小学校の時に覚えた百人一首。

ふらりと書店によると、下記の本が目にとまり、ちょっと興味がわきましたので、購入。


ゆけ!勇者にハマりながらの日常


こんなに面白かった「百人一首」
(PHP文庫) 吉海 直人

昔は全部覚えていたのに、今では結構忘れています。それでも半分近くは上の句を聞けば下の句も言えます。子供の時は、音楽のように韻で覚えていて、意味などあまり理解していなかったですが、今は逆に意味の方に惹かれます。

なかなかの文学ですね。

ちなみに好きな歌は

『来ぬ人を 松帆の浦の 夕なぎに 焼くや藻塩(もしほ)の 身もこがれつつ』

(待てども来ない人を待つ私は、松帆の浦の夕なぎに焼く藻塩のように、毎日身を焦がれているような思いでいることですよ)

です。作者は選者の藤原定家。

日本語の持つ幽玄の世界。31文字の言葉詩ですが、人によってイメージする情景が異なり、自分自身の人生観や体験と重なりフィードバックされるパトスというのは深みがあります。

ちなみに、他にも多く好きな歌はあるのですが、これが一番の理由は、小学校の時の同級生で、「しほ」ちゃんという可愛い子がいたからですw