今回の富士登山ですが、3つの目的がありました。
そのうちのひとつが、忘れていた想い出の実現です。
数年前に、メルカリで買い戻した C-C-B あんちょこBOOK。
中学生の頃、暗記するくらい何度も読み返していました。
この書籍の中の記事に、
「ザ・ベストテン 第1位のときはいつも記念日 」
というタイトルがあり、C-C-Bの代表曲のひとつである「Romanticが止まらない」が第1位になった時は、ちょうど100人目、「Lucky Chanceをもう一度」が第1位をなった時は、この番組の第400回目という区切りだったこと、この400回記念のご褒美として、富士山山頂にC-C-Bのプレートが置かれた...ということが綴られています。
当時、富士山に登ってプレート見たいなと思ってました。
僕は、過去5回、富士山に登っていますが、プレートのことまで、気が回りませんでした。
というのも、1回目の登頂の時は、ツアーで吉田ルートで登りました。
ガイドからは、
「人が多すぎるのではぐれるかも知れんません。」
「はぐれた場合、午前5時30分には、下山を始めて下さい。」
「下山時、分岐(吉田ルートと須走ルート)があるので、間違わないでください。」
と言われてました。
僕が、山頂に着いた時は、午前5時15分でした。
探す余裕なんてありません。
2回目は、御殿場ルートで登頂。
午前4時に登山開始し、山頂に着いたのは午後2時。
暗くなる前に下山したかったので、この時、浅間大社にお参りして、すぐさま下山。
3回目は妻と娘、4回目は息子と2人で登り、この時も、山頂滞在時間は、30分なかったかと思います。
5回目は妻と息子と登り、山頂に着いて、妻と息子は休憩、僕だけ、剣ヶ峰・お鉢巡りをして、下山しました。
今回、富士登山しようと思った理由のひとつが、この C-C-Bのプレート です。
先日、槇原敬之コンサートに行った際、やたら、C-C-Bのことを思い出してしまったので、ちと、探してみようかな?...と。
ネットの情報では、2004年に、ここで保管されていたとの情報がありました↓。
山頂に着き、すぐさま 頂上富士館に向かいました。
ネットの情報では、頂上富士館の食器返却口のうえに飾られていたとのことだったので、店内に入り確認したところ、館内のどこを見渡しても、プレートなんてありません。
そこで、綺麗な女性の店員さんに、プレートのことを尋ねてみました。
「C-C-B?...知らないです。」
「ザ・ベストテンって、何ですか?」
ジェネレーションギャップ!?
ってことで、C-C-Bのことや、ザ・ベステンのことや、説明しました。
登山の影響で、声がびっくりするくらいかすれていたのですが、
とにかく、一生懸命に、当時のことを伝えました。
すると、その店員さんも、この館が何か重大なことに関係しているのでは?となったようで、「私も、ココにあるのか知りたいので、他のスタッフに尋ねてみます。」と。
僕は、館の入り口付近で、彼女の姿を目で追っていると、彼女に尋ねられたスタッフは、皆、首を横に振ってました。
ダメかぁ...と思っていたところ、厨房の中から、彼女が笑顔で僕を見てきたのです。
「あったんだ!」と悟りました。
そう思った瞬間、涙がこみ上げてきました。
しばらくして、彼女が戻ってきて、
「プレートは、この館にあります。」
「プレートのこと店長(おそらく館長)しか知らないみたいで、今探してますので、少し待っていただけませんか?」
と。
すぐさま、「時間など気にしてません。ナンボでも待ちます。」と伝え、C-C-B雑談をしながら待ってました。
しばらくして、店長が来て、「保管してあることは間違いないのですが、保管場所を記したところを探しているのですが、そこにはなくて...もう少し待ってくださいね。」と。
この待ち時間が、何とも言えない感情をくすぐってきて、
・もう5人そろってのC-C-Bの演奏を聞くことはできないじゃないか!
・このプレートのこと、知ってるの、国内で、何人くらいいるのだろうか?
・館長がいなくなったら、どうなるだ?
・残されたC-C-Bのメンバーは、このプレートのこと覚えているかな?
・特に、田口智治さん(メンバーのひとり)は、このプレートのこと覚えているかな?
など、頭に浮かんできました。
すると、館長が、「これですよね?」とプレートを見せてくれました。
「写真、撮っていいですか?」と尋ねたところ、「良いですよ。」と快諾して頂き、プレートを手にしました。
このプレート、予想外に重く、ずっしりしてました。
ガチやん、このプレート!!!
で、館の外で撮影してみたものの、どうしても影が出来てしまうので、数枚、撮影しました。
このほか、プレートと一緒に映ってる写真を数枚撮り、初めて自撮り棒があったらいいなぁ...と思いました。
撮影後、返却に行き、お礼を言いました。
「また、何年後に来るかも知れません。」と伝えたところ、「来年も、来てくださいね。」と。笑
この後、館の外の椅子に腰かけ、「Lucky Chanceをもう一度」を聴きながら、スマホで撮った↑の写真を眺め、涙してました。
中学1年の時に想ったこと、実現でき、メチャクチャ嬉しいです♪
※ プレートの写真、ご自由に使って頂いて結構です。