あれは30歳から31歳にかけての事。
私が、念願かなって営業から学術に移ったのは
27歳の4月
タカアキとの結婚の話が出た頃でした
学術に移って、直ぐに結婚の話が出て
そして、また直ぐに破局の話
『私、仕事に生きます
』ってヌクッチに言ったら
『わかった。俺に任せろ
』
そう、体育会系のノリ
ヌクッチのスパルタ教育が始まったのです
学術は、名前の通り単純に『お勉強』する部署
勉強した内容を新しい商品開発・営業や社員教育や顧客への情報提供などをする
だから、いっぱい『お勉強』する
ヌクッチの情報量は計り知れない
大学では勉強したものの
人に説明できる様な代物では無い
それを人前では説明したり話したりできるように
毎日、毎日猛特訓
いつも、仕事が終わってから
9時ぐらいまで残って
研修会の前や新商品の説明会の前などは
本当、終電ぐらいまで残っていた
私が今のマンションに移った理由も
前に住んでいたところは、
通勤に1時間は余裕でかかったので
30分以内で通える所に引っ越したのです
そんな、猛特訓生活が
1年半以上続いた頃
会社に、奥さんが乗りこんできた![]()
ビックリ![]()
『この女はどこにいるの
この女はうちの主人を寝取ったのよ~~ぉ』って
直ぐにフロントの警備に取り押さえられましたが
時既に遅し…
会議室で、当時学術の部長だった東堂顧問と
ヌクッチと私と奥さまと…
『だから、違うって。何勘違いしているんだ
』
『だって、あなた、毎日毎日遅くまで…そんなにお仕事が忙しいの?違うでしょ
その女と
』
『いえ、私は…何も。本当に仕事を…』
『この泥棒猫~~~~ぉ 主人を寝取ったわね~~ぇ』って
バッグでバシバシ殴られ
殴りつける奥様を東堂顧問が落ち着かせ
ヌクッチが私をかばったから
『ほら~~~~~ぁ。やっぱり。私よりこの女が大切なのんね~~~ぇ
』
って大泣き
時には、仕事中に嫌がらせ電話
私の携帯にも…
また、時には
私のマンションにまで押しかけて来る
当時付き合っていた彼も恐怖を感じていた
ちなみに、ヌクッチと奥さまは
大学時代にから付き合っていたらしい
大学卒業後、直ぐ
23歳で結婚したらしい
すごく仲のいい
おしどり夫婦
私よりヌクッチは10歳年上なので
当時まだ、奥さまは40歳ぐらい
とてもお綺麗な方で
『美人は何しても許されんだね~~』って当時の同僚と話したのを覚えている。
そんな奥さまが半狂乱になった為
ヌクッチは、毎日7時前には帰宅する様になった
そして、毎日、毎日奥さまと話し合い
なぜなら、奥さまは『離婚したい』と
『離婚は早まるな!俺は浮気なんかしいない!』
そんな話し合いを2カ月か3か月続けた
それでも奥さまは、『離婚する』と言う事を聞かず
ヌクッチに頼まれて、身の潔白をヌクッチのお宅まで
説明しに行き
お子さん達にも白い目で見られ…
踏んだり蹴ったり
結局、初めの騒動から3.4カ月たった頃
ヌクッチは根負けして離婚届にサインした
なのに…サインしたら、急に奥さま
『離婚はいいは…これは手形として預かっておくわ
』って
気を取り直したらしい
元の鞘に収まって
しばらくはヌクッチも7時過ぎまでに帰宅するようにしていたが
地方での研修会の話が出て、
そこに私とヌクッチが講師として行く事になり
また、その準備で少し帰りが遅くなったのは
離婚届にサインして2.3カ月してからだったと思う
それでもヌクッチは仕事が残っていようと
8時前には会社を出ていた
その日も
『すまない。帰るわ。後、頼んだ。気を付けて帰えれよ』
って8時前に事務所を出た
私は、それから1時間ほどした9時過ぎに事務所を出たら
会社の入り口前にヌクッチの車が止まっていて
車の前でヌクッチは煙草を吸っていた
『何してるんですか?帰ったんじゃないんですか?』
『ああ、帰ったよ。帰ったら、家の中スッカラカンだった
』
奥さまはヌクッチの衣類や日用品、ベッド以外の全ての物を
ヌクッチが会社に行っている間に全て持ち去り
姿を消した
もちろん、お子様も…
通帳の中のお金も全て
そして、買ったばかりの500万とか600万とかする新車まで…
残されたのは、家のローンと結婚指輪…
ついでに、どこに消えたのか
その後、奥さまはどうしているのか
それがわかったのは、1年後だった![]()
呆れた、息子からの連絡で、それを知ったのです…
奥さまの勘違いで始まった不倫騒動は
私やヌクッチを困惑させるだけさせて
社内にあり得ない噂だけ流し
そして、消えて行った
男の元へ…
その後、奥さまは
直ぐに再婚されたそうです![]()
これが真相