春の読書はいかが。いずみ光著文庫本、二作品の紹介 | あがぶんブログ

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さあビックリマーク 読書の春のスタートです。


秋が読書の季節と思われがちですが、気候の良い春も、読書に適しているのですよ。


というわけで、

今回も元脚本家で現小説家の、いずみ光さんの時代小説を2本ご紹介します。

先月(3月)に、二冊も新刊が出ました。


GWも すぐ目の前。

お時間のある方は、ぜひ いずみ光サンの小説でお楽しみ下さい。



        本        本        本



まずは1本目。

泣き虫老中 遠山備前・上意討ち」  (コスミック時代文庫・630円)




 第一話  暗殺者の指令


 第二話  猫は知っていた


 第三話  上意討ち



   あらすじ



立て続けに無宿者が斬られる事件が起こります。

遠山備前守清流の命を受け、徒目付の伊佐健吾と風吹蓮三郎はすぐさま捜査に入りますが、迷いのない鋭い刀傷から、ただの辻斬りではないと判断します。

報告を聞いた遠山の脳裏には、ひとりの浪人の面影が浮かんでいました・・・。



前作「泣き虫老中、遠山備前」の続編です。 コチラ ↓

   http://ameblo.jp/agabun-1985/entry-12083812775.html


老中筆頭といえば、今でいう総理大臣に匹敵します。

そんな重責でありながら、弱点は涙もろいこと。

そのため、涙を拭く手ぬぐいは欠かせません。

さて、今回はどんな人情話が炸裂するでしょうか。 

 


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続いて二本目。

ぶらり笙太郎 江戸綴り・桜流し」  (祥伝社文庫・620円)




   あらすじ



幽霊と会話できる叶笙太郎の前に、安房青江藩の前藩主、小泉崇高の霊が現れます。

頑固でワガママなうえ怒り狂う崇高にうんざりする笙太郎でしたが、息子の治める藩に抜け荷の疑いがかかり、しかも藩が雇った船が難破していたことを知ります。

その船主の嫁が何者かに襲われるのを救った笙太郎にも、抜け荷の黒幕の手が・・・。

女と幽霊と幽霊船。ぶらり笙太郎の情けの剣が今回も冴えます。



前作「さきのよびと」の続編です。 コチラ ↓

   http://ameblo.jp/agabun-1985/entry-12071249939.html


「さきのよびと」とは、先の世に行った人。つまり死者の霊のことです。

主人公の笙太郎は、幽霊の姿が見えて会話もできる能力の持ち主。

今回も幽霊の依頼を聞いていて、ひょんなことから陰謀に巻き込まれてしまいます。

現在、熊本・大分が地震の被害を受けていますが、

この物語も災害の被害を受けた被災地がチラリと登場します。

今も昔も被災者を救うために、いろいろ苦労をしていたのですね。



        本        本        本



いずみ光さんほどの文章力はありませんが、私も下手なりに作品を執筆しております。

(脚本の仕事ではなく、趣味の小説の方です)


下の写真は、先日、新聞社の仕事の帰りに ふらりと寄った古民家喫茶で執筆した時のものです。

どんな雰囲気の中でで書くのが自分に適しているのか試しています。




マラソン選手が大会でもないのに黙々とトレーニングするのと同じように、

作家も、仕事が無い時でも常に何かを書いていないと感覚が鈍るのですよ。

特に年齢を重ねると、それを痛感します。


文豪なみに文章が上手くなれば嬉しいのですけどね。




結局は、こんなギャグみたいな話ばかりになっています。

こりゃ売れないよね。あせる