江戸の「ことわざ」面白講座(100)
《江戸っ子の文化》
◆悪銭身につかず
盗みや賭博などの不正な行為で得た大金は
浪費してすぐになくなってしまうということ
何が「悪銭」かは時の法律や人の道徳によって違うが
一般的に労働によらないで得た金という意味合いがあり
富籤(宝くじ)も「悪銭身につかず」の部類であろう
江戸時代半ば富籤は大金を得られる唯一の手立てとして盛んだった
文政年間(1818年~1830年) 江戸では三十三カ所で富興行が行われ
連日成金が生まれた
とくに谷中感応寺・湯島天神・目黒瀧泉寺は
「江戸の三富」として人気があった
一等賞金は千両・五百両・三百両といろいろあったが
百両富が最も多かった
富札は千両富で一枚一分(約25,000円)と高価だった
江戸庶民が富籤にどんな夢を抱いたのか 落語『宿屋の富』では
「まず吉原へ行き 妓(おんな)ァネ 見受けしてネ え
家ィ買ってネ 入ってヨ 女と差し向いになるんだ
お膳の上を見るってえとネ うなぎがあって 卵焼きがあって
お刺身があって お椀があって‥‥ウン ちょっとおまえさん
燗がつきましたヨ さ お酌ゥ なんていいやがるんだ」
(志ん生 江戸ばなし)と取り留めがなく
まさに「悪銭身につかず」である
(^。^)y-.。o○
bye-bye (ノД`)・゜・。
国民宿舎イベント(4)
またまた来ました浜名湖荘の日帰り入浴
玄関を入ると辺り一面に絵手紙のような物が
今回は「己書(おのれのしょ)」と題し
大小さまざまな絵が展示してある
己書だから何を描いても構わないが
実に様々な絵がある
どれも素晴らしい
時間があればずっと見ていたい絵ばかりである
そういえば数年前万葉の森公園に「ゆっち」と出掛けた際
絵手紙を書くイベントがあって参加し3人て絵手紙を描いた
右の上がカミさん 左の下が「ゆっち」二人ともトマトの絵
そして小生は金魚の絵を描いたが
到底皆様にお見せできるレベルではないと判断し割愛した
絵や文章が上手いっていうのは人生を歩んでいく上で
最も身近な特技である もっと早く気付いていれば
もうちょっと華やかな人生になったのかな~
と思ったものの後の祭り 絵の下手な小生で人生全うする
(^。^)y-.。o○
bye-bye (>_<)
遠州入門―磐田市 桶ケ谷沼
◆桶ケ谷沼は磐田原台地の東の谷間に位置する
面積7.43㌶周囲1.7㌔平均水深約0.6㍍の沼である
北には東名高速道路 南には国道1号線が走っているが
1989年(平成元年)には「日本の秘境100選」に選ばれたほど
全国的に見ても貴重な自然が残されている
桶ケ谷沼は日本で確認できるトンボ約200種類のうち
3分の1以上の71種類の生息が確認され「トンボの楽園」と呼ばれている
絶滅危惧種ーAに指定されているベッコウトンボの個体数を
安定的に維持している国内唯一の場所としても知られている
桶ケ谷沼に流れ込む川は一つもないが
台地に降った雨水のおかげで水が枯れることはない
沼の周辺はかつて湿地帯が広がっていたが
江戸時代に干拓され水田として利用されたこともあった
その後 沼が灌漑用の水源として利用されるなど
長く農地として利用されてきた
1950年代になり磐田市の工業が盛んになると
沼の周辺にも開発計画が持ち上がり
1970年代には沼そのものを埋め立てる計画が出たこともあった
桶ケ谷沼はトンボ以外にも絶滅危惧種ーBのカワバタモロコなどの
魚類や野鳥 昆虫 水生生物など希少な動植物の宝庫である
沼とその周辺の自然を保護しようとする運動が日に日に高まって行った
1980年(平成元年)には静岡県が沼と周辺の土地約60㌶を買い取り
1991年(平成3年)には県条例で桶ケ谷沼とその周辺が
自然環境保全地域に指定された
2004年(平成16年)には桶ケ谷沼ビジターセンターが開館し
啓発活動の拠点となっている
「桶ケ谷沼のトンボと言えばベッコウトンボですが
ベッコウトンボは春のトンボであり
3月中旬から5月下旬までしか見ることができません
6月頃からはショウジョウトンボやチョウチョトンボなどの
色鮮やかな夏のトンボ
8月のお盆頃にはウスバキトンボ
10月~12月はアキアカネなどのアカトンボと
季節ごとにさまざまなトンボを見ることができます
冬には各種のカモが飛来します
隣の鶴ケ池には毎年ハクチョウもやってきます
トンボだけではなく季節ごとに
さまざまな動植物の姿を目にすることができる
『自然の宝庫』の桶ケ谷沼です」
とセンターの所長は紹介している
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bye-bye (*'▽')