事は中学生の娘達には酷な事かも知れない
中学生ならもう考えられる事なのかもしれない
正直何が正しいのかなんて分からない
ただ確実なのは
本人の選択有無関係なく、近いうちにババのお葬式に出席しなければならないという現実が待っている事
長女は「1人でも行っていいの?」との言葉が返ってきた
次女は別の事情があった
今週末にある学校の行事の準備為、毎日帰りが遅いのだ
会いたくても会いに行く時間がない…
彼女は考えていた
こんな苦しそうに考える次女を初めて見た
私は答えが出るまで待った
この時彼女の頭の中は何を考えていたのかは分からない
考えた次女の口から
「明日早く帰って来られるから行く」
との言葉が返ってきた
母が娘達へ注ぎ続けてくれた愛情
今度は娘達が愛情を注いでくれる
シャワー浴びられた
入院3日目
呼び掛けないと目さえ開けられない状態だったのが
この日は目をしっかり開いていて
、頭も鮮明な様で数分の会話が出来た。
バイタルも安定している為
「体を拭くかシャワーを浴びるか、して欲しい事はないか?」
と看護士さんが聞いてくれた
母は上手く考えられなかったようで私に
「みどりどっちがいい?」
と聞いてきた
母さんはお風呂が好きだ
「せっかくだからシャワーでサッパリしてくれば?」
と言うと
「そうする」
と言いシャワーを浴びた。
自ら寝返りも出来ない母がどのようにお風呂の場所まで連れて行くのか疑問に思った
母さんは寝たままの状態でベッドで運ばれた。
自宅では体調が悪く訪問入浴が出来なかった
約3週間ぶりに体を洗う
戻ってきた母はとても気持ち良さそうで、何時も訪問入浴の後の幸せそうな顔をしていた。
お風呂は疲れる
自宅でも入浴後は心地のよい眠りにつく
同様にこの日も病室に戻り、眠っていた
体の負担の考えたら、シャワーは反対した方が良かったのかもしれない
でも私は母さんが気分が心地良くなる方を選んだ
呼び掛けないと目さえ開けられない状態だったのが
この日は目をしっかり開いていて
、頭も鮮明な様で数分の会話が出来た。
バイタルも安定している為
「体を拭くかシャワーを浴びるか、して欲しい事はないか?」
と看護士さんが聞いてくれた
母は上手く考えられなかったようで私に
「みどりどっちがいい?」
と聞いてきた
母さんはお風呂が好きだ
「せっかくだからシャワーでサッパリしてくれば?」
と言うと
「そうする」
と言いシャワーを浴びた。
自ら寝返りも出来ない母がどのようにお風呂の場所まで連れて行くのか疑問に思った
母さんは寝たままの状態でベッドで運ばれた。
自宅では体調が悪く訪問入浴が出来なかった
約3週間ぶりに体を洗う
戻ってきた母はとても気持ち良さそうで、何時も訪問入浴の後の幸せそうな顔をしていた。
お風呂は疲れる
自宅でも入浴後は心地のよい眠りにつく
同様にこの日も病室に戻り、眠っていた
体の負担の考えたら、シャワーは反対した方が良かったのかもしれない
でも私は母さんが気分が心地良くなる方を選んだ
ただ側にいたい
入院して、介助は看護士さんに全てお願いしている
体の向き変えも2日目にして看護士さんのやり方見て、少し角度を直すくらいなら出来るようになった
でも本格的な向き変えは逆に母さんの負担になって出来ない為、看護士さんにお願いしている
看護士さんが簡単なマッサージの方法を教えてくれた
マッサージといっても、仰向け状態の時に背中をさするだけ
身動き出来ない状態だと、それだけでも十分気持ちが良いようだ
この日は朝食、昼食共に
お茶をスプーン二杯
ゼリー、フルーツペーストをスプーン二杯ずつ口に入れられた
美味しいと笑顔で言い
フルーツの関しては「もう一口」と母から求めてきた
今私は子どもになっている
ただ大好きな母さんの側にいたい
それだけ
小さな子どもに戻ったような感じなんだ
体の向き変えも2日目にして看護士さんのやり方見て、少し角度を直すくらいなら出来るようになった
でも本格的な向き変えは逆に母さんの負担になって出来ない為、看護士さんにお願いしている
看護士さんが簡単なマッサージの方法を教えてくれた
マッサージといっても、仰向け状態の時に背中をさするだけ
身動き出来ない状態だと、それだけでも十分気持ちが良いようだ
この日は朝食、昼食共に
お茶をスプーン二杯
ゼリー、フルーツペーストをスプーン二杯ずつ口に入れられた
美味しいと笑顔で言い
フルーツの関しては「もう一口」と母から求めてきた
今私は子どもになっている
ただ大好きな母さんの側にいたい
それだけ
小さな子どもに戻ったような感じなんだ