家族の勝手なわがまま
入院して11日経過
入院して当たり前になった言葉
嚥下(えんげ)→飲み込む力
母さんの場合でいうと口から食べ物を摂取出来なくなった状態を、専門用語では嚥下が難しいという使われ方をする。
この言葉の意味なんとなーく理解していたつもりだったけど
嚥下の出来ない母さんを目の当たりにして、初めて理解できた。
改めて数えたら、嚥下できなくなってから2週間近く経つ
入院出来てからは、点滴で水分しか身体に入れていない
幸い母さんには癌による痛みがない
痩せて骨と皮だけの身体で、自ら寝返りをうつことは出来ない
本来ならクッションとなってくれる脂肪がない為、一定時間同じ体勢でいると骨が当たり痛くなる
だから体勢を変える
でも体勢を変える時に身体を動かすのも痛いんだ
この痛みを取る為に痛み止めを使用していた。
昨日 主治医から家族に話があると呼び出しをうけた
“家族への話”というと、余命宣告された時依頼
家族皆動揺した
午前中の呼びかけに午後の指定された時間に父、兄、姉、私と家族全員揃う事が出来た。
父は仕事が休みだった
兄と姉は仕事中だったのに関わらず、抜けさせてもらい病院に来る事が出来た
主治医の話はモルヒネの使用についてだった
今までしようしていた痛み止めが効かなくなってきている為、モルヒネを使用する説明を受けた
家族の同意がなければ使用出来ないんだろう
同意書にサインをした
そして改めて母さんの状態を説明してもらった
母の癌の原発は肺癌
肺癌は進行している
その為咳、痰が出てしまう
だが誰もが思ってる
肺癌が進行しているとはいえ、咳や痰は少量なんだ。
やはり母さんは余命宣告時の説明通り
“衰弱による死”を迎えるだろうと思っている
苦しまずに逝ける
これが私達家族の望みだ
変な表現かもしれないけど
癌による痛みがない事が救いとなっている
そんな母さんでも末期癌の症状で苦しくない訳がない
母さんだって苦痛に必死で耐えなければならない時がある
そんな時私達に出来る事といったら
手を握ったり、身体をさする事しかない
体力がある人なら暴れしまうかもしれない
話が出来れば、様々なマイナスな言葉を発する人もいるだろう
でも母さんは衰弱の為
暴れられない
動かない身体で耐えるしか出来ない
「痛い」と言う事も出来ないんだ
母さんの辛さは到底理解する事は出来ない
ただね…
家族側の身勝手なワガママで言ってしまえば
正直母さんのもがき苦しむ姿を見なくていい衰弱という状態は
精神的に楽であるのは事実なんだ。
同意書を書いた夜から、モルヒネ投与が始まった
もちろん最初は少量の投与
痛みの度合いで量は変わる
しかし今後確実に増えていくだろう
モルヒネの副作用
吐き気
睡眠時間の増加
モルヒネを投与してから、痛みを訴える頻度は減った
その分寝ている時間が長くなった。
寝ている時の母さんはね
とても穏やかな顔してるんだよ
母さんは上手く声は出せないし、目もつむっているけど
比較的意識がはっきりしている時が多い
その時にね、、、
余計な事考えて欲しくないって思う
「自分はあと何日生きられるのか」
そんな不安になる事考えて欲しくない
本当はさ
母さんはもっと話したいよね?
「痛い」って口に出して言いたいよね
残された時間起きていたいよね?
モルヒネを使う事は
【母さんの苦痛を取り除くため】
頭では分かってる
母さんが本当に
【一番望む事】
誰もわからない
その望みを分かっていたとしても、叶えてやれない症状
ごめん
今日はちょっと暗くなった!
病院では母さん見て
「2週間も嚥下出来てないのに、いきなり意識はっきりするとことか 母ちゃんやっぱすげー」
とか思ってるんだ(*^^*)
あとね
突然の主治医からの呼び出しに家族全員が集まれた事
“みんな母さんを愛してる”
実感したんだ。
入院して当たり前になった言葉
嚥下(えんげ)→飲み込む力
母さんの場合でいうと口から食べ物を摂取出来なくなった状態を、専門用語では嚥下が難しいという使われ方をする。
この言葉の意味なんとなーく理解していたつもりだったけど
嚥下の出来ない母さんを目の当たりにして、初めて理解できた。
改めて数えたら、嚥下できなくなってから2週間近く経つ
入院出来てからは、点滴で水分しか身体に入れていない
幸い母さんには癌による痛みがない
痩せて骨と皮だけの身体で、自ら寝返りをうつことは出来ない
本来ならクッションとなってくれる脂肪がない為、一定時間同じ体勢でいると骨が当たり痛くなる
だから体勢を変える
でも体勢を変える時に身体を動かすのも痛いんだ
この痛みを取る為に痛み止めを使用していた。
昨日 主治医から家族に話があると呼び出しをうけた
“家族への話”というと、余命宣告された時依頼
家族皆動揺した
午前中の呼びかけに午後の指定された時間に父、兄、姉、私と家族全員揃う事が出来た。
父は仕事が休みだった
兄と姉は仕事中だったのに関わらず、抜けさせてもらい病院に来る事が出来た
主治医の話はモルヒネの使用についてだった
今までしようしていた痛み止めが効かなくなってきている為、モルヒネを使用する説明を受けた
家族の同意がなければ使用出来ないんだろう
同意書にサインをした
そして改めて母さんの状態を説明してもらった
母の癌の原発は肺癌
肺癌は進行している
その為咳、痰が出てしまう
だが誰もが思ってる
肺癌が進行しているとはいえ、咳や痰は少量なんだ。
やはり母さんは余命宣告時の説明通り
“衰弱による死”を迎えるだろうと思っている
苦しまずに逝ける
これが私達家族の望みだ
変な表現かもしれないけど
癌による痛みがない事が救いとなっている
そんな母さんでも末期癌の症状で苦しくない訳がない
母さんだって苦痛に必死で耐えなければならない時がある
そんな時私達に出来る事といったら
手を握ったり、身体をさする事しかない
体力がある人なら暴れしまうかもしれない
話が出来れば、様々なマイナスな言葉を発する人もいるだろう
でも母さんは衰弱の為
暴れられない
動かない身体で耐えるしか出来ない
「痛い」と言う事も出来ないんだ
母さんの辛さは到底理解する事は出来ない
ただね…
家族側の身勝手なワガママで言ってしまえば
正直母さんのもがき苦しむ姿を見なくていい衰弱という状態は
精神的に楽であるのは事実なんだ。
同意書を書いた夜から、モルヒネ投与が始まった
もちろん最初は少量の投与
痛みの度合いで量は変わる
しかし今後確実に増えていくだろう
モルヒネの副作用
吐き気
睡眠時間の増加
モルヒネを投与してから、痛みを訴える頻度は減った
その分寝ている時間が長くなった。
寝ている時の母さんはね
とても穏やかな顔してるんだよ
母さんは上手く声は出せないし、目もつむっているけど
比較的意識がはっきりしている時が多い
その時にね、、、
余計な事考えて欲しくないって思う
「自分はあと何日生きられるのか」
そんな不安になる事考えて欲しくない
本当はさ
母さんはもっと話したいよね?
「痛い」って口に出して言いたいよね
残された時間起きていたいよね?
モルヒネを使う事は
【母さんの苦痛を取り除くため】
頭では分かってる
母さんが本当に
【一番望む事】
誰もわからない
その望みを分かっていたとしても、叶えてやれない症状
ごめん
今日はちょっと暗くなった!
病院では母さん見て
「2週間も嚥下出来てないのに、いきなり意識はっきりするとことか 母ちゃんやっぱすげー」
とか思ってるんだ(*^^*)
あとね
突然の主治医からの呼び出しに家族全員が集まれた事
“みんな母さんを愛してる”
実感したんだ。
なかなか出来ない
明日 自宅にて使用していた介護ベッド、手すり等のレンタル用品の返却をする
先週の頭には父さんから返却についての話が出て
ケアマネージャーさんにね
連絡しなきゃいけなかったんだけど
なかなか出来なかったんだ
私の心の片隅にまた母さん自宅に帰ってくるんじゃないかって…この想いが残ってたんだ
その時の為に帰れる場所をそのままにしておきたかった
でもね
体調は悪化している
現実は自宅に帰ってくる時は介護ベッドが必要ではない状態となって帰ってくるんだよ
その為に入院している今のうちに部屋の準備が必要なんだ
明日業者さんが取りにくる
母さんの食べかけのパンはまだ捨てられない
水分すら口に出来ていないのに、、、
とっくに賞味期限切れてるのに、、、
冷凍室に母さん用のご飯もまだ片付けたくなくて手を付けられない
だってまだ母さん病院で頑張ってるんだもん

先週の頭には父さんから返却についての話が出て
ケアマネージャーさんにね
連絡しなきゃいけなかったんだけど
なかなか出来なかったんだ
私の心の片隅にまた母さん自宅に帰ってくるんじゃないかって…この想いが残ってたんだ
その時の為に帰れる場所をそのままにしておきたかった
でもね
体調は悪化している
現実は自宅に帰ってくる時は介護ベッドが必要ではない状態となって帰ってくるんだよ
その為に入院している今のうちに部屋の準備が必要なんだ
明日業者さんが取りにくる
母さんの食べかけのパンはまだ捨てられない
水分すら口に出来ていないのに、、、
とっくに賞味期限切れてるのに、、、
冷凍室に母さん用のご飯もまだ片付けたくなくて手を付けられない
だってまだ母さん病院で頑張ってるんだもん

涙が出ちゃう
今日は長女の15歳の誕生日
この子達が私の元へ来てくれなかったら、私はどうしようもない人間になっていたでしょう
私にこの子達を授けてくれてありがとう
彼女達は今大人の女性になる為の準備である思春期真っ只中
親となった私に貸せられた責任
“1人の人間を育て上げる”
正解がなく試行錯誤しながら、必死で彼女達と向き合う
どんな仕事より難しい仕事
お陰で育児を通し沢山学ぶ事が出来ている
人を許す事の重要さを教えてくれた
何もせず見守るという優しさがある事を教えてくれた
特別な事なんかいらない
存在してくれている事…
そこにいてくれているという事だけで
皆が笑顔になれる
安心する
心が満たされる
“存在の重要さ”
何よりこれを教えてくれた
そしてこれからも沢山悩みながら一緒に歩いて行くんだ
死に近づいている母
これから沢山悩みながら生きて行くであろう娘達
この対極の大切な存在
母さんは長女に「おめでとう」が言えた
一番無理であろうと思っていた
1ヶ月半という余命から一番遠い5月の長女の誕生日を祝えた
今日はなんて素晴らしい日なんだろう
あと今日明日どうなってもおかしくない状態で
今日という日まで生きてくれている母
嬉しくて
幸せで
もう…ね……
涙が出ちゃうんだ

この子達が私の元へ来てくれなかったら、私はどうしようもない人間になっていたでしょう
私にこの子達を授けてくれてありがとう
彼女達は今大人の女性になる為の準備である思春期真っ只中
親となった私に貸せられた責任
“1人の人間を育て上げる”
正解がなく試行錯誤しながら、必死で彼女達と向き合う
どんな仕事より難しい仕事
お陰で育児を通し沢山学ぶ事が出来ている
人を許す事の重要さを教えてくれた
何もせず見守るという優しさがある事を教えてくれた
特別な事なんかいらない
存在してくれている事…
そこにいてくれているという事だけで
皆が笑顔になれる
安心する
心が満たされる
“存在の重要さ”
何よりこれを教えてくれた
そしてこれからも沢山悩みながら一緒に歩いて行くんだ
死に近づいている母
これから沢山悩みながら生きて行くであろう娘達
この対極の大切な存在
母さんは長女に「おめでとう」が言えた
一番無理であろうと思っていた
1ヶ月半という余命から一番遠い5月の長女の誕生日を祝えた
今日はなんて素晴らしい日なんだろう
あと今日明日どうなってもおかしくない状態で
今日という日まで生きてくれている母
嬉しくて
幸せで
もう…ね……
涙が出ちゃうんだ
