セリカXX2800GT 製作記 ~その3~ | 動くぞ!素人のプラモデル戦車道

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少年の頃作ったプラモデルの戦車は走ったのに・・・。そんな想いから、最近では非主流派の「動く」プラモデル戦車を応援します。

有井製作所 オーナーズクラブ 1/24 セリカXX2800GT 製作記の続きです。

 

<ランプ類を付けて・ガラスを嵌めて>

ほぼ出来上がりましたので、細かな装飾の取り付けにかかります。

ヘッドライト・テールランプを塗って取り付け・・・・

窓ガラスを取り付けます。

窓ガラスは前後左右全てのウインドウが一体形成部品になっています。

余白が大きいので接着剤がはみ出し難くラッキーと思いきや、窓ガラス部品とボディー屋根の形状が微妙に合わず、隙間が空いてしまうという不具合もあります。

窓ガラス部品の「のりしろ」が大きいのは歓迎しますが、全ての窓を一体成型にしなくても良いのでは?

 

フロントウインドウの上部に「日よけ」デカールを貼り付けた後、窓ガラス部品をボディー屋根に接着しましたが、この過程で隙間なく圧着させようと部品をグイグイ押したら・・・・デカールがズレてしまいました。修正を試みたら・・・ビリビリ・・・(泣)

結局「日よけ」デカールは全て剥がしました。

 

<デカール>

何度も繰り返し言いますが、このプラモデルは決して「精密モデル」ではありません。いや「スケールモデル」ですら無いのかもしれません。色々な意味で、ある程度諦めているのですが・・・・デカールは酷すぎないか?

コレがプラモデルに付属するデカールシートです。・・・・が、赤い矢印のデカールはどう考えても使えません。

だいたい何で「スープラ」なんだ? この製品は海外向けのプラモデルなのでしょうか? FLAMINGOって何?

「春魔牙呑」とか「数賦羅」って・・・暴走族ですか? 「夜露死苦!」みたいな? たとえ昭和の時代でもコレは無いでしょう。

結局使えるのはナンバープレートのデカールだけでしたが・・・ここでもう一つ失敗。

このナンバープレートのデカールは、プラモデルのナンバープレート部品よりも1回り大きいのです!(汗)

分って居れば、先にカッターナイフで切ってから水転写したのに、貼って初めてサイズが大きい事に気づきました。いい加減にしてほしい! 濡れたデカールの余白を根性で切断しましたよ!(少し破れちゃったけど)

 

ちなみに、この大型テールランプも透明部品を自分で塗装&塗分けです。今時のプラモなら赤い透明のプラパーツを使うでしょうね。ウインカー部分のオレンジ色も自分の目測で塗っています。(ヘロヘロの塗装ですね)

リトラクタブルヘッドライトは上下しますが、ライトの透明部品の貼り付け前に、後ろの取り付け基部を銀色に塗装すべきだったのでは?と悔やまれます。ヘッドライトが汚いョ・・・・。閉じておきましょう。

 

 

<工作が進む程に失敗箇所が増えてダメになって行く>

とりあえず、完成はしましたよ。当初の目的は達成。ここまで作って「思い出し」ました。カーモデルは、「製作が進む程、失敗箇所が増えていく模型」だという事を。

完成までに失敗をどれだけ抑えられるか? どの位まで「ダメにしながら」完成に漕ぎつけるのか? 私にとって「カーモデル」とはそういうプラモデルなのでした。

自分のモデラーとしての「腕前」を再認識させられました。初級者では無いけれど・・・・中級の下。(泣)

先月は静岡ホビーショーで、このブログでも素敵な作品を多数紹介しましたが、自分で作らずにあのような作品ばかり見て回っていると、いつの間にか自分も同じレベルで作れる気になってしまうのです。気を付けなくては。

 

 

<誤魔化すために>

最近は3D製造技術が進んだためか、美少女プラモデルやフィギュアが多数販売されています。メーカーブースでも単にカーモデルを展示するのではなく、傍らに美人の女性フィギュアを配置した展示が多かったように思います。

このようなフィギュアを模型の傍らに配置すると・・・・

観客の視線はそちらを追うので、ヘタクソな自動車模型を展示しても注意を反らす事が出来ます。(笑)

このフィギュアはハセガワの新作ですが、1/12サイズですから、自動車模型には合いません。

 

1/24サイズのフィギュアを用意してみました。

フィギュアと言うと某ワンフェスなどで販売されている高価なレジンキッドを想像される方が多いと思いますが、このフィギュアはインジェクションモデル、つまり普通のプラモデルと同じ素材、同じ製法で製造されています。

それ故でしょうか、有難い事にこのフィギュア(・・・・と言うかプラモデルですね)は実売価格700円台です。

私のようなモデラーであっても、失敗を恐れずに製作出来ます。有難いですね。

そんな訳で「セリカXX」は一応完成しましたが、次回はフィギュアの製作です。

アレッ?なぜか展示会に出す前提の話になっていないだろうか?(笑)

 

(つづく)