さて、2021年8月に観た映画の個人的なオススメランキングを発表します。8月は9本観ていました。もう10月も終わりかけな時期になってしまってすみません。
恒例ですが、この個人的なランキングのスタンスについて。ここではものすごく偉そうに色々語りますが、もちろん僕個人の一意見なので、気に入らなければ無視してくださって結構です。創作の苦しみはわかりますし、それを後から色々言うのは簡単なこと。当たり前ですが、制作者より批評家が偉いなんてことはありません。それがわかった上で、でも自分の意見を忌憚なく言わせていただいた方が、読む方には参考になるかと思うので、書いています。まぁ、言いたい放題言っているだけなんですけどね。
では、ブログトップにも書いてますが、僕の好みについて一応おさらい。
・アートよりの作品よりもエンタメ系の方が好き
・好きなジャンルはファンタジーやコメディ、ラブロマンスで、ホラーはほとんど観ない
・邦画よりも洋画、しかもハリウッドのドンパチの方が静かなものよりも好きな傾向
・☆の基準
☆☆☆☆☆(すごい面白かった!おすすめ!)
☆☆☆☆(おすすめできる。もう一度観たい!)
☆☆☆(普通に面白かった。観て損はしない)
☆☆(1000円ならまだ許すかもしれないけど)
☆(クソ映画。観終わって怒りがこみ上げるレベル)
☆0(公開する意味がわからない)
では、お待たせしました!今月のランキングいってみます!
一応一言感想コメント書いてます。
☆☆☆☆☆
1位「るろうに剣心 最終章 The Beginning」
8月の1位は「るろうに剣心」実写映画の最終作である今作でした。まあもう贔屓目もだいぶ入っていると思うんですが、とにかく有村架純さん演じる雪代巴が良すぎて。もちろん「Final」の新田真剣佑さんもめちゃくちゃ良かったんですが、今作の巴はとにかく実写にするの難しいヒロインだったので、それをしっかり体現してくれていたのが嬉しかったです。もともと物語自体、シリーズの他作品のキャラクターがほとんど出てこないというのもあったので、いわゆる「顔見せシーン」みたいなのが一切なく、一本の映画としての完成度が高かったのも良かったです。これで終わりっていうのが納得の一作でした。
☆☆☆☆
2位「アーヤと魔女」
全然ヒットしなかったし、割と評判の悪かった今作ですが、個人的には非常に楽しく観られたので、8月の2位に。とにかくアーヤが魅力的だったのと、普通の街に溶け込んでいてくだらない魔法を売って生計を立てている魔女という設定が好きでした。孤児院を舞台にすると、そこから出たがるというのがよくある設定ですが、今作では逆に残りたがるというのも良かったですね。孤児院や似たような施設で働いている方へのリスペクトが感じられました。個人的には続編を作って欲しいですが、まあ厳しそう。
3位「ドント・ブリーズ2」
前作で悪役だった盲目の老人をヒーローに据えてしまうという新感覚ホラー。前作のレビューなんかを見ていると、むしろ前作観ていない方が今作を純粋に楽しめるのでは?って思ってしまうくらい、今作の老人はかっこいいし、頑張ります。多分前作では恐怖の象徴だったキャラクターが活躍するので、安心感が半端ないです。こういう形の続編もありなのね、と思いました。同じことをスケールアップするだけ、という続編が多い中、異彩を放つ一作だったと思います。
4位「映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園」
安定して面白い一作でした。エリートを養成するために競わせるというシステムの弊害なども描いていて、思ったよりもずっと深い作品になっていたと思います。まあクレヨンしんちゃんとかドラえもんは往往にして事前の印象よりも深い作品なことが多いとは思うけども。ミステリー要素もトンデモだけど一応ちゃんと描いていて、子どもたちにとっても笑いながら楽しめるようになっていました。あと、フワちゃんをめちゃくちゃ雑に使っていたところも良かったです。
5位「イン・ザ・ハイツ」
ダンスと音楽が素敵なミュージカル作品が5位でした。観ていてめちゃくちゃ楽しいし、映像演出が素敵で、歌のシーンになると一気に引き込まれる一作です。もう少しあの辺りの移民問題などを詳しく知っていれば、さらに楽しめたのかな、とは思うのですが、それ抜きでも楽しい作品でした。まあぶっちゃけ物語は割と意味不明なんだけど、みんなが頑張っている姿が伝わってきたし、ポジティブなエネルギーがこちらに飛んでくるところが良かったです。
6位「沈黙のレジスタンス ユダヤ孤児を救った芸術家」
伝説のパントマイミスト、マルセル・マルソーが若き頃にユダヤ孤児を救った実話をもとにした一作です。楽しいとは言えない作品ですし、パントマイムはあんまり期待しちゃいけない映画でしたが、戦争映画として十分に面白い作品でした。当時のフランス政府がドイツに寄った感じだったのとか、個人的には新鮮でしたし、残虐なところをあえて想像させて終えるのも良かったです。
☆☆☆
7位「ジャッリカットゥ 牛の怒り」
インド発の意味不明なハイテンション映画でした。水牛が逃げた!追え!というシンプルな内容で、登場人物の誰が誰だかさっぱりわからないという謎の作品でしたが、妙にテンションが上がるんですよね。音とか映像が上手く使われているのが良かったのだと思います。
☆☆
8位「スペース・プレイヤーズ」
残念ながら期待していたものが観られなかった感がある一作でした。アニメキャラクターがめちゃくちゃやるのは楽しいと思うのですが、バスケのルールにもう少し則って描いてほしかったですね。ワーナー・ブラザースのアニメ映画にもう少し馴染みがあれば面白かったのかもしれませんが……。
☆
該当作品なし。
☆0
9位「竜とそばかすの姫」
とにかくリアリティがなかった上、世間に誤解を与えそうな一作でした。物語のラストの展開も全く腑に落ちないですし、「美女と野獣」の構図やカメラワークを丸パクリするという、内容的にもクリエイター的にも倫理観が欠如している一作だったと思います。
暫定ランキング
☆☆☆☆☆
1位「ジョゼと虎と魚たち」
2位「ザ・スイッチ」
4位「14歳の栞」
☆☆☆☆
10位「クルエラ」
11位「アーヤと魔女」
13位「ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから」
15位「騙し絵の牙」
16位「ドント・ブリーズ2」
17位「ブラック・ウィドウ」
18位「ガンズ・アキンボ」
19位「エマの秘密に恋したら」
22位「イン・ザ・ハイツ」
23位「トゥルーノース」
24位「ノンストップ」
25位「トムとジェリー」
☆☆☆
28位「アメリカン・ユートピア」
29位「さんかく窓の外側は夜」
30位「哀愁しんでれら」
31位「ミッドナイト・ファミリー」
32位「ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画」
34位「野球少女」
35位「スタント・ウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち」
36位「21ブリッジ」
38位「サタニック・パニック」
39位「プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第1章」
44位「1秒先の彼女」
45位「Mr.ノーバディ」
46位「劇場版 美少女戦士セーラームーン Eternal 後編」
48位「ミナリ」
☆☆
49位「フィールズ・グッド・マン」
50位「モンスターハンター」
51位「パーム・スプリングス」
53位「モータルコンバット」
55位「スレイト」
57位「劇場版美少女戦士セーラームーン Eternal 前編」
58位「奥様は、取り扱い注意」
60位「恋する遊園地」
61位「DAU. ナターシャ」
☆
62位「ヴィクトリア」
63位「夜光 ある定時制高校の物語」
☆0
64位「竜とそばかすの姫」