CBITキダメソッドのセッションを経験した神奈川県の中1男子君のお母さんから感想文をいただきました。
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◉CBIT療法キダメソッドを受けられる前のお子さんの状況を教えてください
一年近く鼻すすり、咳払いを毎日出し放題の状況でした。
咳払いは胸が痛くなるほど力強くしていました。
強迫性障害もあり、舌を噛む、爪を潰すなどの症状が出たり消えたりしています。
◉今回CBIT療法キダメソッドを受けられることを決めた理由を教えてください
少しでも症状が良くなるものを探していたところ、行動療法を知り、CBITを受けたいと思いました。
◉お子さんがCBIT療法キダメソッドを受けられている中で変化したこと、気づいたこと、成果があれば教えてください
CBITキダメソッドを受ける2ヶ月ほど前から自己流ですが、呼吸練習をしていて、たまたまかもしれませんがセッションが始まる時には鼻すすりや咳払いが少しですが、以前より減ってきた状態でのスタートでした。
セッションが始まって、本人はとてもやる気で、木田先生に出された宿題はしっかりとこなしていました。
私は始める前は呼吸ぐらいで、本当に変わるのかなと半分疑っていましたが、正しく真面目にやるとすぐに効果があってびっくりしました。
ただ、本人は少し良くなると満足してしまうところがあり、次第に呼吸練習や拮抗反応をサボりはじめてしまいました。
本人が毎日続けることは、とても大変なことですが、出された宿題をしっかりとやれば確実に良くなることは実感しました。
私自身もセッションを受けて息子に対しての声かけや声のトーンなど、気をつけなくていけないことにも改めて気づくことが出来てとても良かったです。
◉CBIT療法キダメソッドを受けた感想を教えてください
息子は木田先生が教えてくれることは素直に聞いて真剣に取り組んでいたと思います。
まだまだチックをコントロールできるようになるまで時間はかかりそうですが、コントロールできる術を知ったことはとても大きいです。
思春期でたまに癇癪も出るので、対応に悩むこともありますが、木田先生に相談するとすぐに対応策を教えてくださり、とても助かりました。
セッションは終わりましたが、教えていただいたことを毎日コツコツ続けて、チックフリーを目指してこれからも親子で頑張りたいと思います。
◉CBIT療法キダメソッドをどんな人に勧めたいですか
チックに悩んでいるすべての方にお勧めしたいです。
◉その他、何かチック、トゥレットのお子さんをお持ちの親御さん達にお伝えしたいことなどあればご自由にお書きください
CBITキダメソッドを受けるのに適した年齢があるかとは思いますが、チック症状があるならできるだけ早くCBITキダメソッドを受けたほうがいいと思います。
CBITキダメソッドはチックだけでなく、メンタルも整える効果もあると思うので、不安や心配な気持ちの時こそ親子で深呼吸をすることをお勧めします。
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(括弧内はお母さんによる評価です)
木田のコメント
神奈川県の中1男子君です。
セッション開始時にはチックの種類も3つしかなく、セッション時には緊張のせいもあるようで全く衝動も出ないということが続いていたので、案外スルスルとチックは無くなっていくのではないかと予想していたのですが、思ったより中1男子君のチックの、特に鼻すすりの衝動が強くて、チックが半分に減ったあたりから足踏み状態に陥り、さらにお母さんの文章にもあるとおり、チックがある程度減ったことで呼吸練習などを最初のうちほど熱心にやらなくなったせいで、セッションの最終回に新しいチックが出現するという状況になってしまったのは私としては残念なことでした。
セッション開始時のチックの総量を10とした時の、セッション2回目以降のチックの量のお母さんによる評価は以下です。
10→9、7、5、5、4、3、3
練習を熱心にやろうとする時と急にやる気がなくなってしまう時が交互に来るような情緒の浮き沈みがあるのはトゥレットあるあるではあり、私自身もそういう情緒の浮き沈みには散々苦労してきました。
自分にはそういうところがあるのだから、力が入りすぎる時には力を抜き、気持ちが沈んだ時には、しばらく待っているとまた浮き上がってくると楽観的に構えるようにする心構えが私たちトゥレット族には必要なのです。
なので、中1男子君も気分の上下に翻弄されすぎないように気をつけて、最低限これだけはきちんとやろうということを決めておいて、地道にコツコツやり続けることを是非実行するようにしてください。
そうすれば、チックも制覇できるようになるし、人生全般にわたってそこそこ悪くない生き方をしていけるようになると思いますよ。
でわ
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CBIT(シービット)キダメソッドっていったい何のこと?と思われている方に少し解説させてください
トゥレット障害の主たる症状である運動チックや音声チックは、精神神経科や神経内科などで処方してもらえるお薬で改善させることは非常に難しいです。
中には薬でチックが減ったとおっしゃる場合もないではありませんが、大抵はものすごく眠くなって起きていることができないくらいの副作用が出たりします。
結局は薬でチックを減らすというのは、精神と神経の活発な活動を鈍くして、限りなく眠っている状態に近づけてチックを減らすということに他ならないのです。
漢方薬や鍼灸、整体などでチックを改善すると謳うところもあるようですが、私自身はそれが効いたという話を聞いたことがありません。
一方で、CBIT(シービット)は、アメリカ、カナダではチックの改善のための第一選択肢とされており、顕著な改善効果が得られることが権威ある学術雑誌に掲載された論文でも述べられています(https://jamanetwork.com/journals/jama/article-abstract/185896)。
CBIT(シービット)は簡単に言うと、チックを拮抗反応というチックが出せなくなる筋肉の動きでブロックして、チックを出さそうとする衝動を抑え込み、その衝動を減らしていくことによりチックが出にくくなるようにしていくという行動療法です。
行動療法という呼び方でも分かる通り、CBIT(シービット)は心理療法ではありません。むしろ筋トレのようなトレーニングと思った方が当たっています。
CBIT(シービット)は、100%のトゥレット障害のチックに効果があるというわけではありませんが、私自身がセッションをしてきた経験から言うと、7割以上の方に大きな改善が見られています。
そのCBIT(シービット)に実際の臨床経験から様々な工夫、改良、改善を加えて出来上がったのがCBIT(シービット)キダメソッドです。
具体的な体験者の声はこちらのリンクからご覧いただけます(http://cbitjapan.com/cbit-voice/)。
もう少し詳しいCBIT(シービット)キダメソッドの説明を知りたい方は、こちらの無料通信メール講座に登録お願いします(https://48auto.biz/cbitjapan/touroku/entryform2.htm)。
CBIT(シービット)キダメソッドと一般社団法人日本CBIT療法協会についての情報は、公式ウェブサイト(http://cbitjapan.com/)をご覧ください。
ウェブサイトはごちゃごちゃしてわかりにくいから嫌だという方は、こちらのページがお薦めです(http://lp.cbitjapan.com/lp-sp/)。
もしお子さんが運動チックや音声チックで苦しんでいて、お母さんやご家族も精神的に疲れはててしまっているのなら、ぜひCBIT(シービット)キダメソッドを試してみられることをお勧めします。
お問い合わせは木田(kidatpyo@cbitjapan.com)までお気軽にどうぞ。
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