ネットニュースでも、日本は財政破綻しない...という論理が、チラホラ見かけるようになってきた。
 

その根拠が、「自国通貨建て」で国債を発行しているとの理由だ。

 

それを簡単に説明したのが↓。

 

 
 
で、これについて、もう少しだけ、深く、考えてみたい。
 
財政破綻が起これば、どうなるか?
 
国のお金が回らなくなるので、公務員に対する給与が払えなくなる。
 
公務員は、給与が貰えなくなったら、働かなくなるでしょ?

警察は、どうなる?

公務員がいなくなれば、大変なことになるでしょ?
 
犯罪し放題な社会、暴力が支配するような社会...言うなれば、アニメ 北斗の拳 のような社会になることは、容易に想像ができると思う。
 
こんな社会になることを望む?
 
僕は、暴力が支配するような社会になることは、絶対に阻止したいと思う。
 
おそらく、大多数の人が僕と同じような意見だと思う。
 
もし、僕と同じような理由の人が、大多数いれば、財政破綻はしない。
 
 
その理由は、強引だが、暴力が支配するような社会になるのを阻止するため、やむを得ない。
 

※ 少々エグい内容なので、ソフトな感じで伝えたいので、アニメ 鬼滅の刃 の有名なシーン パワハラ会議!? 風で説明します。

 
鬼舞辻無惨:「頭を垂れてつくばえ、平伏せよ。」
鬼舞辻無惨:「約束の期日が来たから払えとは、何、セコイこと言ってるんだ。」
国債保有者:「でも、約束が...。」
 
鬼舞辻無惨:「誰が喋っていいと言った。」
鬼舞辻無惨:「貴様共の下らぬ意思で物を言うな。」
国債保有者:「...。」
 
鬼舞辻無惨:「約束通り払うと、財政破綻する。権利を放棄しろ!」
国債保有者:「しかし...。」
 
鬼舞辻無惨:「しかし...?なんだ、言ってみろ。」
国債保有者:「法律で...。」
 
鬼舞辻無惨:「貴様は、私の言うことには従わず、法律には従うのか!」
鬼舞辻無惨:「私を甘く見ているな?」
国債保有者:「いえ...。」
 
鬼舞辻無惨:「いいだろう。法律どおり、約束してたものを払ってやる。」
鬼舞辻無惨:「しかし、その払ってやるお金を全額所得とみなし、所得税及び法人税として全額徴収する、という法律を作る。」
国債保有者:「えっ!?」

鬼舞辻無惨:「お前に拒否する権利はない。全ての決定権は日本国民にある。我が国における唯一の立法機関である国会において、正当な選挙で選ばれた国会議員たちで作る法律が正しいのだ。」


 
どう?

このストーリーだと、財政破綻はしないでしょ?
 
犠牲になるのは、国債保有者だけ。
 
そもそも、お金に余裕があるから、国債みたいなもの買うのでしょ?

日本国を信じ、国債を買った者が、◯◯でしょ!

 
この考え方をするだけで、暴力が支配するような社会に陥らないなら、大多数の人は、賛成してくれるだろう。
 
 
そもそも、なんで、国会議員になろうとしてるのだ?
 
政治を変える?
 
日本国憲法を読んでるのか?
 
 
日本国憲法41条
国会は、国権の最高機関であって、国の唯一の立法機関である。
 
 
国会議員になることは、法律を作ることが出来る人 になるってこと理解してる?
 
さっきのストーリー、無茶苦茶なストーリーだと思ってる?
 
さっきのストーリーとよく似た出来事は、この 日本国 で実際にあった出来事なんだ!
 
その出来事は、↓の書籍で紹介されている。
 
「8 戦後混乱期の税務行政 (1)戦後処理と税務行政 68頁」
 
平成8年10月1日に、財団法人 大蔵財務協会 が発行したものだ。
 
簡単に言えば、戦後、戦時中における軍事産業への支払いや戦時災害保険金などの「戦時補償」をどうするかという大きな問題があった。
 
そこで、「戦時補償の請求権」に、100%の税率を課税して、結果として、国は戦時補償の支払いを一切行わなかったということが綴られている。
 
これが、国家権力だ。
 
ホント、恐ろしい。
 
選挙って、この恐ろしい権力を誰に与えるかを選ぶもの って気づいて貰えれば幸いです。