CBITキダメソッド体験者の感想文 / 東京都小2男子 | てつおのチック、トゥレット、CBIT(シービット)キダメソッドのブログ

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チック、トゥレットのための日本CBIT(シービット)療法協会代表 キダメソッド

CBITキダメソッドセッションを体験した東京都の小2男子君のお母さんから感想文をいただきました。

 

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◉CBIT療法キダメソッドを受けられる前のお子さんの状況を教えてください

 

小学校1年の夏休みからアッと言う声が出るようになりました。

たまにお友達から何で声が出るの?と言われる事はありましたが、授業中にチックが出る事もなく、日常生活で目立つ様子もなかったので様子見をしていました。

2年生になった頃、口内炎ができたのをきっかけに口の中を噛むチックが出現し、口の中に大きな怪我を負いました。

そこからチックの種類も増えていきました。

口の中が痛くて、大好きなサッカーも思う様に出来なくなり、学校も痛くて楽しめず、本人の自信がどんどん下がっていき、私自身もどうしてあげたらいいのか分からず途方にくれていました。

病院でお薬も貰いましたが、いまいち効果が感じられず、ずっと薬に頼るのもという思いもありました。

 

◉今回CBIT療法キダメソッドを受けられることを決めた理由を教えてください

 

まずは情報収集をと思い、チックの事を調べる中で知り合った方から、CBIT療法キダメソッドを教えて頂きました。

木田先生のブログを読み、自分でコントロールしてチックと立ち向かう事が出来るという事を知り、本人の自信回復に繋がり、親子でチックに振り回されない生活を送れればと強く思い、受ける事にしました。

 

◉お子さんがCBIT療法キダメソッドを受けられている中で変化したこと、気づいたこと、成果があれば教えてください

 

毎日の呼吸練習は、親子共々根気がいる大変な練習ですが、本人が呼吸と拮抗反応を駆使する事でチックや衝動が減り、毎日楽しく過ごせる事に気付いたようで、それが日々の練習を頑張れる原動力になったようです。

セッションを進める毎にチックや衝動が出る頻度が減っていき、8回のセッション終了後には、本人が呼吸を使いながら衝動を抑える努力をしていることもあって、ほとんど分からない位になりました。

セッション期間もオリジナルの拮抗反応を編み出したりして、大変ながらも楽しんで取り組んでくれていました。

これも、木田先生の声掛けや当事者ならではの共感があったからこそ本人のやる気に繋がったのだと思います。

すぐ怒る傾向があったのですが、怒り衝動も減り穏やかになった気がします。

 

◉CBIT療法キダメソッドを受けた感想を教えてください

 

本人にチックについて説明するとチックが増えてしまうのではないかと心配だったのですが、本人がチックを理解する事で納得感がうまれ、自分でコントロール出来るならしたい!とポジティブになってくれたので、話して良かったと思います。

家族内でチックの事をオープンに話せる様になった事も良かったです。

新しいチックが出るとどうしたらいいかを相談して来てくれる様になり、親子で拮抗反応を考え、呼吸をしてみたり一緒になって立ち向かう事が出来ています。

 

◉CBIT療法キダメソッドをどんな人に勧めたいですか

 

親子共々チックに翻弄されてしまっていたり、自分でコントロールする術を身につけさせてあげたいと思っている方にお薦めしたいです。

親も本人もチックを減らす術を知ってるという事だけで安心感が得られ、不安感を減らせると思います。

中々効果が出なかったとしても、正しい呼吸法を覚えるという事だけでも身体にはプラスの面が大いにあると思います。

 

◉その他、何かチック、トゥレットのお子さんをお持ちの親御さん達にお伝えしたいことなどあればご自由にお書きください

 

チックはほぼなくなりましたが、年齢的にもまだ油断はならないので、毎日の呼吸練習は欠かさず続けていこうと思います。

この様な療法に出会えたご縁に感謝してます。

 

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木田のコメント

 

東京都の小2男子君です。

本人とお母さんが家でセッションに参加し、お父さんも毎回必ず都心の職場からZOOMで参加するという最近増えてきているパターンでした。

統計分析まではしていませんが、お父さんが積極的にセッションに参加されるご家庭のお子さんたちは、大体においてチックの改善率が良いという経験があるので、この小2男子君のケースも良い感じで推移するのではないかと思っていましたが、果たしてその通りになりました。

初回セッションを受ける前のチックの総量を10とした時、2回目以降のチックの量をお母さん(この場合はお父さんのも含む)に評価してもらった結果は以下です。

 

10→ 7、5、3.5、2、2、1、0.5

 

最初のうちは、全体的にはチックは減っていっている感じはあるものの、あるチックが減ったら別のチックが現れるというモグラ叩き状態になっていました。

これはセッションを始めて2、3回目くらいまではよく起こることで、抑え込まれた衝動が出口を求めて出てこようとしている感じです。

それもセッションの回数を重ねるごとに減っていき、新しいのが出てきたとしても衝動はごく小さなものでしかなくなっていきますので、あるチックはなくなったが新しいのが出てきたといって慌てる必要はありません。

小2男子君はチックのある子によくある事ですが、IQが127だとかで、小2ながら理解がとても良く、チックに向き合う姿勢が大事なんだということを早いうちから分かってくれたようで、その事も改善の早さを後押ししてくれたように思います。

IQが東大生の平均を超えておりますので、深呼吸の練習をルーティン化してチックをコントロールすることに慣れてしまえば、あとは順風満帆で思い通りの人生を歩いていけることでしょう。

将来の日本のリーダー層に、私はCBITキダメソッドを受けました、みたいな人たちがいっぱい出てきたら面白いなあと夢想したりしてますが、その頃には私は生きてないでしょうね、残念。

 

でわ

 

 

 

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CBIT(シービット)キダメソッドっていったい何のこと?と思われている方に少し解説させてください

トゥレット障害の主たる症状である運動チックや音声チックは、精神神経科や神経内科などで処方してもらえるお薬で改善させることは非常に難しいです。
中には薬でチックが減ったとおっしゃる場合もないではありませんが、大抵はものすごく眠くなって起きていることができないくらいの副作用が出たりします。
結局は薬でチックを減らすというのは、精神と神経の活発な活動を鈍くして、限りなく眠っている状態に近づけてチックを減らすということに他ならないのです。
漢方薬や鍼灸、整体などでチックを改善すると謳うところもあるようですが、私自身はそれが効いたという話を聞いたことがありません。
一方で、CBIT(シービット)は、アメリカ、カナダではチックの改善のための第一選択肢とされており、顕著な改善効果が得られることが権威ある学術雑誌に掲載された論文でも述べられています(https://jamanetwork.com/journals/jama/article-abstract/185896)。
CBIT(シービット)は簡単に言うと、チックを拮抗反応というチックが出せなくなる筋肉の動きでブロックして、チックを出さそうとする衝動を抑え込み、その衝動を減らしていくことによりチックが出にくくなるようにしていくという行動療法です。
行動療法という呼び方でも分かる通り、CBIT(シービット)は心理療法ではありません。むしろ筋トレのようなトレーニングと思った方が当たっています。
CBIT(シービット)は、100%のトゥレット障害のチックに効果があるというわけではありませんが、私自身がセッションをしてきた経験から言うと、7割以上の方に大きな改善が見られています。
そのCBIT(シービット)に実際の臨床経験から様々な工夫、改良、改善を加えて出来上がったのがCBIT(シービット)キダメソッドです。

具体的な体験者の声はこちらのリンクからご覧いただけます(http://cbitjapan.com/cbit-voice/)。
もう少し詳しいCBIT(シービット)キダメソッドの説明を知りたい方は、こちらの無料通信メール講座に登録お願いします(https://48auto.biz/cbitjapan/touroku/entryform2.htm)。
CBIT(シービット)キダメソッドと一般社団法人日本CBIT療法協会についての情報は、公式ウェブサイト(http://cbitjapan.com/)をご覧ください。
ウェブサイトはごちゃごちゃしてわかりにくいから嫌だという方は、こちらのページがお薦めです(http://lp.cbitjapan.com/lp-sp/)。


もしお子さんが運動チックや音声チックで苦しんでいて、お母さんやご家族も精神的に疲れはててしまっているのなら、ぜひCBIT(シービット)キダメソッドを試してみられることをお勧めします。
お問い合わせは木田(kidatpyo@cbitjapan.com)までお気軽にどうぞ。

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