誰にも話さない、二人だけの秘密



この関係は、肉体だけの関係



合意の上



キスは、口にはしない



しても、ディープなキスはタブー



感情が入ってしまう



だから、とてもフレンチなキス



互いに疲れ切っていたし



公私共に、ストレス抱えていた



ストレス発散




イケない事をしている罪悪感



それと相反して感じる



スリル



二人だけの秘密



普段は普通にふるまって



そんなそぶりは全く見せず



二人になった時



それも時々



1回だけのつもりが…



このスリルと快感が忘れられず



ズルズルと



5.6回続いた…








『愛のないSEX』が後に尾を引く事を知ったのはこの時だと思う



後悔…


いや、人生の汚点ダウン





☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*


昨日、ヌクッチの『やった』発言



比嘉が激怒した



そら、そうだ。



『何も無い』そう言い張っていたのだから



嘘をついた私が…悪いので



比嘉は言った


『俺に嘘をつくより、あいつとの約束果たす方が大切だったんだ。は~~ん。そうなんだ…』



昨日のブログ見た、多香子と槇ちゃん



多香子:『不倫…だったんだ。軽蔑するわむかっ』ってメール



槇ちゃん:『やっぱり、何かあったんですね。ヌクッチの凛子さんに対する態度は普通じゃないってずっと思っていたの、じゃなきゃ、おかしいって!』ってメール




は~~~ぁ




全部、話します。



白状します



開き直ります



人生最大の汚点



あの時私は、絶対、どうかしてたと思う…





☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*





奥さんに家を出て行かれたヌクッチが、



その日、一旦家に帰ってから、会社に姿を現したのは



この前ブログ『不倫騒動』で触れたと思う



あの時まで、私とヌクッチはなんの関係持たない



ただの上司と部下でした



一旦は離婚を決意したが、その後、保留にされたヌクッチは



安堵していた



なのに



なんの前触れも無く、



奥さまとお子さんは姿を消し



そして家財道具に、財産を失った






煙草吹かしながら、ヌクッチは



『ま、乗れよ。飯、付き合え』って



ま、傷心の上司を慰めるつもりで車に乗りました



なんの躊躇も無く



だって、今までにも、仕事の後にご飯食べに連れてもらう事は



よくあったので…普通だった



よく行く、居酒屋



そこでヌクッチの愚痴を聞き、奥様との思い出話を聞き



そして、『なんだったんだろうな。付き合ってから、20年だぞ。俺の人生の半分だ。』



『そうですね…』



『だいたい、この半年。俺もお前も随分あいつに振り回されたよな~~(笑)』



『そうですね…無い事言い振らされて汗最悪ですよ。不倫女って指さされる身にもなって下さいよむかっ



『こっちもだ。部下に手出したスケベ課長ってむかっ



『なんなんですかね汗



『こんなんだったら、1度ぐらいおまえ、抱いとくんだった…』



普通、この発言に、戸惑うんだと思う。でも、あの時、何とも思わなかった



『そうですよ!何も無いのに、噂されるより、何かあって噂される方が納得いきます。』



うん…そう言いたくなるぐらい。本当に、あの時期大変だったんです。



当時の彼氏とも…上手くいってるような


いってない様な…微妙な時期で






店を出て、車に乗り、それは暗黙の了解



車は、そのまま、ラ●ホ●●に直行



そこで、愛のない営みが行われ



朝まで過ごし



急いで、帰宅して服着替えて、一緒に出勤したわけで…







1度だけの関係



そのつもりでOKした訳ですが



タイミングが悪いかったのか



よかったのか



それから、2週間ほどして



二人して地方への出張



出張先の宿泊施設



別々の部屋



それも階まで違う



でも、夜になると普通にヌクッチがやって来た



来る事は…気付いていた



仕事中、一言もそんな事は話して無い



でも、目が



態度が



求めている



互いに…




(だいたい、この前比嘉と出張へ行った時の方は…まだ、まともな事しているんです。こっちの方が、リークされやしないかと…内心ドキドキでした。)



1度そうゆう関係を持った私たちの間には



それまでに無い、何か…



目を合わせてじっとは話せない



合わせても直ぐにそらす



合わせると思いだす



あの時のディープキス



交渉を…



業務中はまだいい



二人で残業してる時は



欲求が隠せない



『やばい』って心の中で呟く



比嘉が怪しいと言ったボディータッチ



あれはまだ、まし



あの関係があった時は



頭を撫でるヌクッチの手は艶めかしく、私の髪を指で絡めたり、パラパラパラ…ってする



ただ、書類を見ながら仕事を説明するだけなのに



肩や腰に手が回る



そして、肩越しに、耳元で囁くように説明する






結局、2度、3度とこの関係が続いた



そして、とうとう



我慢が出来なくなって



残業中の事務所で…



守衛さんや他の人が入って来やしないかと



ドキドキ



でも、それがスリルで



また、楽しい



だって、愛は無いのだから



楽しむのは、興奮だけ



それを求めてのSEXは単純



顔なんて見ていない



お互い最中は、別の事考えている



別の人の事



時には、最中に普通に仕事の話もした



事が終われば、そそくさと服を着て



部屋を出て行く



何もなった様に…



(う~~~ん。書いていて、私ってつくづく…ダメ人間です。ブラック達が流した動画の中にこの時の交渉が無くてて…本当によかった。本気で、焦った。あの時は…)



でも、この関係はそう長くは続かない



言っても、上司と部下



それも、仕事が一番大事って思っている二人



5.6回目の交渉の後



話し合った




この関係は、有りか無しか




SEXの相性はいいだろう、でも、SEXパートナーとしてずっとやっていけるか?



それは無い



そんなパートナーとしてより



仕事でのパートナーとしての関係を優先したい







そして、この関係に終止符を打ちました





その後は、本当に元の上司と部下



本当に何事も無く



最後の時に



この関係は絶対に口外しない



墓場まで、持って行くと…







なのに、あいつ…



比嘉に言ったむかっ



私の


人生最大の汚点、後悔…

今…修羅場ですしょぼん







昨日の、『リベンジ』





『もう少し待ってね』って言ってたでしょ、比嘉。



『もう少し』って1日かい?









何、何、何、!!!!!!



えっ、こんなに早く



プロポーズだとDASH!









比嘉から私へのプロポーズ…



それなら、あっても、不思議でない



それなら、私も理解できる













でも、違う



じゃあ、



誰が、誰にプロポーズしたんだよ?



むかっ












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今日、プロポーズされた



違う、5年ほど前にされていたのを



すっかり冗談だと思い



放置していた



それを今日、指摘されたダウン



事もあろうが、比嘉の前で…ダウン



おかげで大変なんだからむかっ









『今日、帰りにラーメンでも食べに行こう!』って比嘉と話していた



ラーメン屋さんなんて、二人で行った事がない



『寒いし、何か温かいものが食べたいね』って言ったら



『美味しい、ラーメン屋があるよ』って



だから、一緒に行く事にした



楽しみ音譜



なのに、あの人は『今日中にこれまとめてくれる?』



『はい?今頃何言ってるんですか~ぁ?』



『今頃って、まだ7時だろ?』



『もう、7時です。帰ります。』



『何、仔犬ちゃんが待ってるってか?』



『仔犬ちゃん?』



『ありゃ~ぁ、仔犬だよ。なんで、また、よりによって、年下の部下なんだ?』



『わからないむっ なるようになっただけですよ』



『なるようになったか~~ぁ(笑)馬乗りされたか~~ぁ(笑)』



『違いますよむかっこれ、明日午前中でいいですかぁ?』



『あ”~~~ぁむかっお前、本当に変わったな~前は男より、遊びより、飯より仕事だったのにな~~ぁ』



『仕事だけじゃ、人生楽しくないと悟ったし、仕事も、時として身を滅ぼす事も知ったので…ま、そう言う事で~~ぇパー』(←つい1.2か月前に悟ったのですが…)



『あんな~~ぁ。お前、比嘉に滅ぼされるぞ!13も年下だ。あいつ、俺の息子とさほど変わらん年だぞ。ガキだガキ。そんな男とお前、やっていけるか?時期に飽きられて、捨てられるのが落ちだ。って言うか、お前、直に40だ。お前が、ババーになっても、向こうはまだ、20代だ。若い子、綺麗な子が周りにウジャウジャいる。それに、あいつそれなりに男前だしな~~ぁ。女の方が放っておかないだろ?気付けよむかっそれぐらいDASH!



『ババ~~ァむかっジジ~~ィのくせにプンプン だいたい、それぐらいわかってますよ。承知の上です汗



『承知の上むかっアホかむかっ それに、お前、忘れたとは言わさんぞ!俺のプロポーズ!』



『プロポーズ!?なんですか?そんなの!知りませんよむかっ




『確かに、俺はここを去る時にお前に言ったはずだ、「俺が帰って来るまでに結婚して無かったら、俺と結婚しろ」と。』



『あ~~~~ぁ!あ、あ、あ、~~ぁ』 思いだした!



『思いだしたか!あれだ、あれ。そしたら、お前言ったよな~『わかりました。戻って来る前に、結婚しておきます。結婚して無かったら、その時はもらって下さいね。』って言ったよな~~ぁメラメラ




『あ”~~~~~~~~ぁ』





言った。言った。言ってた…でもそれは…






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5年ほど前の話



ヌクッチが転勤するので



部署で送別会をした



1次会、2次会で多量にお酒を飲んだヌクッチは



ベロンベロン



このおやじが酔ったら



手がつけられないのは、皆承知だ



だから、2次会終わって解散する時



皆は『頼んだ』とこのおやじを私に託した



託された私は…この酔っぱらいのおやじをタクシーにのせて



おやじの家に向かうつもりだったのに



『おう、もう一軒』って行きつけのバーに連れて行かれた




そこで、酔っ払いの相手をしていたら




さっきの話だ



『お前、いい加減に結婚しないと、賞味期限切れるぞ!今、彼氏いないんだろ~~ぉ。』



『ほっといて下さい。』



『もったいないな~~ぁダウンダウン嫁の貰い手は無いのか?ま~~その気の強さと仕事人間じゃ~なぁ。そもそもそんな、もの好きはいないな~ぁダウンダウン



『人を変人みたいにむかっ



『わかったビックリマークもし、俺が帰って来るまでに結婚して無かったら、俺がお前をもらってやる。いいな。』



『はい~~ぃ!?



『嫁に行かんと、お母さんも気が気じゃないだろう。老後も心配だろ?1人じゃ。』



『わかりましたむかっ帰って来るまでに結婚しておきますプンプン。もし、万が一結婚して無かったら、その時は宜しくお願いしますね。べーっだ!




ってな感じ




でも、ベロンベロンに酔った勢いで言われたプロポーズを真に受けますか?



受けないでしょ。



普通



冗談だと思っていた



すっかり、こってり、この事を忘れていた





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『そんなの、時効です。それに、今は比嘉が…』



『やめとけ。あいつは。やめとけ。絶対、ダメだって。悪い事言わん。俺と一緒になれ。』



『なんなんですかむかっ強引な。』



『いいから、よく考えろ。』



そんな事で、もめていたら



廊下で待っていた比嘉に聞こえたのだろう



比嘉がバンってドアを開けて乗り込んできた



比嘉:『何、言ってるんですか?何が、俺と一緒になれだ!勝手なむかっそれより、お前ら、やっぱり出来てたんじゃないかむかっ



私:『出来てない。何も無い。これは部長の勝手な…』


比嘉:『勝手な何だ。現に、こいつはお前と結婚したいって言ってる、約束してたんだろ?』



貫井:『そうだ、約束した。なぁ、凛子? それに、何も無くは無い。やった、なぁ、凛子? わかった、比嘉…俺も参戦だ。どっちが先に落とすか。』



私:『裏切り者むかっむかっ何が参戦だむかっ



比嘉:『いいですよ。どっちが凛子にふさわしいか。』



私:『いい加減にしてむかっ何を勝手に!!





ダウンダウンダウンダウンダウン







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こんな、



そんな、



は――――ぁダウンダウンダウンダウンダウン


ヌクッチなんか帰ってこなければよかったと



本気で思ってます。



今日は1/25



11月25日に出来なかったサプライズ



今日、こっそり比嘉が



あの時のケーキを、おじさんに作ってもらっていた







朝、


『今日、25日だろ?ケーキ、またおじさんに頼んでおいたからね。』



『え!そうなの音譜楽しみ。今月のケーキはどんなのかな~~ぁ。1月って、抹茶とか少し和菓子みたいなケーキだったよね~キラキラ



って、こってり季節のケーキを頼んであると思っていた






最近、ヌクッチが直ぐに残業、残業って、人をこき使うから



今日は、朝から



『7時には帰りますからね。やる事あったら、先に言って下さいね。いいですか。部長DASH!



って、釘打っておいたのに、あの人は…



『アホか~ビックリマークその時にならんと、やる事なんかわかるかむかっ進行状況によって、変わるて言うんだ。おまえらが、12月にプレゼンしくじってるから、今頃、忙しいんだ!』



『業務計画って言うのは無いんですか?ちゃんとプラン立てて、スケジュール通りすればいいんでしょ。しっかりして下さい。部長DASH!




やっぱり、6時半ぐらいになって、



『おい、凛子~。これ、これ、ちょっと調べて!至急だ、至急!』



って、頭ポンってされたガーン



比嘉は…睨んでた汗





猛スピードで仕事やり終えて、解放されたのは



既に、8時過ぎていた




比嘉は、『ケーキを先に取りに行って、夕飯準備しておくね。終わった、連絡して。駅まで迎えに行くからね。』



って、メール入れて、頭ポンの後(↑)、直ぐに帰ったので、



仕事終わって、直ぐにTELして、駅まで迎えに来てもらって



一緒に帰ったら





テーブルには、ハンバーグとサラダが準備されていた。



って、いっても。このハンバーグは私が作り置きして冷凍庫に保存していたんだけれど…



それに比嘉のお手製ソースをかけてオーブン(←ヘルシオ)で焼いてくれた





『うわ~~ぁラブラブ!』って驚いたら、



比嘉は『えっへんチョキ』って感じに自慢げに仁王立ち



ちょっとしたディナーラブラブ






36歳 SINGLEの超妄想中-SH3E0369.jpg

ハンバーグとサラダは写真撮れたけれど…


ケーキは…撮り忘れました






で、デザートのケーキケーキ




『開けてみ~~ぃラブラブ』って言うから



開けたら、比嘉のノートの写真と同じケーキ



かなり感激ラブラブ!



ちゃんとボードに



『リンコへ あいしている  ヒガ』って書いてあった




『ヒガ』って書いてあるのが、可愛い。



『タカキ』で無くて、『ヒガ』って音譜




比嘉がね。



『おじさんにさぁ「あれ、これこの前と同じだよね。前の年上の人と終わって、今度は年下?」って聞かれた汗



『で、なんて答えたの?』



『「この前は、喧嘩してケーキ一緒に食べられなかったから。リベンジです。」って言った。そしたら、「じゃ、来月、いい返事聞けるのを楽しみにしているね。」って言ってた。おじさん、俺にとってはおやじみたいな人だからね。恩人だし。』



って嬉しそうに話してくれた。



本当なら、もう、2カ月も前に実行されていたはずの『サプライズ』



やっと、叶えられたドキドキ




それと、


『で、凛子って俺の事いつまで、『比嘉』って呼ぶ気むっ?』



『えっ!『比嘉』以外に呼び方ある?『貴樹』はイヤなんでしょ?『タカアキ』って聞こえるから!』



『うん。『貴樹』は…嫌だ汗姉ちゃんに呼ばれてるみたいにも感じるしね汗



『じゃー『比嘉』でいいでしょ?』



『結婚しても『比嘉』?』



『うん。いいじゃん。時期に『パパ』って読んで上げるからラブラブ




って言ったら、妙に嬉しそうだった。






比嘉のこのケーキには『プロポーズ』の意味も含まれているんだよね?



ノートにそう、書いてあったから



私は…そう思っておこうと思う







でも、比嘉は





『もうちょっと、待ってね。』




『うん?何を?』




『給料の3カ月分は無理だから…』




『あ…。うん。気持ちだけで嬉しいよ。』




『気持ちだけじゃ…見えないでしょ。時々は、形がいるんだよ。たぶん…。だから、もう少し待って。頑張るからラブラブ









そんな、比嘉の気持ちが…すごく嬉し



すごく幸せ…



こんな、幸せ



もう、随分前にあきらめていたのに



いいのかな…



12/17の事



ブログ書いたけれども…



嫌になって、アップせずに保存しておいた分です。





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12/17のブログ丸写し…


今日も残業です。



22日のプレゼンまであと少しなのに…



は~~~~~ぁダウン



意地張ってしまったから…










会社出たのが既に11時前…



さすが、12月の週末



あっちこっち、忘年会や何やって



浮かれた人たちがいっぱい






駅のホーム



若い会社員2人



ほろ酔い



浮かれて、大きな声で話している




『のんきだな~~ぁ』って思って見ていたら



近づいてきた







『一人…?』




『…』




『今日は、今まで仕事だったの?』




(酔っ払いのナンパか~ぁ?)




『何無視してるの?』



って、なんかちょっと怖い口調



それでも、相手にしなかったら



2人して、意外?



意外じゃないのかなぁ?



卑猥な事を言い始めた



あれ?この人たち、うちの会社の人?



例のブラックメール見た?



ちょっと怖くなって、一旦駅を出ようと、歩き始めたら



腕つかまれて、



『どうせ、ヒマなら、今からさせてよ?』



何言ってんだ、こいつえっ



ムカついて、睨みながら、足を思いっきり踏んでやった



そうしたら、顎をギュって捕まえれ、上に向けられた



『なんだ、その目…お前みたいな干からびた女抱いてやろうって言うんだから、ありがたく思え。物欲しげに、こっち見てたくせに…なぁ』



って、言われて、怖いのと悲しいのとみじめなのと…



私、何も悪い事していないのに…



もう、いいよ…好きにして






そう思ったから、その男達に連れられて



駅の階段降りて行こうとしたら




後ろから




『凛子~~~ぉ』って呼ぶ声



振り向きたく無かった



恥ずかしかったし



みじめだったから





だって、こんなところ比嘉には見られたくないでしょ?








比嘉が、走って来て、そいつらから私を引き離して



ギュウってしながら、



あいつらに何か怒鳴りつけてた



恥ずかしかった



周りの人には気付かれたく無かったのに



『なんだろう?』って顔して、向かいのホームの人や、



少し離れたところにいる人までが、こっちを見ている



あいつらも、比嘉に何か言ってる



『俺ら何も、お前みたいに好き好んでこんな女相手にしたい訳じゃないよ~歳末助け合い運動だ(笑)』



『そうそう。お前も、そうだろ?こんな年増のお局…助け合い運動じゃなきゃ、相手にしないだろ?』




やっぱり、この人たち…うちの会社の人だ。



あのブラックメール見た人だ。




言いたい事だけ言って、あいつらは駅を出て行った














そうしたら、比嘉は場所もかまわず



ギュ~~~ってしながら



『大丈夫?凛子?ごめんね。ごめんね。』って何回も言うから…



妙に腹が立った



だって、どうして謝るの?



それに、こんな時間にどうして



こんなタイミングよく



ここにいるの?



比嘉…




『何?どうして謝るの?ねえ?どうしてここにいるの?』



『エ…。偶然だよ。ニコニコ



『聞いたでしょ?私みたいな干からびた女といると、変に思われるよ。歳末助け合い運動なんだって…私、物欲しげな目で男の人見て、『抱いてって』訴えてるんだって。』




『そんな事無いよ。あいつらが悪いんだ。』



『いい加減にしてむかっ私の周り、ウロウロしないで!さっさと、彼女のところにでも行けば?結局、何も変わって無い。何も分かってくれなかったんだね。誰とでも、そんな事出来るの…』



私が、興奮してワ~~~ァって言い出したから



比嘉が、私をなだめるみたいに揺さぶった



『凛子…落ち着いて。何??どうしたの??ねぇ?』



『…』








涙が…













そしたら、比嘉がコートのポケットから



缶のミルクティーを取り出して



私のほっぺに合ってて、



『温かいでしょ?ニコニコ これ、あげる。もう、泣かないで…しょぼん大丈夫、大丈夫だから、ね。』




そう言って、もう1回ギュってして




『バイバイ。気を付けて帰るんだよ…』そう言って



駅を出て行った









これが、今日の出来事





ここまでが私のブログ…





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比嘉のノート



12/17(金)



(一部略)



どうして、肝心な時に…



トイレなんか行ったんだろう



電車来るまで時間あるからって、



自販機なんかでミルクティーなんか



買うんじゃなかった



そんな事してたから



凛子に怖い思いをさせたじゃないかむかっ



守るって決めたのに



こんなんじゃ、イケないだろ?



あいつ、泣いてたよ



もし、もう少しホームに戻るの遅かったら



今頃…



そんな事考えたら



怖くて



あいつ、どうしてあんな奴らについて行ったんだ?



怖くて震えて来た



ダメだダウン



ごめん、凛子



守って上げられずにごめん



ごめん  ごめん  ごめん…






*ごめんって言葉が、続く…2ページほど*






あの日、比嘉は仕事が終わるまで



会社の外で待っていた



そして、例のストーカーの様に



私の後ろを歩いて駅まで



そして…



比嘉がいてくれなかったら



今頃、私どうなっていたんだろう?



自責の念で、おかしくなってたかも…



この件は、きちんと比嘉に



『守ってくれてありがとう』って伝えました






あれは30歳から31歳にかけての事。



私が、念願かなって営業から学術に移ったのは



27歳の4月



タカアキとの結婚の話が出た頃でした



学術に移って、直ぐに結婚の話が出て



そして、また直ぐに破局の話



『私、仕事に生きますグー』ってヌクッチに言ったら



『わかった。俺に任せろチョキ






そう、体育会系のノリ



ヌクッチのスパルタ教育が始まったのです



学術は、名前の通り単純に『お勉強』する部署



勉強した内容を新しい商品開発・営業や社員教育や顧客への情報提供などをする



だから、いっぱい『お勉強』する



ヌクッチの情報量は計り知れない



大学では勉強したものの



人に説明できる様な代物では無い



それを人前では説明したり話したりできるように



毎日、毎日猛特訓





いつも、仕事が終わってから



9時ぐらいまで残って



研修会の前や新商品の説明会の前などは



本当、終電ぐらいまで残っていた



私が今のマンションに移った理由も



前に住んでいたところは、



通勤に1時間は余裕でかかったので



30分以内で通える所に引っ越したのです







そんな、猛特訓生活が



1年半以上続いた頃



会社に、奥さんが乗りこんできた!!



ビックリえっ




『この女はどこにいるのむかっこの女はうちの主人を寝取ったのよ~~ぉ』って



直ぐにフロントの警備に取り押さえられましたが



時既に遅し…







会議室で、当時学術の部長だった東堂顧問と



ヌクッチと私と奥さまと…



『だから、違うって。何勘違いしているんだむかっ




『だって、あなた、毎日毎日遅くまで…そんなにお仕事が忙しいの?違うでしょむかっその女とむかっ




『いえ、私は…何も。本当に仕事を…』




『この泥棒猫~~~~ぉ 主人を寝取ったわね~~ぇ』って



バッグでバシバシ殴られ



殴りつける奥様を東堂顧問が落ち着かせ



ヌクッチが私をかばったから



『ほら~~~~~ぁ。やっぱり。私よりこの女が大切なのんね~~~ぇしょぼん



って大泣き







時には、仕事中に嫌がらせ電話



私の携帯にも…



また、時には



私のマンションにまで押しかけて来る




当時付き合っていた彼も恐怖を感じていた




ちなみに、ヌクッチと奥さまは



大学時代にから付き合っていたらしい



大学卒業後、直ぐ



23歳で結婚したらしい



すごく仲のいい



おしどり夫婦



私よりヌクッチは10歳年上なので



当時まだ、奥さまは40歳ぐらい



とてもお綺麗な方で



『美人は何しても許されんだね~~』って当時の同僚と話したのを覚えている。









そんな奥さまが半狂乱になった為



ヌクッチは、毎日7時前には帰宅する様になった



そして、毎日、毎日奥さまと話し合い



なぜなら、奥さまは『離婚したい』と



『離婚は早まるな!俺は浮気なんかしいない!』



そんな話し合いを2カ月か3か月続けた



それでも奥さまは、『離婚する』と言う事を聞かず



ヌクッチに頼まれて、身の潔白をヌクッチのお宅まで



説明しに行き



お子さん達にも白い目で見られ…



踏んだり蹴ったり





結局、初めの騒動から3.4カ月たった頃



ヌクッチは根負けして離婚届にサインした




なのに…サインしたら、急に奥さま



『離婚はいいは…これは手形として預かっておくわラブラブ』って



気を取り直したらしい






元の鞘に収まって



しばらくはヌクッチも7時過ぎまでに帰宅するようにしていたが



地方での研修会の話が出て、



そこに私とヌクッチが講師として行く事になり



また、その準備で少し帰りが遅くなったのは



離婚届にサインして2.3カ月してからだったと思う



それでもヌクッチは仕事が残っていようと



8時前には会社を出ていた



その日も



『すまない。帰るわ。後、頼んだ。気を付けて帰えれよ』



って8時前に事務所を出た



私は、それから1時間ほどした9時過ぎに事務所を出たら



会社の入り口前にヌクッチの車が止まっていて



車の前でヌクッチは煙草を吸っていた




『何してるんですか?帰ったんじゃないんですか?』



『ああ、帰ったよ。帰ったら、家の中スッカラカンだった汗




奥さまはヌクッチの衣類や日用品、ベッド以外の全ての物を



ヌクッチが会社に行っている間に全て持ち去り



姿を消した



もちろん、お子様も…



通帳の中のお金も全て



そして、買ったばかりの500万とか600万とかする新車まで…



残されたのは、家のローンと結婚指輪…



ついでに、どこに消えたのか



その後、奥さまはどうしているのか



それがわかったのは、1年後だった汗




呆れた、息子からの連絡で、それを知ったのです…










奥さまの勘違いで始まった不倫騒動は



私やヌクッチを困惑させるだけさせて



社内にあり得ない噂だけ流し



そして、消えて行った




男の元へ…




その後、奥さまは



直ぐに再婚されたそうです汗







これが真相