人生の中で現れる“ひとつの変化”が精神的な病と大きく関係している! | メンタルアガリカルチャー

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あがり症・場面緘黙症・イップス・強迫性障害などの苦しみの中で得たことを活かして、新しい精神文化(精神の向上を目指した文化)=メンタルアガリカルチャーを作っていきます!

精神的な病の苦しみは、あることを強く意識することによって生まれます。
 
これまで無意識におこなってきたことを、強く意識することによってうまくできなくなり、「どうしてうまくできないのだろう」と考え込むことで、さらに強く意識することになってしまい、全然できないようになって苦しみとなってしまう。
 
このようにして精神的な病で苦しむことになるのです。
 
 
 

「精神的な病の苦しみが現れるのはいつ頃が多いか?」
を考えると、「精神的な病の苦しみは、あることを強く意識することによって生まれる」ということが納得できると思います。
 

精神的な病の苦しみが現れ始めるのはいつ頃が多いでしょう?
 
 
だいたい、中学生の頃ではないでしょうか。
 
反抗期が起こるのもちょうどこの頃です。
 
 

この頃、多くの人にひとつの変化が現れます。
 
「自分を“意識”し始める」
ということです。
 
 
この頃に始まる「“意識”し始める」というのは、「自分」だけではありません。
 
あらゆる人、あらゆるもの、あらゆること、この世の中すべてを意識し始めるのです。
 

異性を強く意識するようになるのはこの頃です。
将来のことを意識し始めるのもこの頃です。
世の中の理不尽さを意識するようになるのもこの頃です。
親に反抗するようになるのは、自分に対する親の接し方を強く意識するようになるからです。
 
 
 
精神的な病の苦しみが始まるのが多いのはこの頃です。
 

もしかすると、それまでも精神的な病の症状と言われるものが出ていたかもしれません。
 
人前でうまくしゃべれなくなる。
手を何度も洗う。
顔が赤くなる。
 
などの症状がそれまでも出ることがあったかもしれません。
 
しかし、そのことを意識することはなかったのです。
 

それが、中学生の頃から、あらゆるものを意識するようになり始めた頃から、これらの症状を意識するようになり始めたのです。
 
そして、症状を意識するようになると、「どうしてちゃんとできないのか」と思い悩むようになり、症状に対する意識がさらに強くなって、症状が悪化していき苦しむことになってしまうのです。
 

この頃、自分に対する意識も強くなるので、「自分を良く見せたい」という思いも強くなります。
 
「自分を良く見せたい」という思いは強いのに、うまくできないために「自分はダメな人間だ」と思うようになり、苦しみはどんどん大きくなってしまうのです。
 
 
 
 
精神的な病の苦しみはあることを強く“意識する”ことによって生まれます。
したがって、精神的な病の苦しみが始まるのは、自分を含め、あらゆるものを意識するようになる時期(中学生の頃)以降になるのです。
 
 
 
 
精神的な病の症状が出て、
「どうしてうまくできないんだ」
「俺はダメな人間だ」
などと自分を責める必要はありません。
 
そのことを強く意識しているからうまくできないようになっているだけです。
 

このことを頭の中に入れておくだけでも、頭の中が混乱しないようになります。
 
 
 
 
正確には、「精神的な病の苦しみは、あることを強く(マイナスに)意識することによって生まれます」です。