3本のマイクでエレキギター・レコーディング講座 | 録音屋さんのレコーディング実験ブログ

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レコーディングコラボという出張レコーディングをしているエンジニア/アレンジャーです。5弦ベーシスト、Cubaseで作曲・編曲。
このブログではレコーディング風景や音楽活動を通じて感じたことをコラム的に書いていこうと思います★

ども、実験と共作のレコラボです。
 
先日のレコラボ初のワークショップ、無事終えることが出来ました(^^♪
 
 
 
ダイジェスト動画↓

 
まずはご参加頂いた皆さん、お足元悪い中お越し頂き、誠にありがとう御座いましたm(_ _)m
 
ワークショップが開講できることを知って、自分で出来ることは何かないかな?と思いついたのが、このエレキギターのレコーディングでした。
 
でもレコラボさんよ。あんたの楽器パートはベースだが、なぜにエレキギター?
ということですが、エレキギターの方がより身近で、3本のマイクを使った収録が出来るから選びました。
 
講座ではオンマイクとオフマイク、それぞれのマイクによる音の違いやマイキングする上でのコツを解説しました。
当日収録したギターをミックスしてまとめたので、音の違いについてよかったら聴いてみて下さい。
 
 
オンマイク2本の比較
On-in(赤)On-out(緑)→2つのミックス

 
 
オンマイクとオフマイクの比較
オフマイクオンマイク2本→ミックス

 

 
 
参加者の方にも実際にマイキングしてもらったり、マイクの距離によって音が変わることを体感頂きました。
 
 
 
講座は台本にないライブPAでのマイキングや、イコライザー、位相の話、ミックスではどうやって音作りするの?など、参加者皆さんとディスカッションし、非常に有意義でした。
旭ミュージックフェスタの実行委員長もご参加頂き、マイキングまでして頂きました。

そして初心者講師の暴挙により、予定になかったエレキギターのクリーントーンの追加収録 笑

それに見事対応したスーパーギタリストの高松氏には大変感謝しております。綺麗なトーンとみんなが唸るプレー、最高です。ありがとうございました^_^
 
 
 
なおこのマイキング方法、東京の師匠である江古田アコースティックレコーディングのパンジー関さんに教わりました。
このマイキングでレコーディングしたところ、オンマイクのサウンドが分厚くなったり、オフマイクによるアンビエント感がコントロールできるようになったのです。
ワークショップ開講で真っ先に思いついたのがこの3本のマイクでのマイキング。
受講後も丁寧に教えて頂き、誠にありがとう御座いました!
 
 
次に大阪の師匠であるD studioのエイジさんより、足りない機材を特別にお借りさせて頂き、大変感謝しております。
前日の練習では収録したテイクも聴いて頂いて、アドバイスも頂き、講座で実はその内容もお話しました 笑
講座で応用が効き、よりディープな話ができたのもエイジさんのおかげです。
誠にありがとう御座いましたm(_ _)m
 
そしてDOORSスタッフの皆さま、大変お世話になりました。
せっかくなのでと、一般の方は普段なかなか入ることのない芸術創造館のレコーディング用大部屋をご用意頂き、アンプもお借りさせて頂き感謝しております。
部屋の反響が心地よくて、贅沢な空間の中、見応えのあるレコーディングが出来ました。
スタッフの皆さまがとても親切で、来年もワークショップ開講のご依頼を頂きました!!
ありがとう御座いましたm(__)m
 
 
ちなみに母からのお花、「いいとも」じゃないんだからと言ってたのに 笑 現場に華を添えて頂きました。
 
 
 
 
いろんな方の協力で、今回のワークショップ、充実した内容になりました(^^)
 
 
 
 
音にこだわらない人からすれば微々たる変化なのかもしれない。しかし少しの差の積み重ねによって完成が大きく変わるのです。
 
ライブともレコーディングともまた違う緊張感の中、細かすぎて伝わるか分からない内容をしっかりお伝え出来たのが何より楽しかったです。
 
それではまた〜