CBITキダメソッドセッションを体験した東京都の小6女子さんのお母さんから感想文をいただきました。
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◉CBIT療法キダメソッドを受けられる前のお子さんの状況を教えてください
5歳の頃に初めて咳払いチックが出始めました。
何度か繰り返しながらも小学校に入学する頃までには落ち着きました。
その後も、風邪を引く(喉の痛み)→咳が出る→咳払いチックとなりましたが数週間くらいでチックもなくなっていました。
小学5年生の冬にまた喉の風邪を引いてから咳払いチックが再燃。
一日中していて音もだんだん大きくなってきました。
1ヶ月くらいして咳払いが消えたと思ったら、首振り、顔を触る、指をこするなどの運動チックが次々と出始めました。
また、小学校5年生の秋頃より少しの事で怒りが爆発し、親に対して暴言を吐くようになりそれが日々ひどくなっていき手が付けられない程でした。
本人も怒り発作中は自分を止められなく、しばらくして落ち着くと反省し謝ってくるの繰り返しでした。
ネットでいろいろ検索し木田さんのCBITキダメソッドに辿り着きました。
◉今回CBIT療法キダメソッドを受けられることを決めた理由を教えてください
咳払い音声チックから始まり喉ならし、さまざまな運動チックの症状が段々増えていきました。
4月から新学期が始まりクラス替えや最高学年になるプレッシャーもあったのかも知れません。
学校の先生にも相談させて頂きながら様子を見ていましたが、症状が改善されず、また怒り発作もどんどんひどくなり、本人もやめられない事が苦しいと言いはじめ、親子共に疲れ果ててCBITキダメソッドを受けてみようと思いました。
◉お子さんがCBIT療法キダメソッドを受けられている中で変化したこと、気づいたこと、成果があれば教えてください
最初、娘はとても緊張していて木田さんの問いかけにも返事をするのがやっとでした。
呼吸法を始めると少しずつチックが減ってきました。
また、イライラした時の対処法など、特に娘だけでなく私の言葉や態度が怒り発作を引き起こしてチック症状を悪化させていると指摘されました。
私自身も気をつける様に心がけていくうちに怒り発作がどんどん良くなっていきました。
怒りが抑えられるとチックが減ってくると言われた事が本当に実感できました。
その頃から木田さんと話す娘がよく笑う様になって、セッションを受けてるというか楽しんでる風に変わっていきました。
◉CBIT療法キダメソッドを受けた感想を教えてください
週1回のセッションを受けながら、最初は呼吸法をやらせるのも一苦労でしたが、回を重ねるごとに自分から進んで呼吸法をやると言ってきてくれて、症状が安定するにつれ娘がどんどん変わっていくのがとてもうれしかったです。
そして、チックや頭を悩ませていた怒り発作が、目に見えて減っていったのには驚きと感謝しかありません。
これから中学生になりチックのピークを迎えます。
呼吸法を毎日欠かさず続けていきたいです。
◉CBIT療法キダメソッドをどんな人に勧めたいですか
投薬や漢方、整体などチック症に効くと言われている情報がいろいろ飛び交っていますが、CBITキダメソッドは本人の努力でチックをコントロールできる最大の治療法である事をチックに悩んでいる親子の方すべての人にお伝えしたいです。
◉その他、何かチック、トゥレットのお子さんをお持ちの親御さん達にお伝えしたいことなどあればご自由にお書きください
咳払いの音声チックや消えては出てくる運動チックに私自身の心が折れ、この先娘はどうなってしまうのだろうと毎日不安でたまらない日々でした。
CBITキダメソッドと木田さんに出会えたことで、チック症は治すのではなくコントロールしながら上手に付き合っていくという事が大切なんだと教えて頂きました。
CBITは、何より子供の努力が必要不可欠です。
8回のセッションをやりきった娘をたくさん褒めてあげたいです。
そして、これからはチック症をコントロールできるCBITキダメソッドが自分を助けてくれると信じて親子共々頑張っていきたいです。
ありがとうございました。
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木田のコメント
東京都の小6女子さんです。
初回セッションの時に、1日に数回は激しく怒りを爆発させる強い怒り衝動、怒り発作のある子だということが分かりました。
本人は強張った表情でほとんど言葉を発さず、私もこれはラスボス級が登場したのではないか、先行き怪しいなあと若干暗い気持ちになったのを覚えています。
ところが、私がセッションの中で色々なことを説明したりする中で、時々彼女が発する、ほおーっ、という相槌に、あれ、この子はなかなか理解の早い頭の良い子だなと感じさせるものがあり、初回セッションの終わりに、宿題です、怒りを爆発させるのは今後一切禁止ですと私が告げると、ほおーっと彼女は承諾するかのような相槌を打ってくれたのでした。
その後はお母さんの書いておられる通り、多少の曲折はあったものの、小6女子さんのチックと怒り発作はどんどんと減っていき、最終回にはチックはほとんどなくて、怒り発作と呼ぶべきものは全くないという状態にまでなっていました。
激しい怒りとお母さんが呼んでいたものは、実は小6女子さんが一人で怒り狂っていたわけではなく、お母さんとの激しいほとんど血みどろの口論であったということが分かってきて、お母さんにも10言いたいことがあったら1に抑えてくださいとお願いしたところ、急激に怒り発作だと思われていたものは減っていったのです。
トゥレットの子の怒り発作は、本人の感情コントロールが出来ていない状態で発生するものが多いのですが、中には親子関係の歯車がずれてしまっていることで起こってくるものもかなりあります。
セッション開始時のチックの総量を10とした時の、セッション2回目以降のチックの量のお母さんによる評価は以下です。
10→8、7、4、3、3、2、1
小6女子さんはプログラマーになりたい理系女子で、だったら割と近所の早稲田の理工学部にしてはどうかと焚き付けたら、しっかりと人生の一里塚として早稲田の理工に入るという目標を立ててくれました。
まだだいぶ先ですが、合格しました!の連絡がくるのを楽しみにしています。
でわ
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CBIT(シービット)キダメソッドっていったい何のこと?と思われている方に少し解説させてください
トゥレット障害の主たる症状である運動チックや音声チックは、精神神経科や神経内科などで処方してもらえるお薬で改善させることは非常に難しいです。
中には薬でチックが減ったとおっしゃる場合もないではありませんが、大抵はものすごく眠くなって起きていることができないくらいの副作用が出たりします。
結局は薬でチックを減らすというのは、精神と神経の活発な活動を鈍くして、限りなく眠っている状態に近づけてチックを減らすということに他ならないのです。
漢方薬や鍼灸、整体などでチックを改善すると謳うところもあるようですが、私自身はそれが効いたという話を聞いたことがありません。
一方で、CBIT(シービット)は、アメリカ、カナダではチックの改善のための第一選択肢とされており、顕著な改善効果が得られることが権威ある学術雑誌に掲載された論文でも述べられています(https://jamanetwork.com/journals/jama/article-abstract/185896)。
CBIT(シービット)は簡単に言うと、チックを拮抗反応というチックが出せなくなる筋肉の動きでブロックして、チックを出さそうとする衝動を抑え込み、その衝動を減らしていくことによりチックが出にくくなるようにしていくという行動療法です。
行動療法という呼び方でも分かる通り、CBIT(シービット)は心理療法ではありません。むしろ筋トレのようなトレーニングと思った方が当たっています。
CBIT(シービット)は、100%のトゥレット障害のチックに効果があるというわけではありませんが、私自身がセッションをしてきた経験から言うと、7割以上の方に大きな改善が見られています。
そのCBIT(シービット)に実際の臨床経験から様々な工夫、改良、改善を加えて出来上がったのがCBIT(シービット)キダメソッドです。
具体的な体験者の声はこちらのリンクからご覧いただけます(http://cbitjapan.com/cbit-voice/)。
もう少し詳しいCBIT(シービット)キダメソッドの説明を知りたい方は、こちらの無料通信メール講座に登録お願いします(https://48auto.biz/cbitjapan/touroku/entryform2.htm)。
CBIT(シービット)キダメソッドと一般社団法人日本CBIT療法協会についての情報は、公式ウェブサイト(http://cbitjapan.com/)をご覧ください。
ウェブサイトはごちゃごちゃしてわかりにくいから嫌だという方は、こちらのページがお薦めです(http://lp.cbitjapan.com/lp-sp/)。
もしお子さんが運動チックや音声チックで苦しんでいて、お母さんやご家族も精神的に疲れはててしまっているのなら、ぜひCBIT(シービット)キダメソッドを試してみられることをお勧めします。
お問い合わせは木田(kidatpyo@cbitjapan.com)までお気軽にどうぞ。
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