徐々に暖かくなり、読書するのにちょうどいい気候となりましたね。
だからというわけではないのですが、
今回ご紹介したいのは、
3月7日にコスミック時代文庫から発売されたばかりの新刊、
「用心棒無名剣・旗本斬り」。シリーズ第二弾です。(650円)
今回の舞台は京都です。
幕末動乱の京洛の街に、ひょっこり現れた名もなき浪人。
新選組と勤王の志士が争う真っただ中に、この主人公は
弱い立場の町民のために、豪剣・同田貫を唸らせます。
黒紋付きに黒の袴という黒づくめの出で立ち。
無頼で人との関りを避けるように見えるが、心の中には人情味溢れた温かい血がかよっています。
悪を許さず、同義に反する者を許さず、その行く先々で用心棒をして飢えをしのぐ。
その生きざまがとてもカッコ良く、読者が男なら憧れ、女なら恋に落ちてしまうほどの魅力的なキャラです。
ある日のこと、
この浪人は、京の街で武家同士の斬りあいに遭遇します。
争いの原因は何か
そしてその遺恨の先に浪人が見たものとは・・・。
続きは本編でご確認下さい。
第一話 旗本斬り
第二話 除隊の日
第三話 比叡おろし
第四話 裏切り
以上四編を収録。
活劇に人情話がミックスされた本格時代小説です。
描写が本当にリアルですよ。
本格物が好きな人には特にお薦めです。
ぜひ読んでみて下さい。
筆者のいずみ光さんとは、私がまだ20代の頃、某シナリオ教室で出会ってからの付き合いで、もう30年以上になります。
小説家になる前は、時代劇を手掛ける脚本家としてTVなどで活躍されていましたので、小説家に転向されても時代物はお家芸です。
私と違って、時代考証が知識として頭の中に入っていますので、その博識ぶりにはいつも驚かされます。
作品に取り組む姿勢はいつも真面目で真剣。こうすると決めたら、妥協を許さないぶれない姿に感心します。
そして今回も
「いつもブログで紹介してくれてありがとう」ということで、本をプレゼントしていただきました。
本を手にし、ご満悦な私。 これから読みますよ。
なんか、私の周囲の脚本家たちが小説家を目指して作品を書き始めました。
いずみ光さんのように、実際にデビューした人も大勢います。
人の活躍や頑張りを聞くと、すぐに影響を受けてしまう私。
だけど前向きな影響や刺激を受けるのは、とっても良いことなのですよ。
そこで、
私もいずみさんたちに追随すべく小説を書き始めているのですが、
これが脚本と勝手が違って、なかなかうまく書けなくて四苦八苦しています。
どなたかアイデアを提供して下さい。
神戸ポートタワーの見えるカフェで執筆中。
記者の仕事を終えたあと、いつもの神戸ハーバーランドにあるスタバで、
ブラックコーヒーとワッフルを口にしながら時代小説を執筆。
記者や脚本の仕事を放ったらかして書いています。
もしそんな変人を見つけたら、それは私かもです。
姫路のジュンク堂書店にて。
いずみ光さんの本、時代小説コーナーで平積みされていました。
たくさん売れるといいですね。
書店で目に止まりましたら、ぜひご購入されてみて下さい。