うつを考える
うつ病って、どんなもの?
きっと誰もが曖昧にしか答えられないし、気分が落ち込む病気という認識しかない人もいるだろう。
私が考えるうつ病とは、心を中心にすべてのバランスが崩れる。
そしてコントロールが利かなくなる病気だと思う。
気持ちは前に向いてても、ひとつの行動を起こすのにものすごいエネルギーを消耗するし、
結果的に動けないこともある。
そのたびに嫌になるくらいの自己嫌悪に陥る。
そこまではまだいい。
正常にコントロールできないから、腹痛がくると思えば必ず痛くなるし、痛みを抑えるはずの薬も全く効かない。
私のように胃潰瘍や胃がんに近い症状がでたりする。
慢性的な睡魔と、胸の締め付け、そこからくる吐気はとくに辛い。
もちろん、個人差もかなりあると思う。
わかりやすく言うと原因不明の総合疾患と言えるのではないだろうか。
しかし、私が問題視するのはそこではない。
一番危険なのは、精神安定剤だと感じている。
私は、薬を取りに行く手間を惜しむくらい不精だからほどほどに薬を飲み、大概は苦しみに耐えながら生活をした。
そして今の症状がある。
はっきり言うと何一つ症状が改善されてないし、もっと言うと確実に症状は悪化している。
しかし、あまり服用しなかったからこそ、この程度で治まっているのかも知れない。
症状が悪化する要因として、
まず精神安定剤や睡眠薬を服用する。
精神安定剤は、飲んだ瞬間ものすごい速度で胸の痞えがとれる。
しかしその量は日増しに増える。
食後の服用が、辛くなったら飲むという習慣に変わる。
私も経験があるが、飲みすぎると夢と現実の間に身を置いているような状態になる。
そのうちその薬も効かなくなり、さらに強い薬を服用する。
そして同じことを繰り返す。
結果的に、多くの時間を依存を解くことに費やすことになる。
もしくはそのまま依存していく。
日本人は、働きすぎだと人はいう。
私の考えは違う。
休息を欲しなければ、与えることもない。
休息をとることを畏れているようにも感じる。
休息をとらないことの美学さえ持ち合わせているのかも知れない。
そこが問題なのだ。
私は、十年という月日で一度壊れた。
十年という月日があって、ようやく体を止める覚悟ができた。
しかし、それが私にとっては正しい判断だったかも知れない。
人によっては、一年や五年で壊れることもある。
そこで精神安定剤を服用すれば、後にどのような結果になるかは容易に想像がつく。
私は過去に三件の心療内科にいった。
そのうち一件はいつでも薬をくれた。
精神安定剤では決して治ることのない病であると、これだけは自信を持っていえる。
社会人暦や若さなど関係ない。
確実に個人差は存在する。
当たり前のように自分の身を守り、他人の身を守ることのできる社会が必要なのかも知れない。
真剣に心と向き合わなければならない病気。
冷静に考えれば、とても人間らしい病気でもある。
でも、長い人生必ず治さなければならない病でもある。
最後
結局明日から一ヶ月が休暇になった。
明日からを考えずに仕事した。
夜7時をすぎたあたりから強烈な吐気に襲われたが、全く気にならなかった。
明日からを考えない仕事が本当に気持ちよかった。
昔誰かが言った。
「勝ち続けるプレッシャーのほうが遥かに辛い」
私はそうは思わない。
「勝ちたいのに勝てないプレッシャーのほうが遥かに辛い」
もし、勝ちたいのに勝てなかったのなら
とっくに私は死んでいる。
うつ病って何?
今日風邪をひいた。
朝だるいのはいつのものことだが、痰が出て風邪だとわかった。
うつ病とはなんなのだろう。
よく心の病と聞く。
心の風邪と聞く。
心と言う概念があまりに曖昧すぎて、実感ができない。
しかし、この病気を漠然と考え出してから、深く物事を考えるようになった。
昔は適当に考えたら、お金にすることを考えた。
今はお金にする必要がないから、さらに深く考えるようになった。
つまり考えるが、行動に移すことができない病気。
これがうつ病だ。
それと、誰でもあるが、悲しいとき胸が締め付けられる。
この状態が忘れたころまでつづく。
それもうつ病だ。
だからなかなか思うように行動できないし、日常生活ですら信じられないほど疲れる。
だから疲れないように仕事をする。
疲れすぎたり、行動しすぎると翌日は泥になっている。
疲れの限界がわかるから、適当なところで仕事を切り上げて帰宅する。
とてつもない自己嫌悪と昔の自分と比較して愕然とする。
もっとできるはずなのにという考えが頭から離れない。
でもできない。
これもまたうつ病だ。
ただ、ものごとを考えている時間はとても楽しい。
だって一番お金がかからない趣味だから。
考えない自分に、考える時間を与えてくれた。
これだってうつ病