北村遊水地byふくち | Agees ~農家に行くサークル~

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私たちAgees(アギーズ)は、「気軽に現場へ」をコンセプトに、
農業体験を通して学び共有することを目標に活動しています。
主な活動は毎週水曜日18:30〜ミーティングと週末の農作業です。
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どうも、趣味は授業に出ること(ウソ)の福地です

1年生が北村での感想を書いてくれました。自分も2年前はそんなことを考えていたよなぁと懐かしくなりました。

専門もあらかた決まり、自分の興味分野である災害保全、基盤整備(やりたいこと)現場のニーズ(やるべきこと)の交わる所を探すことが、今の僕にとっての、Ageesでの主な活動となっています。

ということで、僕は今回、北村お泊りの2日目は、自由行動をとり、北村遊水地の計画予定地を回ってきました。

北村遊水地.bmp

上の赤い線の中は遊水地となる場所です。石狩川と旧美唄川に挟まれています。
遊水地って何よ という方へ、文字通り「水を遊ばせておく所」です。
大雨の時は川の水位があがり、水路を伝って家が浸水したり、堤防が壊れたりと大変です
そのため、住居には移転してもらい、水があふれても良いようなスペースを前もって作っておく、「備えあれば憂いなし」の考えで作られるのが、遊水地です。

北村は昭和56年にも大水害があり、巷でウワサの気候変動の影響から、今後も災害が危ぶまれる地域でもあります。そのため、計画されました

しかし、施工すれば、

災害は軽減されるけど、違う影響も出るんじゃないか?

実際に転居しなければならない地域の人はどう思っているんだろう?

といった、疑問が生じてきます。

そこで、遊水地予定地に住んでいる人に話を聞いてきました

「離農or農地通い」
移住するとなれば、当然、家から農地に通わなければなりません また、通ってまで農業をやるのは大変だし、後継者もいない・・・ということで、離農して新しい生活を始める方も多いそうです。

「開発局さん、ご説明を」
住民の方は遊水地になるという漠然とした話は知っていますが、補償はどのくらい出るの?ほんとに転居が必要なの?と言った、実際の具体的な話は知りません。また、着工の10年前には知っておきたいという意見もありました。
このような説明や意見の汲み上げが、どれほどなされているのかはわかりませんが、住民の方は少し困った顔をしていました。

「真の目的」
この遊水地、北村を守るというのがメインテーマになっていますが、実は石狩川下流域、つまり札幌市近郊の水害を防ぐという目的もあるようです。都市のために田舎を犠牲にする・・・。まぁ、水害は流域全体の問題なので、仕方ないのかなとも思います。
せめて守ってもらうだけの価値のある都市を目指したいと思うばかりです


ここまで、聞いてわかったことを述べてきました。
農業というのは、農作業だけではないし、経営(販売・流通)等もある。Ageesにいると、そのような面によく触れることができます。
この北村遊水地の話も、農業、ひいては人が生きるためには絶対に必要なこと、しかし、ほとんど注目されない。
地域が限られていたり、長期的な視点で見なければなかなか意識されないのが原因として挙げられそうです。

今回は、見えにくい農業の現場というのを知ることができました。
しかし、問題を把握するだけでは、解決はしない。

解決には何が必要か、その上で、自分には何ができるのか

問題という物語の中で、登場人物になれるのか

現場の視点に立った上で、解決の手法を考える。それがAgeesのコンセプト「現場から勉学へ」であり、僕の勉強の原動力にもなります。

さて、授業出ようかな