伸ばし損ねたあの日の手で | Afro-Qってどういう意味か議論するブログ。

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法政大学・中央大学トライアスロンチームAfro-Q

タイトルは好きな歌のフレーズから。

二年、眼鏡です。

渡良瀬遊水池にて行われた、

全日本学生トライアスロン選手権に出場してきました。
といわけで、レースレポートを。

どシリアスなレポートはきっと先輩方が書くことでしょうし、眼鏡は振り返り込み、コミカル実況テイストのレポートにします。
とか言ってたら舎さんに先を越された。
…書いてみたら前後半の落差がすごい。
後半少しシリアスかも…

※無論、試合中は真剣でした。


1週間前からマグオンとアミノバイタルをローディング。3日前から炭水化物を意識して食後干し芋ローディング。
前日は吐きそうなほどアクエリ、野菜生活、グレープフルーツジュースを飲んだ。

けっこう気になってたお守り。
ちゃんとメガネだぁ!

当日。
スイムが750になる旨の通達。

えっ…まじ?アドじゃん。

lapから逃げる眼鏡としては距離が短いほうがいい。

虚弱体質☆ボクモヤシ。中学から使ってます。
三友さんも知ってた。
試泳。思ったよりあったかい。つーか「寒い」ならメンタルはプラスだ。
こちとらクリスマスの夜の「痛い」低温を越えて来とるんじゃ。だからボドボドのトランジをすることはなさそうだ…が。
やっぱり息がしずらい。
ウェットには何回そで通しても慣れない。
うーん。前見えねーな。

…最悪、体が覚えてる100メートル1:30ペースで温存の択もあるし、臨機応変に行こうか。
なんとなく、だけど
1:30 余力あり
1:25ー23 ずーっと巡航するならここまでかな
ってのがプール内での印象。
1:30は回してた期間が長かったのもあり体が覚えてた。
うんうん。
それでも11:15でしょ、集団つくるならそっちのがよさげまである。
オメーはかーなーり泳いでる。大丈夫。
焦んなよ、焦ったらボドボドになる。

位置どりは左外前列。
…にしたかったけど。
後方に追いやられる。

ちょっとまっt

オンユアマーク プァーン!

Swim 11:42 (102)


あー^バトルで頭がぴょんぴょんするんじゃ^ー

ごちうさ3期、見てね!(ノルマ達成)

ちょっ…まともに泳げないんですけど!?

ヤバイッテ(遊戯並感)

足つかむなよ、殴るなよぉ!?

眼鏡)待てっていってるだろうgピギュッ
渡良瀬遊水池)ダメだよ眼鏡。メガネノクビグッ
(ラップされて)謝ったら許さない…
眼鏡)ああわかったよ、やってやるよお!

内なるオルガを渡良瀬・オーガスが奮い立たせ

ちょっとだけ蛇行して人の少ないとこへ。
幸いブイの向きが呼吸する向きだったんで、
道を見失うことはなかった。
ごった煮のまま進み
ブイ折り返しのところでプチバトル。
が、ここまで来れば周りも元気がないころ。

眼鏡)宴の始まりだ!乱数聖域!
       (ナンバーズ・アヴァロン!)
ここらでやや出力を上げて逃げる。単純な速度なら自信あるぞ。

多分ブイ折り返した後のがトータルはやかった。

バトルマンが盤面からいなくなれば、あとはこちらの策を通すのみ。

バイク単体が遅いのはわかりきってるので、
「他の人より体力を残して」
上がる。
仮に周りのバイク力を100として、眼鏡が80だったとしても、スイムの後で本来の7割しか周りが出せず眼鏡が全力に近いパワーを出せれば勝負には、集団に食いつけるくらいにはなるはず。(と思いたい)
出力コントロールしつつ、
着々と前方の選手を回収。

殴りあいがなきゃ余裕なんだよ?元はプールスイマーだし。
上陸。クリスマスよりあったかいね(錯乱)
体力、正確には脚はほぼノーダメ。キック抑えた甲斐があった。よしよし。
さーて、堀越さんの直前が理想だが…
三友さんはいるわけない。いたら事故。
(0w0)セキデンさんがいたら眼鏡さんは終わり。

んー。直後になっちゃったか。まあ、大筋問題ない
クロック見る余裕も声聞く余裕もなかったので、堀越さんを見られたのは助かった。11:30ってとこか。
回りに人が多くいるのは水中で確認済み。それを前提にした策だからな。
よし、ここは大集団やなー。ヌギヌg
にしても上が脱げない。

苦戦してますね。不器用なのと焦りで。あれ?というかトランジまでの陸で抜かされたのかこれ?記憶ガバいな…

メモ:ウェットの脱ぎにくいとこは上、っと

はい、アルトジャー,ナイト!



トランジ。
つく頃には脱げてた。
練習してたのとワセリンのおかげで下はスルッと脱げる。アンクルバンドのほうは手で確実に。
アンクルバンドとれるほうがロスだしね。
眼鏡(ほんたい)、よし、メット、よし!
…あっ、ガーミン巻いてねー。
口に咥えて、乗車位置へ!


OK、START YOUR ENGINE!


Bike 1:03:32(41)
Sprit 1:15:14(95)
飛び乗り、よし!
ガーミン巻いて、前方の集団を捉えるために加速っ!

(0M0)スリップストリームヲツカエ!

眼鏡)ウェエエエエエイ! ♠️mach

眼鏡もちょっとだけなら50キロ出せるぞ!

堀越さんいたああ!しゃあああ!
やっぱり一緒に練習した人がいると心強い!
一周目は眼鏡、けっこうドラ回してました(よね?)立ち上がりもうまくいった。
ただちょっと前の人にハスった。
なんだかんだフラフラだったぽい。
抑えて正解かな?危うい危うい。
44とかで回ってる。体は今までいちばんしんどいドラ回しなはずだが…正直
楽しい。
脳汁ドッバドバ。
なにこれ。
進めば進むほど人が増える。どんどん楽になる。
どんどんはやくなる。

†君の集団は止まらない…加速する!†

体は間違いなく悲鳴あげてんのに、顔はニッコニコ。楽しい、楽しいぞ!フミフミ (ピコーン)

ん?なんか音がなったような…?


増えたメンバーが、逃げんぞ!とか無理すんな!
とか声を出し合い助け合う。


お前らの令和って、美しくないか?(称賛)

ちょっと笑ってるかな?

クッソアゲアゲで入った二週目、トランジちょいすぎのところで落車が。

ヒエッ…
落ち着け、落ち着け。
リセットリセット。


差し掛かるコーナー。


眼鏡の7m先くらい。

堀越さんが落車。


…え…? …めっちゃ踏まれて…

眼鏡のいない方向にバイクを避けたのが見えた。

進まねば。 進まねば。 進まねば。

進め、ということだろう。

脳をリセット。冷静に…

このあたりから、集団内で

落車すんなよ、という声がたくさん響き始めた。
眼鏡もコーナーのとき、減速、をバカでかい声で叫ぶよう心がけた。

その後も集団はどんどん前のを食べて成長。
40人くらいのモンスターに。
眼鏡はこのあたりでは先頭にもう一周に二回出るか出ないかに。あとは横が垂れたら間に入るお仕事をしてた。
立ち上がりのちょいすぎ橋とYouTubeに映ってたらしい応援区間と。
だいたいこの二ヶ所。

決して映えを狙ってたわけではないと、ここに記しておく。

単純に、前に出やすかった。それだけ。

5週目終盤。
完走確定やん!

横には三友さん。何か声かけたような気がするが、正直なところよく覚えてない。
フォーとか聞こえたらしいが(本人談)、
眼鏡は頭をやられてたんだろうか。
まあ、暴言吐いた覚えないし士気を上げようとしたのだろう。回りもそんな感じの発言あったし、
みんなで逃げるぞーとか前に出すぎんなーとかコミュニケーションとる集団やったし。
多分。知らんけど。というか後ろのほうの人、なんなら、普通にしゃべってたよね。

ラストラップ。

ヴッ…腰が…

解決法は…

…あっ、ツール・ド・フランス。

タディヤーナザン、じゃない、谷本さんに勧められ、

少し観たツール・ド・フランス。
なんか普通の自転車座りを混ぜてる人がいた。
へー。腰が楽になるんかー。
同じ姿勢続くとつらいもんね。

ドラ中なら速度維持しながらできりゅうううう!
腰くん回復。
ランに備える。

最終カーブ。

1キロ前から靴を脱ぎ始め、みんなが脱ぎ始めたタイミングで前を取るよう動く。
この選択はかなり強い動きだったと思う。
これだけでかなり順位稼げた。

降車はキレーに。母校では遅刻スレスレマンだったから降りるのはなれてんだよな☆
さぁーて、ランだ!

トランジに。

事前検証でわかったことのひとつが、
「靴下履いたほうがキロ3-5秒早い」
ということ。
あと、裸足だと足の甲が痛む。
靴擦れ、グリップ…etc…
要因は色々だろうが。
10キロで30-50秒早く走れるなら
トランジで10秒使うほうが強い。
※眼鏡の場合です。

脚つりに気をつけて、履く。
完走確定してんだ。記録狙ってこ。
脚つりとかここまできて
本当にしょうもないからな??

ええ、釣りませんでしたとも。

「トランジでは。」

Run 36:12(97)
Total 1:51:26(84)

一刀修羅ア!!
(この技の作品の舞台は中大モデル)

開幕から飛ばしていく。
トライスーツが肌に食い込み、このままではヤバいとずらしながら駆ける。
さーて、ペースは。
3:30くらい。うむ。よしよし。
あとは1キロごとに5-7秒落として、3:55近辺でキープしてこ。


どうせ後半は速度を上げにくいこと、ブリックで3:55ペースはかなりの距離行けることを考え、開幕突撃を敢行。
結果論正しい動きだったと思う。

その後も上手く自分をコントロールし、
ペースをゆっくり、自分の巡航ペースへ下げていく。
ガクン、と落としてまた上げなきゃ、とするより
体力面、精神面で余力がでる。
スパートはラスト1キロ入ってからでいい。
俯瞰的に、最善の選択を。
折り返す。
うおおおお堀越さん(0w0)セキデンさんいるうううう! 全員完走だ!
見てるこっちもテンションあがる。

今回は「大局観」を意識してレースに挑んだ。
どうやったら、トータルで早くゴールできるか。
ニュアンスとしては、1秒を作り出す、って感じだろうか。
ここで5秒かけたら結果どうなる?とかの
事前検証をして、自分はどう立ち回るのが最善かを考えた。
理屈っぽいと思われるだろうが、
この世界が物理法則に支配されている以上、
理屈でなんとかなる部分は大きいはずだ。

さーて、そろそろ半分か。ペースは3:55。
いいぞ、しかし油断するな。

メガネ-!

応援が聞こえる。よし、横のこいつを…

霹靂、一せn…

モモ裏が…
















ヤバいわよ!!☝️ (フラグ回収)

これだな。
左つりかけた。
いっつ…

やべー、はしれn

ユックリデイイ-!

オーケーオーケー、いったん4:30に落とそ。

500mくらいでなんとかなった。

が、予断は許さない。

それでも、それ以上の動揺はしない。

どんなにボロボロでも、俺はキロ4くらいでは走れる、
これは積み重ねた練習の中で得たもの。

たかが片足動かない程度、なんだというんだ。

少しずつペースを戻す。抜かされた一部の人を、抜かし返す。

エイドは摂る。ペースが戻る。ガーミンは4:05を示す。

ラストの直線に差し掛かる。

ここまで、いろいろあった。

サークル内選考。

そのあとの練習。

鍛えられた。 考えた。 戦った。

鍛えられた人間が、できること。

鍛えて、良かったと、どうすれば思ってもらえるだろうか。

…誰かに勝てば、鍛えた甲斐があったと、思わせられるんじゃないか。
そんなことも、考えた。

思い浮かんでは消える

思考はここまでくると、いや、二ヶ月と少々の間、ぐちゃぐちゃだ。
考えこむのは悪い癖だな。

声援が増える。ここまで来ればもうノーサイドだ。皆が皆、駆けるものへ送る。

やべー、アンクルバンドキツすぎて左の感覚が…

ゴールは100mくらい先。

前後に人はいない。左脚もスパートには耐えられなさそうだ。
いまいち、締まらないが…
さてどうやってゴールしようか。

サイゴハエガオデー!

だ、そうですよ?

そのくらいは出来ますよね?

伸ばし損ねた手が、届いた瞬間。
水泳では、たどりつけなかった、
その舞台。今こそ、証を刻めー

バンザーイ!

立てない…
アッ、アンクルバンドトッテクダサイ。

過酷だが楽しいレースが終わった。

来年も、また出よう。そう思った。

あとがき
ハイエースで帰る途中、ラーメン屋によった。

(0w0)セキデンさんが眼鏡にサラダをくれた(?)ところで、これからの話に。

「完走したのはお前だ」
「先輩がしてくれたように、俺たちは伝えた」
「だから、後輩や同期にそれを伝えろ」
「次はお前が、伝えていく番だ」

チームを背負った男の言葉だった。(意訳)

レース全体を最善の形にまとめようとしたら見栄張ろうとして脚つりかけたアホの話が伝わってしまうのですが…
うーん…うーん…

ああ、でも。
この試合に挑むにあたって、一つ心がけてたことがあります。
このブログ含め、いろんな言葉に助けられてきたので、眼鏡も、まずはコレを、伝えていきます。
(かぶってたらゴメンね)
できるかどうかじゃなく、どうすればできるか、を考えろ。…歩兵が龍王を取ることだって、あるんだぜ?

どんなプレーヤーにだって、武器を執り続ける限り、チャンスはある。やってみれば、案外、上手くいくかもしれませんよ?ってお話です。
参考に…なりますかね?

あっ、今回のレースのこととか、質問があれば、眼鏡なりに答えますよ!(*`・ω・)ゞ

最後になりますが、
サポートの皆さん、学生連合の皆さん、運営さん、この大会に関わったすべての皆さん。
何より、一緒に練習してくださった皆さん。
本っ当にありがとうございました!

今後もさらに、精進します!

まずは、コロナを考慮し、認定級でインカレ出れるように、頑張ります。(短距離走鍛えなきゃ…)

以下、反省。
・お前もーちょいスイム攻められただろ?完走狙いのためにとった動きとはいえ、11分フラットまでは削れた。バトルに負けんな。
・バイクは…運転少しもたついてハスった以外は満足。もっと出力を上げよう。
・ラン つりかけたのは一周目にエイドしなかったからかも。あと「無理」はしないこと。
新田さんにも言われたけど、つらなきゃけっこういいとこいけてただけに、本当に残念。
・トランジ ウェット脱ぎを攻められたらもうちょいいいけど、リスクとりたくないタイプなんでどーも…頑張ってこ。

以上っ!おーわりっ!