寂しすぎて




やっぱり、諦めきれなくて




プライドなんかどうでもいい




必死





比嘉に戻って来て欲しくて





別に構わない



二股でもなんでも



向こうが本命で、私が遊びでもいい




愛されていなくても



それでもいい



ただ、戻って来て



傍にいて



ぎゅってして欲しいだけ



それでいい



それだけでもいいから





帰って来て






ってそんな思いでいっぱい






メール



必死に送った



寂しいって気持ち



いっぱい、比嘉に通じるように









そうしたら




何十通目かのメールの後




返事が来た



嬉しくて



急いで見た









『そんなに、寂しければ、貫井のところへ行けばいい。   俺には、関係無い。』











そういう事…らしい

今日、昼休み…『久々に女子トークしよう』って、槇ちゃんと多香子に誘われて



渋々、ランチルームに



もちろん、女子トークは、ランチミーティングルームを借りてするつもりだった



なんせ、ここのところ、比嘉が家にも戻って来なければ



連絡も無し



仕事場では、単なる上司と部下だ



周りのメンバーは微妙な空気に焦りまくっているあせる



それに気付いていない



ヌクッチ…平気で



余計な事をペラペラ話すから



KYタカアキですら、空気読んで言動を慎んでいる




ブログ見て、私の状況知っている、槇と多香子は



より詳しい話が聞きたくて聞きたくて仕方がない様子だ…



人の気もしれず…汗








ランチルームなんて…行くんじゃなかった




余計なもの見てしまった







比嘉と麗奈が一緒に楽しそうに昼食取っていた




私、それ見て頭の中『はてなマークはてなマークはてなマークはてなマークはてなマーク



驚きとか、悲しみとか、怒りとか



そういうのは、こういう状況では



通り越えて、何も感じなくなるみたいだね



放心状態で、ただ、呆然と2人を眺めていた




『楽しそうだな…幸せそうだな…あんな、比嘉の表情見たの、久しぶりだな…』




なんて考えながら










私に気付いた山本と内海がやって来て、ポンって肩叩いて



『ボス、行こう』って、奥のランチミーティングルームの方へ



ミーティングルーム



私、槇、多香子に山本、内海の5人



2人から



比嘉と麗奈の事を聞いた







◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


麗奈とは



比嘉が、入社直ぐに秘書課の女の子たちと合コンした時に



お持ち帰りしちゃった子



やる事やっちゃった訳で



でも、例によって例のごとく



比嘉はアルコールが入っていて記憶無し



麗奈は比嘉より2歳年上



うちの秘書課は、25歳が適齢期



27歳で賞味期限が切れるって言われる



つまり、27歳までに結婚しないと



秘書課にはいれない



結婚出来ない子は、留学するとか、家事見習いなどの理由で



退職するか



プライド捨てて、庶務課や総務課へ異動するか



麗奈は、今25歳



比嘉とそうゆう関係になって、



比嘉は『その気はなかった』の一点張りで麗奈との交際を断り続けたが



それでは麗奈のプライドが許さず、



5月末から私と比嘉が花火の日一緒にいたと言う最初の噂が流れた8月まで



そう、このブログを書き始めた頃まで



比嘉に付きまとった



比嘉は『ストーカー麗奈』と呼んでいた



花火の日も『ストーカー麗奈』から逃げたくて、残業する私の元へ逃げて来た



これが…私と比嘉の始まりだった



そして、私が比嘉を上司という立場を使って、家に入れて…何かしたと



ある事無い事噂を流した、その張本人が麗奈で…



そんな麗奈に比嘉は切れてしまい



『おまえ、最悪な女だな。そんな最悪な女とSEXするじゃ無かった。お前とするぐらいなら、課長の方がずっとましだし、課長の方が…いい女だと思う』って


言った


(その発言も…問題発言だったんだけれど。だから、11月みたいな事、噂流がされるんだ汗



それ以降、麗奈は比嘉には付きまとわなくなった



でも、比嘉が私に付きまとうようになって



それが、このブログ書き始めたそもそもの始まり…





P・S

気になる方は、最初から読んでみて…



ブログ…



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



始まりも、麗奈なら終わりも麗奈みたい





山本達の話では、2月1日ぐらいから



二人は付き合っているらしい



それも、比嘉から麗奈を誘って



告白して、付き合ったって






あ、そう…





私、知らないうちに



比嘉に捨てられていたみたい




それも、速攻



その身代わりの早さに



驚くわえっ



な~~んだ、言ってくれればいいのに



『やっぱり、お前みたいなババーとは付き合えないよ』って



言ってくれればいいのに…















































遊びなら…花火の日だけにして欲しかった汗



こんな風に終わり迎えるなら



1月1日…あんな風に戻って来て欲しく無かった



あのまま、終わりたかった汗















恋なんかしないって、決めてた36歳に



ドキドキ、ワクワク、キュンキュンするような



恋愛、させといて



なんだよ…



ドキドキ、ワクワク、キュンキュンってして



損した



苦しんだけだ汗






昨日も、残業でした。



ヌクッチが戻って来て



また、数年前みたいに、連日の残業



この人は本当に…仕事バカだ汗そう思う



違うのか???



家、帰っても誰もいないんだもんな~



帰りたくないんだろう…




私もそうだ…




今は、仕事していれば、比嘉の事考えなくてすむので…








わかっている




『子供っぽい』なんて、比嘉に言ってはいけなかった事




13歳も年下の彼氏に…そんな事言えば



ショックを受ける事




比嘉は一所懸命私に合わせていてくれたのも気づいている




それに、決して比嘉は子供っぽくない事だって



わかっている



同じ世代の人だって、年上の人だって



誰にでも、『子供っぽい』ところがある



そんな事も、十分わかっているのに



謝らなればいけないいいんだけれど



TELにもメールにも



返事がない




一方的に、謝ったけれど…




これじゃいけない事も…



わかっている




でも、これ以上どうしろって言う



会社でも…目も合わせないし



完全に、無視されている



だからと言って、以前みたいに



ウザい表情になったり、態度悪くしたりはしないけれど




避けられているのだけは…わかる








今日、業務が終わるとそそくさと帰って行った



淡い期待…




残業終わって外へ出たら



比嘉が待っていてくれるんじゃないか



辺り、キョロキョロ探してみた



いなかった




家に帰れば



比嘉が『おかえり』って待っていてくれるんじゃないか



って…



それも、無かった








*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:



比嘉…



ごめんなさい



本当に、ごめんなさい




帰って来て下さい





仕事に逃げてみたけれど



無理です




ずっと、比嘉の事だけ考えている



私がいる…



お願い、戻って来て…





*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:



こんな、メールを送ってみた







無視されているみたい…






返事は無し…










比嘉が家を出て行って



1週間なんだなぁ~




忙しくて…時間や曜日の感覚が



おかしくなってる…



もう、随分、1人でいる様な気がする






風邪…治らないし




は~~ぁ、年かな汗


今朝…



起きようとしたら、起きられなかった



風邪みたい汗



もう、数年風邪なんか引いていない様な気がする



昔から、体が丈夫なのだけが、取り柄だった




ほら、弟は障害持って生まれて来たし、



妹は子供の頃、喘息で…4年生ぐらいまでほとんど学校にも行けないぐらいだったし汗




親に迷惑かけないように、私だけは健康でいようって



手洗いうがいは、きちんとしていたのに…









昨日、何度も比嘉に連絡したのに



TELにも出てくれなかったし



メールの返事もくれんかった…




なんか、すごく



寂しくて



息苦しい















会社休みたいって思うぐらい、



なんかきつくて



でも、行かなくちゃって必死で薬飲んで、準備して



駅に向かった



いつもの電車はもう既に行った後で、



急がなくちゃ遅刻するって思うけれど



ゆっくりしか歩けなくて



フワフワする体に鞭打ちながら駅に向かっていたら




駅の方から、比嘉が走って来た



『凛子!どうしたんだよ?遅刻するよ?』



息切らしながら…






なんか、ムカついた



だって、素直じゃない私だから…汗



何が『凛子!遅刻するよ!』なんだって



昨日、いっぱい、反省のメールとか今の私の気持ちとか



寂しくて一人でいたくない気持ちとか



今までの私にはあり得ないぐらい



必死で、素直な気持ちを比嘉に伝えたのに…



完全無視された…



そして、風邪ひいていたしょぼん



なんか…全部、比嘉のせいにしたくなるダウン


そんな気持ちがこみ上げて来て



本人を目の前にして



本当はギュー――――って抱きついて



体がフワフワしていて



寂しくて、辛くて仕方がないって



甘えたかったのに





『何が?人が連絡しても何の返事もよこさなかったくせに…今頃、何?』



『ゴメン…なんとなく…何も考えたくなかったって言うかむっ ちょっと、凛子を懲らしめてやろうと思ってニコニコ




『懲らしめて…楽しかった?ざまー見ろって感じ? いつも、自分の感情だけ押しつけて、私の感情なんてどうでもいいんだむかっだから、子供なんだよむかっ




そんな事…言ってしまった



言ってはいけない一言『子供なんだよ』って…




比嘉は


『そうだよ…子供なんだ。凛子には似合わない、子供なんだ。凛子の気持ちとかそう言うの、俺なりに受け止めたくても、俺にはそんな寛容な心も無い。あいつみたいに、海とか空みたいに広い心は、俺には無い!』



そう言って、一人駅に向いて歩き始めた



一度も、私の方を振り向く事も無く



一人、さっさと歩いて行った










今日も…比嘉は戻って来てはくれませんでした。






私の心は、アリやノミより狭いみたい…





私にも、海や空の様な広い心が欲しい




綺麗にすんだ素直な心があれば




比嘉に素直に謝れたし



素直に帰って来てって言えたのに…






私ってなんて頑固で意地っ張りな性格なんだろう




本気で、自分が嫌い







比嘉には本当の事を、水曜日に話しました。



あれから、ずっとグチグチ…



木曜日…



家に帰るや否や、グチグチ…



『どうして、謝っても許してくれないの?』



『ねえ、もう、終わった事、過去の事、そんなに言うの?』



『今の、私たちの関係は何?』



そんな、私の思い



でも、比嘉には通じない…



『過去は過去かもしれ無いけれども、今のおまえら見ていたら…過去の事には思えない…』



『いいんじゃない?俺じゃ無くても、貫井で!向こうも結婚したいって言っているんだし…』



『嘘つかれるの、かなりムカつくし。最初からそうだって言っておいてくれたら…』




ずっと、グチグチ…ウザい比嘉




疲れて来た





金曜日のPOST-IT



『俺、一人で考えたいから、帰るわ…』って




ふらって、一人さっさと帰って行った。




比嘉のグチグチ…にも疲れていたので、気にならなかった



少し、一人の時間が欲しかったし…



相変わらず、ヌクッチの仕事、仕事、仕事のシゴキで



残業だし…





土曜日…



朝11時前になって、フラり比嘉が帰って来た



でも、タイミング悪いよ…



たまたま、ヌクッチからの仕事のTEL…



仕事の話が終わって、少し雑談している時に帰って来たから





『な~~んだ。俺がいなければ、直ぐに貫井とTELしたりするんだぁ…帰ってくるんじゃ無かった。

こっちの気も知らないで…』



『違うよ!』



事情話しても、聞いてくれない



『もういいわ~。俺、競争降りる。って言うか。あいつと一緒になれば~ 好きにすればいいよ。じゃね~』



って、出て行った。






その時は、頭に来ていたから



でも、15時ぐらいになって、寂しくなって…



比嘉を迎えに、比嘉のマンションへ行ってみた



中にいるのは、わかっているのに



インターフォンならしても、出て来てくれない



TELにも、メールにも応えてくれない



少し暗くなるぐらいまで、マンションの前で待って見た



何度もメールやTELしながら



でも、返事も無ければ、出て来てくれる様子も無く








一旦家に帰ったけれども



夜になると…一人でいたくなくなって



もう一度比嘉のマンションへ



でも、さっきと同じ



『もう、遅いから仕方ないなぁ』ってドア開けてくれるんじゃないかって



そんな、考えは甘くて



だから、こっちも根性で



3時まで粘ってみた汗



でも、限界…



体中が、冷え切って、ピリピリ…



感覚が本当に無くなって



ガタガタ震えも止まらず…




『帰るね…』ってメール送って帰って来た





今日…日曜日



比嘉…帰って来てくれるかな?



そんな思いで待っていましたが…



TELにもメールにも応えてくれない



今までに無いぐらい



必死で…



こんな状況でも、今までの彼なら



『もういい~。別れて!』って言ってきたし



自分の本音を伝えた事も無かったし



自分が悪くないと思った事に対して『ごめんなさい』って言った事も無い



必死で、相手をこちらに振り向かせる様な行動を取った事も無い



そんな、私なのに



必死で、比嘉に戻って来て欲しいってお願いしている…








昨日…寒いところにいすぎたかな?



鼻水に、咳が…



PL剤飲んで、早くねよ~





この部屋、やっぱり一人じゃ、広すぎるって



初めて思った…